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こんにちは亀さんです

住民の願いが政治に届くようにと日本共産党石川1区(金沢市内)で活動しています。

「ダイアモンド・プリンセス号」が金沢に

2014-06-15 08:26:03 | 日記
米国の大型クルーズ船「ダイアモンド・プリンセス号」が14日金沢に初入港
しました。全長290メートル、高さ62メートルで、地上18階の大きなホテルが
ある感じです。

かつて、ロシア貿易に従事していた当初、北海道の人も九州の人もみんな、

横浜から船に乗って、仙台沖を通り、津軽海峡の荒波をのりこえ、3日目の

夕方にロシア・ナホトカ港に到着する出張が常でした。大桟橋での見送り客

との紙テープが切れても、手を振ってしばしの別れを惜しむ旅行客、5千トン

クラスのロシア船でしたが、200名近くの乗客は一流コックのロシア料理を

堪能し、夜には船長手配のダンスパーテイで乗客同士の交流、看板で異国の

人との交流、太平洋の波のうねりに身をまかせる船での船酔い、絶えず聞こ

えるロシア語アナウンスで、いつの間にか耳にロシア語が残っている、商社

マンは商談で活用するサンプル(繊維品、ミニ家電、カタログ類など)を段

ボールにいれて、船で運ぶ そんな状況での貿易でした。10年後仕事は飛行機

での往復となりましたが、船の旅はなんとも言えない風情があります。

ロシアとの友好運動の中でも70年代ー80年代は、金沢港にロシアの客船

(4-5千トン)が入港し、日本最初の港である金沢、石川県をアピールし、

友好親善を深めました。港に客船が入ると身体も自然と向かいます。

10万トン以上というかつてない大型(通常は3-5万トン)客船のため、通常

接岸する戸水の方でなく、貨物専用の大浜埠頭です。目の前には県が働き

かけたコマツの金沢工場という実に殺風景な場所。中を見学したいなと思っ

たら、かなり前に予約をした人だけ。

市内観光から帰ったある老夫婦に話かけました。ニュージーランドから来ら

れ、約8日間の旅とか、失礼ながらいくらぐらい?とお聞きしたら、3000ドル

くらい(約30万)だけど内容がよく満足しているとのこと、昨夜までの雨も

あがり、格好の上陸日となりました。最後はプサンまでとのこと、「have

 a nice trip」など言ってお別れしました。

目の前には、乗客相手の土産販売のテントも。偶然、お世話している県の担当

の方にもご挨拶。

250億円近く投入して造成した大浜埠頭ですが、10メートル以上の深さがない

と入港できない大型船の利用はわずか年間数隻で、実にもったいないというか、

ムダです。対岸の御供田埠頭からのコンテナ量は伸び、戸水や無量寺埠頭から

の貨物や客の出入りが増えているといいますから、むしろこちらの方を充実

させて、市民の憩いの場、市民交流の場のなるようにすればいいと思います。

それでも、県は更に、大浜埠頭を延ばして、天下のコマツさま御用達の場に

したいようです。