建築40年以上の農事組合法人山口組合の事務所兼農機具格納庫の屋根改修工事が終った。長さ35m以上の片屋根格納庫で長尺トタン屋根は錆びてボロボロになり板張りの軒先までが腐れが酷くなって来た。
市の補助金を戴きながら改修工事を考えていたがなにせ財政が厳しい法人組合、特別賦課金等の農家負担だけでは総会の承認を得る事は難しい現状だった。市の補助事業も要望する個人、組織、団体が多く毎年続けての補助金は出ない。3年置きのでないと補助金の対象ならない決まりがある。
丁度3年前に特約付きの建物共済が満期になってお金が組合に入って来た。その金を組合に配分しないで改修工事の元金に廻し市の補助金を足し前にして臨時総会の承認を得て時期が来るのを待っていた扶補助金申請書には見込み消費税8%で200万円近い工事金額。市の許可が下りてから急いで工事業者に掛け合って来た。
景気回復傾向で業者は積雪前の工事がいっぱいで直ぐには改修工事は出来なかった。降雪前にと大勢の工事関係者の協力で予定より早く見事に完成した。午後から役員が事務所に集まり補助金外の格納庫周辺の後片付けをする。
かねてからの念願だった改修工事も完成して冷たい小雨の中文句も言わず満足気に賑やかに雑談を交わしながら仕事をしている。