ラヴェンダーの咲く庭で

「みゃーきんぐ・ぷあ」から変更。保護猫と綴る日々の備忘録、独り言にすぎない半径5mの記録です!基本、読み専です。

私は私に過ぎない・・・。

2018-04-20 01:06:36 | 日常
快晴。25-12℃




フェイジョアの葉が輝き、
今日は右手以外は痛くない、久し振りに幸せな日。

さて、貧乏くさい話だが、私の特技の一つにシャツのアイロンがけと、
なんと、靴下の継ぎがあるのですwwww
それは子ども時代からのお話です。


うふふ、貧乏くさいでしょ、
もう、ずーーっとの習慣なのです。

この塵も積もれば山となる節約で、
猫のステロイドが一粒でも買えて、弦が買えればいいじゃないの。私はそう開き直る。

そして、継ぎをしている間に心に想うのは、
昨日紹介したローラ・インガルス・ワイルダーの娘のローズの書いた、ローラがしていた継ぎ(ダチョウの卵を当てる)、
アリスウォーカー原作、スピルバーグ監督の「カラーパープル」の靴下の穴を繕うワンシーン、
そして、ルイザ・メイ・オルコットの「続 若草物語」のシーンであるから、私は楽しいのである。









若草物語のジョーは、お金持ちのローリーでなく、
清貧なベア先生とやがて結婚するのだが、独身の先生を見かねて、靴下の継ぎなんかしちゃうのだ。
君よ知るや南の国は、ゲーテの中では好きな部分、特にミニヨンの卵踊りのシーンが。

そして、必ず、君よ知るやで連想する檸檬。







ベアさんはマーチ家に受け入れられ、ジョーはぐんぐん美しくなっていきます。
けれどもベアさんはぱったり来なくなってしまいます。

「わたし、遠い西部で教えることになりました、お別れをいいにきたのです。」
「まぁ、そんな遠くへ!」
ベアさんは、ジョーの頬を伝う涙をみてしまいました。
「ジョー、なぜ、泣くのですか?」
「あなたが遠くへ行ってしまわれるから。」
「ああ、ありがとう。ジョー、わたし、財産も何もありませんが、愛だけは沢山持っています。このわたしを、あな他の心の中に入れてくださいますか?」
「ええ、フリッツ、喜んで!」

※ご安心ください、愛だけでは生きていけませんw
その後、叔母の財産が転がり込んで、それで二人は学校経営で安泰です!
 

若草物語に出てくる登場人物の子供達のお話。



ここでも少女小説と侮るなかれ、ゲーテ、エミリーブロンテ、ディケンズ、シェイクスピアそれはもう引用が出てくる。
そこからたどった本達よ、私の子ども時代。

うん、どんなに恰好をつけて背伸びをしても、地味な私は私に過ぎないのだ。
カラスが孔雀の羽を飾る童話を思い出す。
こんな、地味な生活の繰り返しだ。
リアルな私は、体調は万全でないが、実に静謐な時間を毎日過ごしている。
実際には、人は全然嫌いではないが、やはりかなり選ぶし、明るい事は大好きだが、
それに似て、非なる軽薄な事、騒がしい事は好きではない。
この世の殆どの事は、お付き合いにしかすぎない。処世術。

昨日、我が口から出た言葉は3つくらい?か、あとは階名のみという…。
音楽で、ようやく音が私に訪れた。
だが、いざという時に、
自分の意見がハッキリ言えて、ユーモアやウィットもあれば、それで十分だと思うに至る。
それでも、今日は落ち込むことがあったり…。
色々ね。
夕方、思い切って腹心の友に相談してみた、10歳上のお姉さんだ。

この私を20年以上、いや30年近い、私の隣で、毎日私をリアルで見てきた人。
癌のオペにも、立ち会ってくれた親友だ。
「一緒に老健入ろうぜ!」が合言葉www
私はネットでは半径5mの事しか書かないが、主に辛口の政治談議のできる貴重な女友達。

私の生い立ちも、私の両親、姉にも会っているし、我が家の事情は全部知っている。
色々な偶然が何個も重なって親友になっていった、もはや親戚づきあいに近い。
なんと我が家と彼女の家は4mしか離れていない。
自分の思い描く最後までのビジョンのために、私の心の内を話すことは為になった、
結局、次への勇気の一歩になった。

彼女は私の事を「永遠の大学生」と呼んでいる
(ご町内の皆さんもそう思っているのだそうなw)
そして、今までの私の仕事ぶり、暮らしぶりの軌跡を20年以上30年未満、隣でずっと見てきて、
とにかく貴女とリアルで話してみると、皆とはかなり思考が違う、
貴女のような女性には、まず出会ったことがない、今後もいないだろうと。
バイオリンも、新しい試みも、きっと出来るよ、素敵だ、頑張れ!と。
父親が生きているうちに見せたいね!と励ましてくれた。

(ネットの友人も今、論文を書いているそうな、友よ、頑張れ、)
こうして、ここには書かないと思うが、音楽の次に頑張る目標が出来たのでした!








それは、猫を看取った後も、私が死ぬまで私の心の支えになるだろう…。



庭にはタマリスク(ギョリュウ ロゼア)が咲いてきた。
シルクロードの花である。







見れば、私の心は、タマリスクからスウェン・ヘデンのさまよえる湖、ロプノール湖にとんでいる。

楼蘭のお墓から、発掘された、
髪にカササギの羽をつけて永遠に眠っている、碧い目だったろうと言われるうら若き女性の事を考える。

さて、思いをはせながらも、



※暑い密室で、すっぽんぽんです、嘘です、袖をまくっていますw

手はせっせと、、

大好きな曲の楽譜に、無謀にも絶対に今年中には弾くんだwwww!と、(難易度4!5のうちのw)
夢見ながら、真っ黒に書き込んでいる。私はカノンがやはり大好きです。綺麗に弾きたい。
カノンアレンジ。

【合唱曲】遠い日の歌 / 歌詞付き


さまよえるロプノール湖が、今ではダムによって干からび、
タリム川とともに、さまようどころでない事を、
残念ながら文明の発達とともに、こうして部屋にいながら知っている…。
沢山の伝説や、昔話の魑魅魍魎も、文明の発達で消えた事も。
(勿論、文明の恩恵に、しっかりとあずかっているわが身であるけど。)

そして、夕暮れ時に沈む夕日や、昇る月を見て、
「太陽の東、月の西」というトロールのかかわるノルウェーの昔話を、懐かしく思い出していたりする…。







なんて、美しい三日月!


そして、愛するラベンダー!!
コメント (6)
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