浄心庵・長尾弘先生「明来闇去」

 ~ 誰れもが幸せになれる御教え ~

明来闇去

2019-09-14 10:21:51 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第一 蛇の章  
          
             十一、 勝利

205、人間のこの身体は、不浄で、悪臭を放ち、
     (花や香を以って)まもられている。
     種々の汚物が充満し、ここかしこから流れ出ている。

206、このような身体をもちながら、
     自分を偉いものだと思い、
     また他人を軽蔑するならば、
     かれは(見る視力が無い)という以外の何だろう。


明来闇去

2019-09-13 00:00:05 | 明来闇去

添付のお写真はイスラエルの聖墳墓教会の地下にご覧のような小部屋があります。
そこで腰かけている恩師「長尾弘」先生です。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第一 蛇の章
  
          
             十一、 勝利

202、この世において智慧ある修行者は、
    覚った人(ブッダ)のことばを聞いて、このことを完全に了解する。
    何となれば、あるがままに見るからである。

203、〈かの死んだ身も、この生きた身のごとくであった。
     この生きた身も、かの死んだ身のごとくになるであろう〉と、
     内面的にも外面的にも身体に対する欲を離れるべきである。

204、 この世において愛欲を離れ、
     智慧ある修行者は、不死・平安・不滅なる
     ニルヴァーナの境地に達した。


明来闇去

2019-09-12 00:00:51 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第一 蛇の章
          
             十一、 勝利

199、またその頭(頭骸骨)は空洞であり、脳髄にみちている。
    しかるに愚か者は無明に誘われて、
    身体を清らかなものだと思いなす。

200、また身体が死んで臥すときには、膨れて、青黒くなり、
    墓場に捨てられて、親族もこれを顧みない。

201、犬や野狐や狼や虫類がこれをくらい、
    鳥や鷲やその他の生きものがこれを啄む。



明来闇去

2019-09-11 01:06:31 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第一 蛇の章  
          
             十一、 勝利

196、鼻汁・粘液・汗・脂肪・血・関節液・胆汁・膏(あぶら)がある。

197、またその九つの孔(あな)からは、つねに不浄物が流れ出る。
    眼から目やに、耳からは耳垢、

198、鼻からは鼻十、口からは或る時は胆汁を吐き、
    或る時は痰を吐く。
    全身からは汗と垢とを排泄する。


明来闇去

2019-09-09 23:46:29 | 明来闇去

添付のお写真はフランスのサンジルタール修道院内に安置されている
「奇跡の泉」を聖母マリア様から頂かれた聖ベルナデッタ様に祈りを捧げている
恩師「長尾弘」先生です。

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第一 蛇の章 
         
             十一、 勝利

193、或いは歩み、或いは立ち、或いは坐り、或いは臥し、
    身を屈め、或いは伸ばす、―――これは身体の動作である。

194、身体は、骨と筋とによってつながれ、深皮と肉とで塗られ、
    表皮に覆われていて、ありのままに見られることがない。

195、身体は腸に充ち、胃に充ち、肝臓の塊・膀胱・心臓・肺臓・
    腎臓・脾臓があり、


明来闇去

2019-09-08 23:42:39 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第一 蛇の章  
          
         十、 アーラヴャカという神霊

190、  〔神霊いわく、―――〕
       「いまやわたくしは、どうして道の人、
      バラモンどもに広く問う要がありましょうか。
      わたくしは今日(来世のためになること)を
      覚り得たのですから。

191、  ああ、目覚め方がアーラヴィーに住むためにおいでになったのは、
      実はわたくしのためをはかってのことだったのです。
      わたくしは今日、何に施与すれば大いなる果報が
      得られるかということを知りました。

192、  わたくしは、村から村へ、
      町から町へめぐり歩こう、―――覚った人、
      また真理のすぐれた所以を礼拝しつつ。」


明来闇去

2019-09-08 00:29:21 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第一 蛇の章  
          
         十、 アーラヴャカという神霊

187、  適宜に事をなし、忍耐づよく努力する者は財を得る。
        誠実を尽くして名声を得。
        何ものかを与えて交友を結ぶ。

188、  信仰あり在家の生活を営む人に、誠実、真理、堅固、
        施与というこれらの四種の徳があれば、
        かれの来世に至って憂えることがない。

189、  もしもこの世に誠実、自制、施与、
        耐え忍びよりもさらに勝れたものがあるならば、さあ、
        それら他のものをも広く(道の人)、バラモンどもに問え。」




明来闇去

2019-09-07 00:47:25 | 明来闇去

添付のお写真は恩師「長尾弘」先生が高橋信次先生と邂逅(かいこう)され「正法」に
帰依されてほどなくの、まだ若かりし頃、浄心庵「心の道場」でのご講演会のものです。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第一 蛇の章 
 
          
         十、 アーラヴャカという神霊

184、  「人は信仰によって激流を渡り、
       精励によって海を渡る。
       勤勉によって苦しみを超え、
       智慧によって全く清らかとなる。」

185、  「人はいかにして智慧を得るのであるか?
       いかにして財を獲るのであるか?
       いかにして名声を得るのであるか?
       いかにして交友を結ぶのであるか?
       どうすれば、この世からかの世に赴いたとときに
       憂いがないのであろうか?」

186、  〔師いわく、―――〕
        「諸々の尊敬されるべき人が安らぎを得る理法を信じ、
        精励し、聡明であって、教えを聞こうと熱望するならば、
        ついに智慧を得る。


明来闇去

2019-09-06 00:35:32 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


             第一 蛇の章 
          
         十、 アーラヴャカという神霊

181、  「この世で人間の最上の富は何であるか?
         いかなる善行が安楽をもたらすのか?
         実に味の中での美味は何であるか?
         どのように生きるのが最上の生活であるというのか?」

