『 全国統一学生テスト 』 のTVCMを観て、ふと気付きました。
「 あら?私、こういうの受けたことあるかも…。」
私が塾に通っていたのは、小学校5~6年生の2年間です。
お家から自転車で10分ほどの場所にある学習塾で、全国展開している塾の分校(?)でした。
その塾は、各学年3クラスに分かれていました。
学校の教科書を使う 復習クラス・テキストを使う テキストクラス・上級用のテキストを使う 受験クラス…。
私は、誰もが呆れるほど 算数が苦手…。
そんな私を心配した両親は、「 せめて、学校の算数の授業の復習が出来れば…。」 という考えでしたので、私が入ったのは復習クラス。
入塾初日は国語の授業で、しかもテストの日でした。
簡単な自己紹介を終えると、すぐに皆と一緒にテストを受けました。
すると翌日、母は塾の先生に 「 娘さんは、復習クラスではなくて、テキストクラスへ行って下さい。」 と言われました。
なんと…100点を取ってしまったのです。
「 国語は得意ですが、算数が全然駄目なので…。」 と悩む母は 先生に 「 大丈夫ですから。」 と説得され、翌日から私はテキストクラスへ…。
先生達の教え方が上手でしたので、苦手な算数も何とかマシになりました。
その塾の恒例行事に、「 全国の塾生一斉テスト 」 みたいな物があって、他の塾の子たちと一緒にテストを受けていました。
会場は上智大学の教室…。
いったいどの位のお子たちが受けていたのかは分かりませんけれども、教室を幾つも使っていましたから、かなりの数でした。
テストの後 何日かすると結果で出て、全国平均レベルや自分の順位などが解ります。
各科目の中の苦手な分野も細かく分析されていました。
あのテストが、今の 『 全国統一小学生テスト 』 と同じ様な物だったと思います。
のほほん少女の私は、順位に拘ることがありませんでしたから、毎回 何の気負いもなく、「 大学の教室で受けられて、大学生になったみたいで嬉しい♪」 と喜んでいました。
あの2年間が、もっとも真剣に、そして愉しく勉強した期間だったのではないかしら…?
小学校卒業と同時に塾もやめたら、再び算数が苦手になりました。
なので、今はやっぱり、誰でも呆れるほど 算数が苦手です…。