お菓子の先生

店主はこのところ、なにかと“お菓子の先生”をしています。
している、と言っても大げさなものではなく、
来店されるお客さんや手紙をくれる学生さんに。

“美味しいお菓子が作りたい。
でも、自分で作ったお菓子の味がどうもイマイチなんです。”

店主は仕込みの手を止め、来店されたお客さんに細かくアドバイスをします。
レシピを教えてあげたり作り方を細かく教えるなんて、、大丈夫？企業秘密でないの？
ってケチな私は考えたりもしましたが、店主は
“とにかく皆さんの力となって 素材の特性を存分に生かした
美味しいお菓子つくりのお手伝いをしたいんだ。”
と言います。（非常にためになります。。）

プチ講座が終了し、お客さんが満足して帰られた後、店主が私に言いました。
パティシエとは“美味しいお菓子を作る人”というよりも“素材の特性を知り尽くしたプロ”なのよ。