前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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大飯原発再稼働を決断し、8日に来福?しかし、安全性ぬきの再稼働は言語道断です!

2012年04月05日 | Weblog
      今朝の地元紙では大飯原発再稼働を総理が決断し、8日にも枝野大臣が来福、との記事。
しかし、昨日の安全専門委員会の議論でも関西電力の福島事故と同様な事態が発生した場合の対応がまだまだ不十分であることが浮き彫りになりました。安全ぬきの政治決断はクレイジーです。許されません。

      昨夕は、そういう情報の確認を県庁安全環境部と議長におこないましたが「東京のマスコミのリークでしょ。そんな日程はありません」と言下に否定していました。それなのに、1面トップに。
地元紙がそろって「誤報」?、それとも福井県庁もあずかりしらないところで勝手に政権中枢が決めている?

           ★


     昨日は、福井県原子力安全専門委員会が開かれ傍聴しました。

関西電力、日本原電、原子力研究開発機構が福島原発事故をふまえた安全対策の実施状況を説明し、質疑がかわされました。

    やりとりのなかで「耐震の重要度が低い機器が壊れることが、上位の機器に影響はないのか」との質問に「きちんと700ガルで評価している」とか、「冷却機能が喪失した場合どうするか」との質問に「すべての機能がつぶれるところまではあまりないと考えている」とか、「福島のようにパラメータが見られなくなった場合の対応は」との問いに「そのような訓練はされていない」と回答するなど、まだ不十分な面が多いことが浮き彫りになりました。

     関西電力や保安院は「福島と同じ地震津波でも大丈夫」と喧伝していますが、「福島とおなじような機器の危機をどう克服するか」ということになるとまだまだという状況であることがはっきりしました。


「安全ぬきの再稼働はダメ」と言いましょう。声をあげましょう!