182、  「この世では信仰が人間の最上の富である。
         徳行に篤いことは安楽をもたらす。
         実に真実が味の中での美味である。
         智慧によって生きるのが最高の生活であるという。」

183、 「ひとはいかにして激流を渡るのであるか?
         いかにして海を渡るのであるか?」
         いかにして苦しみを超えるのであるか?
         いかにして全く清らかとなるのであるか?」


明来闇去

2019-09-05 06:45:00 | 明来闇去

添付のお写真はその昔、お釈迦様が好んで「法」をお説きになられた
インドの霊鷲山(りょうじゅせん)山頂で昇る朝日を
カメラ片手にお待ちになっている恩師「長尾弘」先生です。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章            

         九、雪山に住む者

180、  われらは、村から村へ、山から山へ、めぐり歩もう。
      覚った人をも、真理のすぐれた所以をも礼拝しつつ。」

         十、 アーラヴャカという神霊

わたくしが聞いたところによると、
―――あるとき尊き師(ブッダ)はアーラヴィー国の
アーラヴァカという神霊(夜叉)の住居に住みたもうた。
そのときアーラヴァカ神霊は師のいるところに近づいて、師にいった、
「道の人よ、出てこい」と、「よろしい、友よ」といって師は出てきた。
(また神霊はいった)、「道の人よ、入れ」と。「よろしい、友よ」といって、
師は入った。
ふたたびアーラヴァカ神霊は師にいった、「道の人よ、出てこい」と。
「よろしい、友よ」といって師は出て行った。
(また神霊はいった)、「道の人よ、入れ」と。「よろしい、友よ」といって
師は入った。
三度またアーラヴァカ神霊は師にいった、「道の人よ、入れ」と。

「よろしい、友よ」といって、師は入った。
四度またアーラヴァカ神霊は師にいった、「道の人よ、出てこい」と。
(師は答えた)、「では、わたしは汝に質問しよう。
もしも汝がわたしに解答できないならば、汝の心を乱し、
汝に心臓を裂き、
汝の両足をとらえてガンジス河の向こうの岸へ投げつけよう。」
(師は答えた)、「友よ。神々・悪魔・梵天を含む世界において、
道の人・バラモン・神々・人間を含む生けるものどものうちで、
わが心を乱し、わが心臓を裂き、
わが両足をとらえてガンジス河の向こうの岸に投げつけ得るような人を、
実にわたしは見出さない。
友よ。汝が聞きたいと欲することを、何でも聞け」と。
そこでアーラヴァカ神霊は、師に次の詩をもって呼びかけた。―――


明来闇去

2019-09-03 23:55:20 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章            

         九、雪山に住む者

177、  世に名高く、微妙な意義を見、智慧をさずけ、
      欲望の起こる根源に執着せず、一切を知り、よく聡明であり、
      気高い路を歩みつつあるかの大仙人を見よ。

178、  今日のわれらは美しい〔太陽〕を見、美しく晴れた朝に逢い、    
      気持ちよく起きあがった。
      激流をのり超え、煩悩の汚れのなくなった〈覚った人〉に
      われらは見(まみ)えたからである。

179、  これらの千の神霊どもは、神通力あり、
      誉れたかきものどもであるが、
      かれらはすべてあなたに帰依します。
      あなたはわれらの無上の師であります。


明来闇去

2019-09-03 00:58:44 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章            

         九、雪山に住む者

174、  「常に戒めを身にたもち、智慧あり、
      よく心を統一し、内省し、よく気をつけている人こそが、
      渡りがたい激流を渡り得る。

175、  愛欲の想いを離れ、
      一切の結び目(束縛)を超え、
      歓楽による生存を滅しつくした人―――、
      かれは深海のうちに沈むことがない。」

176、  (雪山に住む者という神霊がいった)、
      「深い智慧あり、微妙な意義を見、何ものをも有せず、
      欲の生存に執着せず、あらゆることがらについて解脱し、
      天の路を歩みつつあるかの大仙人を見よ。



明来闇去

2019-09-02 00:45:37 | 明来闇去

添付のお写真は恩師「長尾弘」先生がモンゴルの大統領から招待され、
大統領を始め、ご家族の癒しをされるため、モンゴルを訪問された時に
身につけられたモンゴルの民族衣装です。


~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章            

         九、雪山に住む者

171、   「世間には五種の欲望の対象があり、
        意(の対象)が第六であると説き示されている。
        それらに対する貪欲を離れたならば、
        すなわち苦しみから解き放たれる。

172、  世間の出離であるこの道が汝らに如実に説き示された。
       このことを、われらは汝らに説き示す、
       ―――このようにするならば、
       苦しみから解き放たれるのである。」

173、  「この世において誰が激流を渡るでしょうか?
       この世において誰が大海を渡るのでしょうか?
       支えなくよるべのない深い海に入って、
       だれが沈まないのでしょうか?」


明来闇去

2019-09-01 00:26:16 | 明来闇去

~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~


          第一 蛇の章            

         九、雪山に住む者

168、  雪山に住む者という神霊がいった、
      「何があるとき世界は生起するのですか?
      何に対して親しみ愛するのですか?
      世間の人々は何ものに執着しており、
      世間の人々は何ものに悩まされているのですか?」

169、  師は答えた、
      「雪山に住むものよ。六つのものがあるとき世界が生起し、
      六つのものに対して親しみ愛し、
      世界は六つのものに執着しており、
      世界は六つのものに悩まされている。」

170、  「それによって世間が悩まされる執着とは何であるか?
      お尋ねしますが、それからの出離の道を説いてください。
      どうしたら苦しみから解き放たれるのでしょうか。」