魅惑のブルーベリー

新規就農奮闘記。非農家から、ブルーベリー観光農園設立までの様子。野菜や果樹の栽培風景、愛犬コーギーとの楽しい毎日など。

薬剤防除について

2005-08-10 23:54:46 | 栽培
ブルーベリーは、ほとんどの場合、無農薬栽培が可能です。また、消費者に安心して生食して頂くためにも、除草剤や農薬の使用は、極力避けたいものです。

 農薬取締法の規定によりブルーベリーに適用の無い農薬は使うことが出来ません。現在ブルーベリーに登録されている農薬は有りませんが、「果樹類」、「ベリー類」で登録されている農薬を使用できます。
 
例えば、イラガ等の毛虫類にはBT水和剤が有用です。


    農薬名     希釈倍数     使用時期    使用回数   適用害虫
・トアロー水和剤CT 500~1000倍  発生~収穫前日まで  4回まで  ハマキ虫類

・デルフィン顆粒   1000倍     発生~収穫前日まで  4回まで  ハマキ虫類


平成15年3月10日 農薬取締法が大幅に改正されました。
 (ポイント)
①農家、非農家を問わず、農薬を使う人すべてが対象です。

②ラベルに記載の私用基準を厳守すること。

③無登録農薬の使用は、絶対不可です。

④罰則が強化されました。
  ・輸入/販売違反→3年以下の懲役又は100万円以下の罰金(法人は1億円)

  ・使用違反→3年以下の懲役又は100万円以下の罰金

詳細は、埼玉県 農林部 農産物安全課 農薬・植物防疫担当 にお問い合わせ下さい。

http://www.pref.saitama.jp/AO6/BCOO/anzen-top.html





ブルーベリー研修 in 川場村

2005-08-10 00:06:02 | Weblog
群馬県 川場村へブルーベリーの研修に行ってまいりました。

川場村は、2001年に日本ブルーベリー協会主催の全国大会会場になったところです。
また、群馬県は、農業総合試験場育成の、日本初の品種登録(おおつぶ星、あまつぶ星、はやばや星)されたところです。そのため、栽培種は、ほとんどハイブッシュ(上記3種のほか、ブルーレイ、ブルークロップ、バークレイなど)が中心でした。

 訪問した”宮田果樹園”さんは、川場村の中でブブーベリー産業を育成してきた中心的存在で、3ha:1万本規模の大農園です。栽培地は、起伏のある山林を切り開いた場所が多く、驚いたのは、土壌は赤土で穴を掘ってそのまま植えてあるとのこと(PHは4.5程度、ピートモス不使用)。
 ”田園プラザかわば”内のブルーベリー公園を無料開放し都内(世田谷等)からの集客に努め、生食での消費者教育と上記3品種によるブランド化戦略が成功しています。高島屋:千疋屋での販売も行われているとのこと。

 「川場村で売るのは、ブルーベリーだけではありません。川場ファンを作るため、1.満足(美味しさ)2.空間(景観)3.心(癒し)も売っています!!」
 この言葉が、非常に印象的でした。
園主さんのオープンハート/マインドに人間力の大きさを感じました。(by ヒロ)