魅惑のブルーベリー

新規就農奮闘記。非農家から、ブルーベリー観光農園設立までの様子。野菜や果樹の栽培風景、愛犬コーギーとの楽しい毎日など。

ブルーベリー樹:根域の改良作業

2005-11-30 00:01:57 | 栽培
来年度のブルーベリー樹の根の生育を良好に保つため、
根域の改良を行いました。
 
土壌改良のため、硫安散布後、ピートモス+籾殻+チップのブレンドを投入
しました。今春のティフブルーでの施用土の栽培試験では、各単体よりも上記ブレンド施用で良好な生育を示しました。
 これにより保湿性、通気性が確保され、良好な生育が期待できるはずです。

また、今までは籾殻を未使用でしたが、今回使用してみて、畝が黄金色になり、ブルーベリー緑葉(紅葉)が良く映えて綺麗になりました。
 摘み取り園の栽培環境は、重要ですね~。摘み取り園にも色々ありますが、個人的な好みとしては、防草シート敷き黒ポット栽培の人工的過ぎる園より、雑草が生えていたり、色々な生物が見られる園の方が好きです。単に好みの問題だとは思いますが、飽きずに、楽しく過ごせる癒しの環境を提供するには?・・・考えどころです。

神の降り立つ葡萄畑(Romanee-Conti)

2005-11-27 23:23:51 | Weblog
雑誌COURRIER Japonの創刊号に面白い記事見をつけました。

至高のピノ・ノワール 【ロマネ・コンティ】 神の降り立つ葡萄畑

そこには、かの有名なロマネ・コンティを生み出す畑の写真が載っていました。
 畑の境界にはこの畑のシンボルである十字架が、たっています。
このワインを生み出す畑の面積は、わずか1.85ha。年間の生産量は6000~7000本程度です。このワインの優美で繊細な香は、どこから来るのか?
 この畑は、1512年サン・ヴィヴァン修道院から始まったようです。写真の畑は、緩やかな南斜面に、整然と栽培されています。9月の終わり頃で、気温が低いらしく上方には霞がかかっています。シンプルで、ごく自然で、美しい畑です。土はきめの細かい粘土で、一度も水不足に見舞われたことが無いとのことです。

<以下 本文からの抜粋です。>
現在のオーナー、ド・ヴィレーヌ曰く
「私達のワイン作りに、特別なところは何もありません。太古の時代から変わらないシンプルな作業を続けていて自然任せで育てています。ただし、収穫時の選果作業だけは、こだわり、細心の注意を払っています。・・・」
 ロマネ・コンティを至高の美酒にし立て上げたのは、土地を見極め、区画を限定し、そして耕すという地味な作業んの積み重ねだったのだ。

葡萄に限らず、ブルーベリー栽培にも通ずるところがありそうです。

神々しい【ブルーベリー】のコート・ドール(黄金の丘)を一生賭けてつくり上げたいものですねー!!


最後のラズベリー

2005-11-27 18:45:19 | 食品
ラズベリーの秋期の収穫を終え、最後に味わいながら戴きました。

それは、ほのかな甘味と独特の風味を合わせ持ち、
さながら【「草原を駆け抜ける少女の爽やかな風のようです。そして、その中に芳醇な女性の魅力を予感させる乙女】をイメージさせます。
チョットカッコつけ過ぎだったかな~(笑)。

ザリガニの遺骸

2005-11-27 18:16:25 | 自然
天気が良いので農園周辺を散策していたら、水田跡地でこれを見つけました。

この場所は、丁度白鷺がよく餌をあさっているあたりです。当地には、ニポンザリガニも普通にみられますが、これはアメリカザリガニのようです。
体の色が、赤色から青色に変色していますが、なぜかとても美しく、尊厳を感じ思わずシャッターをきってしまいました。

モズのハヤニエ

2005-11-21 00:12:25 | 自然
朝起きたら、畑が霜で真っ白でした。
いよいよ冬の到来かな~。

ふと桜の木を見るとモズのハヤニエ(早贄)がありました。

栗の木の尖った枝先に刺してあった、
イナゴと思われるハヤニエです。


今まで目撃したモズの犠牲者は、
イナゴなどのバッタ類が多いですが、
カマキリやカナヘビ、ケラ、ドジョウなども見られました。

 しかし、ハヤニエは、ちょっとホラーぽくてキモイですが、
モズの食性調査には判りやすくて面白いかもしれませんね~。

環境周辺の生物棲息調査にも利用出来そうです。

ブルーベリー枝先のトックリバチの巣

2005-11-18 22:42:42 | 自然
ノーザンハイブシュ:ランコカスの枝先にトックリバチ(potter wasps)の巣がありました。すでに成虫の出た脱出穴が空いています。

