ミヤソノブログ

美味しいものと、趣味の演劇・美術鑑賞、
そして浪費コレクションの一部を公開。
たまに日記あり。

KING OF POP

2009年11月11日 | 観劇、感激
私、別に世代じゃないですがMJ大好きです。

子供のころ、母が見せてくれた「ムーンウォーカー」に驚き、
「外人さんってのはー、すごい踊りをするんだなー」と思ってましたが、
あんなダンスができる人は他にはいないということを知るまでには
そう時間はかかりませんでした。

TDLに行ったら、絶対に「キャプテンEO」は見たし、
ジャクソン5も大好き。唯一無二の存在。

というわけで、亡くなったニュース聞いた日は本当にショックで
一日テンション下がりました。
(とはいえ、ある日、きらめきながら生き返るような気もしてしまうのが
 MJのすごいところ。(笑))

そんなMJの最後のMOVIE「THIS IS IT」、ようやく見てきました。

いやぁ…本当にすごいです。
ぜひ見てもらいたい。

天才の一部を垣間見れる感覚。
そもそもこの人は自身のプロデュースに最も長けてる人なので
(スターはみんなそうですよね)
ライブに対するプロデュース力も抜群。
「ここはこうしたい。こうしたほうが絶対によい」という意見が
観客としては一番うれしい案だったりする。

あのライブ、本当にライブとして公演していたら…と心底思います。

さらに一流のスタッフも揃っていて、対応の早さや仕事の素晴らしさも
垣間見れます。
マイケルの指示は、基本「マイケル語」なのですが(比喩が多い)
それをものすごい素早さで吸収、具現化し、望み以上のパフォーマンスを行う。
(「それってわかりません」という状況が全然ないのが一流のプロ)

こうした部分でも大変勉強にもなります。

緊張感漂う現場だろうけど、スタッフ全員が楽しんで行っているのが
見ているこっちにもよく伝わる。
そんな状況がよくわかるだけに、本当に惜しい気持ちでいっぱいになる。

そして。
さらに何より、MJは謙虚で優しい。
あれだけのスーパースターだと、想像できないくらいの困難だらけ。
さらに天才に限って、純粋だから、
本当につらい思いをたくさんしたはずなのに。

私たちが、天才にたいして愛情もって接しなかった事に
神が怒って、連れて行ってしまったのかもしれない、とも思う。

この映画、見た人は、MJから元気をもらえます。
落ち込んでいても、落ち込んでいることを反省し、忘れさせてくれるくらいの衝撃がある。


最高のライブを見せてくれた「KING OF POP」に感謝。