8月初旬、埼玉県美里町と児玉町にて新規就農者の見学会(2ヶ所)に参加しました。
(写真は、花のハウス施設)
1)美里町 K氏 (花経営)
・就農:H13年1月~
・農地:50a(借用)他
・資金:農業近代化資金:1800万円、自己資金:500万円
・規模:鉄骨ハウス1棟(1320㎡)、パイプハウス5棟(500㎡)
・作目:ダイアンサス12.000鉢、マーガレット:12.000鉢、ウインターコスモス:100.000鉢他 ・労働力:本人、妻、パート2名
・技術:鉢物生産農家で研修(h12~)
・収益:今年度純利益:約1000万円(推定)
・特徴:近代化資金により施設の充実。原価計算、労働生産性、高収益作目の
選択など企業感覚経営が特徴的。
2)児玉町 S氏 (露地野菜)
・就農:H12年~
・農地:69a+60a(借用)他
・資金:農業近代化資金:1800万円、自己資金:500万円
・規模:鉄骨ハウス1棟(1320㎡)、パイプハウス5棟(500㎡)
・作目:ナス15a、ニガウリ10a、レタス30a、ミズナ20aなど延べ2.3ha
・労働力:本人、妻、研修生1名
・技術:埼玉県農業大学校、JA埼玉ひびきのルーキー塾
・収益:年間売上:約1200万円
・特徴:減農薬、有機野菜を栽培。沃土会に所属。
◎【感想】
新規就農した両氏は作目、経営規模、販路など全く異なりましたが、好調なスタートを切れたのは、まず育成技術をしっかりもっていたこと、また周辺関係者の方々の大きな支援を受ける事が出来たことだと思いました。
農業を始めるには、土地の確保や最低限の技術力をまず身に付けなければならず、スタートするだけでも大変ですが、これから個人経営としての経営維持は更に大変なご苦労があると思います。しかしそれを上回る大きな魅力があることも感じました。
大変参考になりました
今後の就農に向けてがんばりたいと思います。