 ドロで球形の巣を作るドロバチの仲間は、体長が1.5cmほどで、日本に8種位知られています。
 営巣場所や形は、種類によって違いますが、写真の巣は、キアシトックリバチの巣と思われます。大きさは、丁度ブルーベリーの果実程度でしょうか。ドロの巣は、かなり固く丈夫です。ハチの成虫は、ドロを集め、唾液と混ぜ合わせ漆喰のようにして、体を回転させながらアゴで巣を作ってゆきます。

 巣の中には、捕獲して仮眠状態にしたシャクトリムシなどのイモムシ類と、それを食べたハチの幼虫がいたはずです。
 ですからブルーベリー栽培では、益虫になるわけです。
 この巣は、夏に出た古巣のようです。通常今の時期ではこれから越冬し、来春には蛹化/成虫になり、壁をかじって中からでて来ます。


ブルーベリー初冬期の開花

2005-11-18 22:20:38 | 栽培
10/16の記事でコリンズの開花。コリンズだけかと思いきや、
最近、ラビットアイ系でも時期はずれの開花が見られます。
 ウッタード、キャロウェイなど、僅かですが開花がみられます。
気候(暖冬)のせいか、生理的現象か?低温要求時間の短いサザンハイブッシュ系(シャープブルーなど)は、多いと聞いています。いずれにしても、この時期の
開花は、来春の花芽減少になります。
 当園の樹年齢は、まだ3年目苗なので、来春開花しても(特にハイブッシュ系は)殆ど摘花します。写真撮影と味見程度分は着果させますが・・。
 写真は、キャロウエイの開花です。

最近のブルーベリー畑の状況

2005-11-16 22:24:34 | Weblog
最近のブルーベリー畑の生育状況です。
昨年2年生苗を植付け1年経過しました。

ティフブルーは、3年生苗、他は2年性苗です。
ラビットアイ系を中心に植栽してあります。

昨日(11/15)の記事「昨年の植付け状況」では、葉っぱがありませんが
比較してみてください。
今年6月頃チップを全面に撒いてあります。

昨年の植付け直後、畑の様子

2005-11-15 23:55:36 | Weblog
昨年12月 2年生ブルーベリーを植付けしました。
植付け直後の写真が出てきましたのでしました。
 小さくて、判り難いですが、赤く紅葉した葉っぱがあるのが苗でーす。

 当時は、何も判らなかったため、片っ端からブルーベリーの本を購入、読破しました。
また、栽培方法も、ネットや学術文献などで情報取得。思考錯誤しながらの植付けでした。

当時の植付けした苗は、2年生のひょろひょろ苗で、「こんなに小さい苗がほんとに大きく育つのかな??」の印象で、非常に不安でした。
その後すぐ、3年性のティフブルーも追加植付けしました。

 会社の休日を利用しての植付けで勝手が判らず、大変だったなー!!。
結局、全部で約280本前後を、2ヶ月かけて植付けしました。

 一年後の今は、そこそこ生育が実感でき、安堵していますが、まだまだですねー!

後日、最近の生育状況写真をアップしますので比較してください。


家庭菜園用農地でのブルーベリーの生育

2005-11-14 21:33:19 | 栽培
20aの広い借用農地とは別に、家庭菜園用に別途、狭い農地を借りています(写真)。

土は固く、かなり粘土が入った土壌で、野菜作付けのため石灰も撒いておりPHも高めでした。
「生育は不良だろうなー!!」と予想していたので、全面にチップとピートモスを投入し10~15cm程度で耕耘。マウンド状に畝を作りラビットアイ系のブルーベリー苗(2~3年苗)を植付けしてみました。草取りもあまりせず、放任。
 ところが、予想外に生育良いんです!近くに水田跡未耕作地があり、地下水位もやや高めですが、問題なし。生育が遅いキャロウエイも順調にぐんぐん生育しています。
もっと広めに株間空ければ良かったー(現行株間:1.8m)。

ご近所の畑のオバちゃん達が通路を通る度に、「来年は摘ませてね!!」て言われるんです。もしかして狙われているの?(笑)
 「美味しい!!」て言ってくれると嬉しいですねー!!心は広くなっくっちゃ!!