ロシアのルーブルが急落し、金利が17%に利上げ、新聞、テレビで報道されて
います。何が起きたのか?
マスコミ報道によると、ウクライナ危機による欧米の経済制裁の影響がじわじわ
効いて、景気減速の恐れが強まったこと、もう一つは、原油安。世界での需要
減退もうけて、ニューヨークでの原油の先物取引が5年7ケ月ぶりの安値とか。
石油輸出機構からの日本への価格が1バーレル90ドル台で前年より19%の
下落。(その割には、円安もあってか、余り値下げの実感ありません)ロシアは
資源大国で、原油と天然ガスが輸出の6割を占め、これによって、借金を返さ
ないのではの不安から、ルーブルの下落。大幅利上げとなりました。
「これ安いよ、私、15年ほど前に日本に行ったのよ」と人懐っこい顔の売り子の
おばさん。「亀田さん、うちに採れた野菜だよ、沢山食べて」旧知のお 宅をお
邪魔したとき、リーデアさんが手料理をふるまってくれました。9月にシベリア、
イルクーツクを訪問したとき、1ルーブルが3,3円ぐらい。これが6 割の値下が
り(1ドル=79ルーブル)で、1ルーブルが1.5円ぐらいになります。円とドルでい
えば、1ドル220円以上になったことになります。最近は 食料品が輸入ものが
多いと聞きます。レストラン含め住民の食への打撃は大きいです。しかも、金利
が17%台なんて、貿易時代の高インフレに近い感じです。 心配。
ロシア関係の経済雑誌への投稿を依頼
されていました。選挙があり、止めていましたが、昨日午前中に原稿書き。9月
初めに、ノボシビルスクで開かれたフォーラムでの発言を基本に中小企業での
経済交流を展望して、書きました。大企業は高水準でロシアとの貿易が活発、
でも中小企業は?私の知人も何をしているのか、あまり聞こえてきません。国際
商取引を厳守するという大小問わずの原則を基本に、リスクあるゆえ、情報の
公開・交換、その役割を果たすセンターの開設、自治体や大学機関との協力な
ども必要。
ジェトロが調査したモスクワに住む人への対日アンケート。好きな外国料理に、
イタリア、フランスと並び日本料理。その理由は?味の良さ、健康に配慮、安全
性の高さ。食品購入時の注意は?味・健康・経済性。味の良さは7割。民族違
っても皆さん、同じ。