久ぶりの雨も上がりここ暫くは気温が上がり秋晴れの天気が続く予報。遅れていた果樹の元肥の散布をする。圃場には先日の雨で湿気は充分、24節気の降霜も過ぎたが初霜はまだで果樹の落葉は始まらない。
若い時分酪農をやっていた頃は妙見神社の例大祭日10月10日辺りは初霜だった。青い飼料作物のデントコーンが全部霜にやられ茶色に変色して枯死してガッカリする事が多かった。今は地球温暖化の影響なのか初霜は遅くなって来て元肥散布も遅くなって来る。
根も葉っぱもまだ充分働ける環境条件で安心して元肥の散布をする。暖かい太陽光線と土壌からの肥料養分吸収し炭酸同化作用で根、幹等樹体全体に養分を蓄積する為の必須な仕事。
元肥散布も気温の関係で適期がありそれぞれの県の指導は違うようだ。県内では10月中旬頃の紅葉の時期になっている。余り施肥時期が遅れて降雪後は気温は下がり落葉後は根の働き、炭酸同化作用をする葉っぱは落葉で施肥の効果は薄れてしまう。余り早い時期にすると樹木が若返り施肥の養分で休眠していた来年に発芽する芽が動き出したり、枝が2次伸長したりして悪影響を与える。
今年まだ丁度良い元肥散布時期で明るい日差しを浴びながら暢気にする。仕事も遅れを取り戻そうとこれまでせかせかと急かしてやって来たがやっと落ち着いて仕事が出来る。風も暑くも無く青空の下、今年の雹害、収穫等を思いだしたり来年の夢や目標を考えたりで暢気なものだ。家内達も仕事は落ち着き暢気に真っ赤に色づいたふじりんごの玉廻しをしている。