Dying Message

僕が最期に伝えたかったこと……

五里喪中

2011-12-17 11:28:46 | Weblog
 年賀状って風習として始まった当初はすごく意義があったはずなんだよね。年に一度、親しい人などへ今年の感謝を述べ、来年のご厚情を願うという。いかにも義理や人情を重んずる日本人らしい、とても美しい習わしだと思う。

 でも、正直もう要らなくね?と僕は思っちゃう。だって、お勤め等をなさってる方は特にそうでしょうが、今は当初のコンセプトから外れて義務化してるんでさ。大多数の人は面倒で億劫ながら、出さないとうるさい奴がいるし、不義理だと見なされるし、みたいな感じで、仕方なしにJPへお金を貢いでるわけでしょ。

 いつも思うのは、ファストフードやファミレスの客対応ってしばしば批判されるじゃない。「心がこもってない」とかさ、そりゃバイトで安くこき使われてるんだから当然なんだけど、じゃあ年賀状だのお歳暮だのっていうのはいいわけ?と。さっきも言ったように、単なる義務感とか惰性で続いてる風習なんでさ、もはや1年のマニュアルに組み込まれているだけじゃん。1万円からお預かりしますってなわけじゃん。

 そう考えると、年賀状はメールが一番尊いと思うね。ハガキと比べたらまだ正規の形じゃない分、義務としては送らないわけでしょ。義務じゃない以上、本当に感謝を伝えたい奴にしか送らないというのがあって、だからこそ気持ちを感じるっていうか。紙の良さ云々という話は、単なる過去への未練、安いノスタルジーだろう。

 なんつって、本当にメールばかりになったら、製紙業やJPは困っちゃうんだろうけど。ましてや2011年は過去最高に喪中が多いんだろうし。こらこら(笑)。てなわけで、あけおめメール、大歓迎でーす。