預金保護が10万ドルから25万ドルへ、、、、21/09/16

　　　　　前回ブログの続編、、、、米地銀、破綻深刻に、、、、

　　さらに、昨年から預金保護の上限が　10万ドル（約一千万円）から
　25万ドル（二千五百万円）に引き上げられ、保証の対象の預金は　F
　DICの公表値より多い。＜＜積立率は事実上にゼロに近い＞＞（米国
　野村證券）との見方もある。

　　FDICが金融機関から集める保険料を引き上げるとの観測も浮上。ただ、
　引き上げは地銀の経営をさらに圧迫する。財務省から最大　1.000億ドル
　を借り入れることもできるが、財政負担が一段と増す。FDICに加盟する
　　8.200行の　4～6月期決算は、最終損益が　37億ドルの赤字になった。
　
大手金融機関が証券部門の収益の回復の恩恵を受け軒並み黒字転換し
　ているのに対し証券部門を持たない地銀は融資の焦げ付きによる損失に
　悩まされ経営はまだ厳しい。

　　米金融当局は危機対応策を徐々に縮小しようとしているが、地銀の破綻
　が拡大するようだと方針変更を迫られる可能性がある。

　　特に不動産ローンへの集中度が高い中西部の地銀の損失が大きい。8月に
　破綻したネバダ州のコミュ二テー・バンク・オブ・ネバダは、資産の　8割
　が商業向けを中心とする不動産ローン。過去一年で商業不動産ローンの延滞
　が急増し、破綻時には預金の　56％を払い戻せないほど、資産が劣化してい
　た。

　　FDICが破綻を懸念する＜＜問題銀行＞＞は6月末で　416行に増えた。地銀
　の苦境が続けば新しい融資が貸し出せない。地域経済に資金が回らず、米景
　気回復の遅れにつながる恐れがある。

　　


　

米地方銀行、破綻深刻に！！！21/09/16

　　　2009/09/19日（日経朝刊）、、、預金保険　1.7兆円支出
　　　　　20年ぶり水準　　　基金底をつく恐れ、、、、

　　米地方銀行の経営破綻が続いている。破綻処理の費用が急増し、預金を
　保護する米連邦預金保険公社（FDIC）の基準が底をつきかけるなど、過去
　最悪だった貯蓄金融機関（S&L）危機当時の状況に迫ってきた。金融当局の
　危機対応や証券部門の収益回復で大手金融機関の経営が落ち着く一方、不
　動産融資の焦げ付きが深刻な地銀の事情環境はなお厳しい。破綻が続けば
　金融安定化の足かせになりかねない。

　　　不動産ローン延滞急増、、、、

　　　FDICによると、2009年はこれまでに　92行が破綻。預金保護のために
　　預金保険から　190億ドル（約一兆7.000億円）強を支出。昨年からの　2
　　年間の支出額は計　370億ドルと、1980年代末から　90年代初めにかけて
　　のS&L危機以来の約　20年ぶりの高水準だ。

　　S&L危機では　89年に約530行が破綻した。今回、破綻件数に比べ損失が
　大きいのは、統廃合を繰り返し規模が五倍ぐり大きくなったものが潰れたと
　いうことらしい。行数は少ないがト-タル損失金額は増加。

　　破綻の増加で、預金保険制度は危機に直面している。基金の残高は　07年
　のピークの時の　520億ドルから、6月末には　104億ドルに減少。保護対象
　の預金に対する＜＜積立率＞＞は　0.02％と、、、目標水準の　1.15％～
　1.5％を大きく下回る。



　　

景気底入宣言は本当か！！！21/09/16

　　前回ブログの続編、、、、景気最悪期は本当に脱したのか？？？

　　だが、危機の根源となったサブプライムローン問題は片ずいていない。米
　抵当銀行協会（MBR）によると、今年四月～六月期の住宅ローン延滞率と差し
　押さえ率の合計は過去最高の　13.16％（季節調整前）。米財務省も、、、
　　＜＜今後、数百万世帯の差し押さえが出そうだ＞＞、、と求める。

　　＜＜住宅価額はさらに　60％下落、、一部では　70％下落する＞＞
　　　　と予測する。、、、、？？？？？？？

住宅価額が安定しなければ、金融機関の不良資産が膨らむ恐れがある。
　　　＜＜銀行は損失を正確に把握できてない＞＞（マイケル教授）
　　状態で、金融危機西燃懸念はくすぶる。、、パターソン市では、、、

　　　経費削減の為、小学校の統合が始まった。地域一帯の雇用の受け皿と
　　もなってきたNUMMIも、トヨタ自動車が来年　3月閉鎖を明らかにしてい
　　る。、＜＜これでも危機が終わったって言うの？？？＞＞、、、、、

　　　ペント会長は政府が強調する＜＜景気底入れ宣言＞＞に、
　　　　　大きな違和感を感じている。

---***--- 米景気後退は終息した公算、回復は穏やか＝F R B議長　***--
　　　　　　　2009/09/16日、01時59分、（ワシントン　15日　ロイター）

　　　米連邦準備理事会（FRB）のバーナンキ議長は15日、景気後退は終息した
　　もようだが、回復は穏やかで、雇用創出には時間がかかる、との認識を示
　　した。

　　　　議長は講演後の質疑応答で、、、
　　　　　　＜＜テクニカルな意味では景気後退は終了した公算が大きいが
　　　　　　　　、しばらくは景気が非常に軟調と感じられるだろう＞＞と
　　　　　　　　　　　述べた。、、、