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かーちゃんはつらいよ

施設入所した19歳そうちゃん(自閉症、最重度知的障害、強度行動障害、てんかん)のかーちゃんが書く雑記。

行事前パニック

2014年11月06日 21時56分04秒 | みゆみゆとの生活
きたきた。
行事前パニック。

何度もここで書いているように、自閉症の子は「変化」に弱いのが特徴です。
いつも一緒、が安心。

だから、「もうすぐ学校祭」ってにわかに学校の授業で「劇の練習」が始まったことは、
そうちゃんにとって不安以外の何物でもないみたい。
今週から始まった、劇の練習。
一昨日、昨日と、朝がすんなりいかなくなってきました。

火曜日、「しえんがっこういくよぉ?」とニコニコで車に乗ってくれたそうちゃん。
水曜日、車に乗ってすぐに「トイレー。」と言ったので、慌てて下ろして家のトイレに連れて行きました。
そのままちょっと走り回りかけたので、つかまえてグイグイ引っ張り、チャイルドシートへ。セーフ。

そして今日、木曜日。
車に乗せると、チャイルドシートには全く座る気もなく、すぐに降りようとして「トイレ―。」。
おや、これ毎朝のパターンになるのか?と心配になったけど、支援学校のバスは40分くらい乗っていなければならないので、トイレに行かせないわけにもいかない。

トイレに行った後、「うえでネンネするよぉ?」と素早く脇をすり抜けて2階に行こうとするそうちゃん。

おっと、待った!
すかさずつかまえる。

こういう時、私の腕はぐいーんと伸びているのではないか、と錯覚する。
「怪物くん」みたいに。いや、「ワンピース」の主人公みたいに。

つかまえた時の抵抗感が、昨日より、強かった。
なので、かなり力を入れて、玄関から出し、車に押し込む。
グイグイ車に押し込んだら、そうちゃんの力が抜けて、あっという間にそうちゃんは運転席へ。

おいおい・・・
どうした、そうちゃん。
ハンドル握って満面の笑み。

「頼むから後ろのシートに座って。バス間に合わないよ。」
と懇願してみたけど、
そもそも「頼むから」とか、そうちゃんにはわからんわな、と頭の隅で思う。

結局タイムリミットは近付き。妥協策。
私がそうちゃんを押しのけて運転席に座り、そうちゃんは隣の助手席へ。
助手席のシートベルトを締めて、「動かないでよ」と切羽つまった顔(たぶん)で言い聞かせる。

いざ出発。
バス停までは、10分もかからない距離なのですが。

半分まで来たところで、飽きたらしいそうちゃんが、

ロックを外して助手席のドアを開けた!動いてる車で!
OH,MY GOT

久々に、背中を冷たい物が走った感覚。
ぞっとしました。

すぐに車を止めて、後ろからクラクション鳴らされながら、ドアのカギをし直し、そうちゃんを説得。
ああ、もうバスが来る!
今日午前中仕事もあるのに!
結局そうちゃんの腕を×の形に組ませて私の左手で上から押さえ、片手運転でバス停まで行きました。
なんとか間に合ったけど、泣きそうでした
朝からくたくた・・・。

今日、帰宅後のそうちゃんは、ハイテンション気味で。
「しえんがっこう、いやー!」
と叫び、明日の予定を「ほいくえんいく!ゆうぎしつでビデオみる!」と繰り返していました。

学校では、とってもスムーズに劇の練習をしているらしいんだけど。
こりゃしばらく大変そうだ・・・。

明日の朝は、みゆちちに手伝ってもらうことにしました。
出勤がギリギリになってしまうのが申し訳ないんだけど。
たぶん、明日も修羅場が予想されるので。
ごめんね、よろしく、みゆちち。