三浦あんしんBlog!

三浦あんしん保険は釧路市の保険代理店。2009年4月に開業して15年目、皆様のおかげです、ありがとうございます(^^)/

9/12 昨日の続き

2010-09-12 09:47:44 | 保険
昨日の答え。




この場合、保険側は相手のクルマの価値を査定し、その価値分を限度に支払うことになる。

10年以上経ったクルマの場合、査定金額は一般的に10万~20万くらいになることが多い。

修理金額は『60万』、クルマの価値は『20万』。 
となると、保険会社からは『20万』しか支払えない。。。

『無制限』でついていた対物保険でもこういうことになる。。。




こういうとき『円満解決』するために『対物全損修理差額(対物超過修理)特約』というものが役に立つ。

皆さんの自動車保険についているかどうか。。。確認してみてほしい。 
自動でセットにはならないと思うので。 月々何十円かのプラスで付けることができるはず。




『対物全損修理差額(対物超過修理)特約』というのは、

相手のクルマの価値 + 50万(損保ジャパンの場合) まで修理金額を保険から支払いますよ、という特約のこと。

上記の事故の場合、 クルマの価値(20万) + 50万 なので 『70万』まで修理金額を支払うことができることになる。

これであればこの事故の場合、相手のクルマを保険ですべて修理することができるので円満解決、ということになることが多い。



自動車を何年も運転している方でも、保険を使ったことのない人がほとんど。

だから大丈夫、という人もいるのだが、事故の相手は選べない、事故するクルマも選べない、という状況で万が一事故が起きたとき、カバーできるリスクを選択できる情報は持っていたほうが、せっかく保険をかけているのだから必要なのでは、と思う。

9/11 『対物』保険

2010-09-12 09:47:14 | 保険
自動車保険の話を一つ。

事故で自分のクルマが壊れたときには『車両保険』を付けておかないと対象にはならない。

『モノ』が壊れたから『対物』の保険をつけておけば大丈夫じゃないの?と思う方もいますが、

対物保険の正しい名前は、対物『賠償責任』保険という名前で、賠償というのは、

「他人のモノに対して壊した責任分を元通りになるよう支払ってください」ということなので自分のクルマは対象にならない。。。




自動車の『対物』保険、 『無制限』の補償をつけているから大丈夫、 とはいかない場合がある。

たとえば、交差点での事故。

右折待ちで停車中のクルマに前方不注意で追突してしまった場合、一般的に相手は停車中だからこちらに100%の責任がある。

幸い相手の運転者にケガはなく、壊してしまった相手のクルマの修理代金をこちらが支払うことで話しを進めることになった。

修理金額の見積もりは『60万円』

自分の自動車保険には対物賠償が『無制限』でついているので保険ですべて支払われるだろう。。。と思っていたが、

相手のクルマは平成10年式の古いクルマだった。 保険会社がこのクルマの価値を査定したところ『20万』だった。。。



さて、この場合保険からいくら支払われるのだろうか?

答えは明日。