『もしも徳川家康が総理大臣になったら』
監督:武内英樹
出演:浜辺美波,赤楚衛二,GACKT,竹中直人,高嶋政宏,江口のりこ,池田鉄洋,音尾琢真,
小手伸也,長井短,観月ありさ,野村萬斎,山本耕史,梶原善,足立英,小籔千豊,酒向芳他
TOHOシネマズなんばにて、前述の『このろくでもない世界で』の次に。
この監督が撮ればヒット間違いなしみたいな感じになっていますが、
どうも私は『今夜、ロマンス劇場で』(2018)辺りからこの監督が苦手なほうに入っているかもしれません。(--;
もしも本件でスクープをものにすればアナウンス部への異動を叶えてやると言われて浮き立つ。
坂本龍馬に近づき、なんとか情報を得ようとするのだが……。
“翔んで埼玉”同様に、これだけのキャストですから、それを見ているだけでも楽しいはずなんですが、
私はちっとも乗れないばかりか睡魔にさえ襲われる。
主役のはずの浜辺美波は存在感なく、あたふたしている印象だけが残ります。
何よりゲンナリしたのは、ラストの竹中直人演じる秀吉と野村萬斎演じる家康の演説。
こんな長舌をぶたれても、耳に入ってこないし、感動もしない。
集まった聴衆が涙を浮かべんばかりの表情にも冷めまくり。
だけど、世間の評価は高いようなので、私がズレているということなのでしょう。
私にとっては今年のワースト級。GACTだけはよかったけれど、ほかは役者の無駄遣いだと思いました。
とはいうものの、役者の無駄遣いがなければ、見たいところが私には皆無になりそうです。
こんなのも素直に楽しむほうがよいのでしょうか。
どこを楽しめばいいのかわからない。(^^;