わたしたちにできること。

2011年03月25日 | Weblog
東北地方太平洋沖地震が起きてから2週間ほど経ちます。
地震による被害を受けられた皆様には謹んでお見舞い申し上げます。

あの日、私たちはいつもどおり厨房で働いていて、
母が青ざめた顔で厨房に飛び込んできて叫んだひと言を信用する間もなくテレビの前へ。
黒い幕のような津波が町を飲み込んでいく最悪の映像を テレビ中継という形で目にしたのでした。
“こんな惨状を、テレビなんかで見てしまって良いのか?”と思いながらも
「逃げて!逃げて!」としか言えず、自分の無力さに悔しくなるばかり。
泣いても地団駄を踏んでも祈っても、現実は変わるわけもなく
その日を境に バカなことばっかりやっていたワイドショーもテレビ番組も全てが
どんどん明らかになっていく地震と津波と原発の被害についての報道を繰り返すのみ。

それでも相変わらず、何も変わることなく平和に暮らし続けているこちらでの生活。
お菓子が美味しいね、とか、今日もあたたかいねぇ、とか、
その全てののどかな感情が 腹立たしく、悔しくて、どうにもならないもどかしさばかりに包まれて
自分をどう制御すればよいのかすらわからなくなる始末。

だけど、お店に立つと、やはりどのお客さんの顔も青ざめていて、本当に悲しい顔をしていました。
そしてお店に入って春らしいギフトやケーキを見て、深くため息をつきながら
“はぁ~、癒される・・”と言って少し笑顔になって帰っていかれるのでした。

それを見て 私たちは少しずつ、自分たちが今できることを把握できる気がしました。
悔しさや悲しみに伏しているだけでは何も始まらない。
被災地の方々の本当の苦しみを共有してあげることはできないけれど、
そして募金ぐらいしか援助させてもらえることもないけれど、
私たちは、私たちが今までやってきたこと、美味しいケーキを作ったり季節感のあるギフトをお店に並べて
みなさんの心を豊かにするお手伝いをすることで、少しずつみんなの元気をとりもどしていきたい!
微々たる力でも、日本中のみんなで元気を取り戻していけば、それが大きな力となって
被災地復興への活力、原動力となるはず。
そう思って、ようやくブログを書いたり、ギフト作りを再開する気持ちになれたのでした。


私たちは、被災地の方々のことを想い、いつでも祈っています。
できることは何でもしようと心に決めています。
日本中のみんなで手を取り合って、必ずや復興しましょう。
泣いていても始まらない、笑って、叫んで、踏ん張って、乗り越えましょう。

広島県北部の田舎町から大きく手をふって応援してます!
頑張れ!東日本!!

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
宮城の友達へ (あん)
2011-03-25 23:16:19
友達が宮城にいて連絡なかなかとれなくて心配していました。でもやっと連絡とれて無事だったことわかりました。日本のみんなが東日本の人を心配している状況だと思います。
宮城にいる友達に三田風月堂の焼き菓子を送って元気出してもらおうと思います。美味しいもの心のこもったもの作って下さい。広島から元気な声出していきましょう
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こんなときだからこそ (えすあーる)
2011-03-27 00:27:29
わたしたちは私たちの(特に精神的)健康維持を心がけましょう。そして必要なとき,必要な人へ支えを差し伸べる力をしっかりと蓄えておこうと思うのです。
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普通に・・・ (mizufuji)
2011-03-27 23:57:02
東北から遠く離れたここら辺では、普通にしとくのが一番では?それが遠まわしでも復興の一助になれば幸い、ここら辺で買占めじゃのに走った日にゃ東北はどうなる?復興の妨げにならんよう大人しくしときましょう。
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あん様 (yanco)
2011-03-28 08:15:26
いつもありがとうございます。
宮城県のお友達、ご無事で本当に良かったです。
うちの焼き菓子たちを遣ってくださってどうもありがとうございます。
もしかしたら日本の中では最長距離・・ドキドキ!!
そりゃもう心をこめてお作りしました
ぉお!元気に声出していきましょう!!
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えすあーる様 (yanco)
2011-03-28 08:19:02
本当に。精神的健康維持!それに付きますね。
元気があれば何でもできる!!ですもんね~。
ですね、力を蓄えて、冷静に情報収集し、備えるすることが大切ですね。
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mizufuji様 (yanco)
2011-03-28 08:23:20
こんにちは~。
そうですね、
普通にしとく。
そして耳を傾けておく。
出来ることはすすんでする。
みんなのささやかが、大きな力になると良いですよね
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