本日は青山円形劇場に「劇団、本谷有希子」の「甘え」を見に行く。
本谷さんのお芝居はよくみていたのだけど、
前回、前々回の2本を見損ねていて久々に観劇。
本谷さんの芝居に普遍的にあるのが
「性格に欠陥を抱える」「全員が強いコンプレックスを抱える」「不道徳」。
あと、絶対「性」にかかわるエピソードが入っています。
今回は父に不条理な形で縛られ続ける主人公(小池栄子)と
それを取り巻く友人、父の彼女、友人の好きな先輩の5人で話は進みます。
しかし。
まーしかし、円形劇場って客席近いんだよなあ。(笑)
近っ。近っ。って何度も思いました。
だからこそ、迫力や空気感が生生で伝わってきます。
小池栄子が父(大河内浩)に暴力をふるわれそうなシーンなんて、
本気でドキドキしてしまう。
何より大河内さんの体つきが、本当に「工事現場で働く父」の体つきだった。
役者さんってすごいな。(それが演技のうちなのか!?)
何より小池栄子の友人役の安藤玉恵さん、すごいです。
ナチュラルに、あの役こなしている。今後も気になる。
ちょっと危ない?父の彼女広岡さんは安心感、
友人の好きな先輩水橋さん、声のソフトさなんかで
本来非道キャラなのに、妙に「優しいんですよ、先輩は」に納得。
そして、小池栄子。よかった。
あと、近いので「やっぱり美人だな」とつくづく。
舞台にもっと出てほしい女優さんになりました。(私の中で)
芝居の内容については。(ややネタばれ・そして私の解釈です)
価値観コンプレックスの主人公がそのコンプレックスと父との関係に悩むあまり、
一般的には考えられない「不道徳」によって
価値観そのものをぶっ壊そうとするわけなんです。
(それによって自我を守ろうとする。)
それはわかるんですけど(方法論はもちろん理解できませんが(笑))
結局的に自分が無理やり仕掛けたことでは
価値観ってぶっ壊れないと私は思うんですけど、いかがでしょうか。
仕掛けたとしても、その上で他者の関係とか状況の相乗効果で
(こちらが想定できないような「何か」がプラスされて)
価値観が変わるんじゃないのかしら。
そうゆう滑稽さも見せたかった、という意味か。
(自分で「これやれば価値観変わる」と無理やり「仕掛ける」くらい
そのコンプレックスから離れたい主人公、人はその辛さから逃げたくなるよね、みたいな)
そしてなぜ毎回「性」が絡むんだろう…
人間の滑稽さが出やすいからですか!?
というか、芝居は結構「性」が絡むもの、多いんですが…
異常に苦手な私、なんともどぎまぎしちゃうんです。
本谷さんのその表現は、その場合の「女性の心理」や「女性のドロドロ感」が
底辺に流れていて、なんとも…
「うぅぅ…」ってなります…。(苦笑)
とはいえ、見ずにはいられないのは、魅力的な証拠か。
人気劇団の公演ですが、月・火・水あたりなら、まだチケットがある様子。
来週末くらいまでやっているようなので、ご興味ある方はぜひ。
本谷さんのお芝居はよくみていたのだけど、
前回、前々回の2本を見損ねていて久々に観劇。
本谷さんの芝居に普遍的にあるのが
「性格に欠陥を抱える」「全員が強いコンプレックスを抱える」「不道徳」。
あと、絶対「性」にかかわるエピソードが入っています。
今回は父に不条理な形で縛られ続ける主人公(小池栄子)と
それを取り巻く友人、父の彼女、友人の好きな先輩の5人で話は進みます。
しかし。
まーしかし、円形劇場って客席近いんだよなあ。(笑)
近っ。近っ。って何度も思いました。
だからこそ、迫力や空気感が生生で伝わってきます。
小池栄子が父(大河内浩)に暴力をふるわれそうなシーンなんて、
本気でドキドキしてしまう。
何より大河内さんの体つきが、本当に「工事現場で働く父」の体つきだった。
役者さんってすごいな。(それが演技のうちなのか!?)
何より小池栄子の友人役の安藤玉恵さん、すごいです。
ナチュラルに、あの役こなしている。今後も気になる。
ちょっと危ない?父の彼女広岡さんは安心感、
友人の好きな先輩水橋さん、声のソフトさなんかで
本来非道キャラなのに、妙に「優しいんですよ、先輩は」に納得。
そして、小池栄子。よかった。
あと、近いので「やっぱり美人だな」とつくづく。
舞台にもっと出てほしい女優さんになりました。(私の中で)
芝居の内容については。(ややネタばれ・そして私の解釈です)
価値観コンプレックスの主人公がそのコンプレックスと父との関係に悩むあまり、
一般的には考えられない「不道徳」によって
価値観そのものをぶっ壊そうとするわけなんです。
(それによって自我を守ろうとする。)
それはわかるんですけど(方法論はもちろん理解できませんが(笑))
結局的に自分が無理やり仕掛けたことでは
価値観ってぶっ壊れないと私は思うんですけど、いかがでしょうか。
仕掛けたとしても、その上で他者の関係とか状況の相乗効果で
(こちらが想定できないような「何か」がプラスされて)
価値観が変わるんじゃないのかしら。
そうゆう滑稽さも見せたかった、という意味か。
(自分で「これやれば価値観変わる」と無理やり「仕掛ける」くらい
そのコンプレックスから離れたい主人公、人はその辛さから逃げたくなるよね、みたいな)
そしてなぜ毎回「性」が絡むんだろう…
人間の滑稽さが出やすいからですか!?
というか、芝居は結構「性」が絡むもの、多いんですが…
異常に苦手な私、なんともどぎまぎしちゃうんです。
本谷さんのその表現は、その場合の「女性の心理」や「女性のドロドロ感」が
底辺に流れていて、なんとも…
「うぅぅ…」ってなります…。(苦笑)
とはいえ、見ずにはいられないのは、魅力的な証拠か。
人気劇団の公演ですが、月・火・水あたりなら、まだチケットがある様子。
来週末くらいまでやっているようなので、ご興味ある方はぜひ。