さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪金(きん)つなぎの会、誕生す!

2005年05月24日 00時02分33秒 | 金つなぎの会
 「がんを明るく前向きに語る・金(きん)つなぎの会」(事務局=三重県名張市)は、がん(ほか難病・大病)の患者と遺家族、サポーターの皆さまが集う、自助努力の患者会である。

 平成7年4月22日、24人の病友が、JR大阪駅中央コンコースの噴水広場に集まって創設し、10年後のことし、会員は北海道から沖縄までに広がり、海外ではアメリカ(ニューヨーク、サンフランシスコ、オハイオ)、オーストラリア、ハワイ、韓国など、国内外に1623人の会員を数える大所帯となった。

 会設立に先立つ6年10月26日、産経新聞(朝刊)に「金つなぎの茶碗」と題した、がん闘病コラムの連載が始まった。作者は元サンケイリビング新聞記者、…かく言う私で、4年に乳がん(1c期)、5年に卵巣がん(3期5か所転移)を病み、その後1年半に及ぶ抗がん治療を終えたばかりの身であった。
 互いに原発巣を異にする二つのがんは“多重がん”の名で呼ばれ、私の5年生存率は限りなくゼロ%に近く、当時は余命半年をも覚悟していた…。

 そんな私と23人の病友が蒔いた小さな患者会の種は、産経新聞の連載終了を待って芽吹きはじめ、朝日新聞、毎日新聞、、読売新聞、産経新聞、大阪新聞、中日新聞、伊勢新聞などの記者の皆さまや、NHK、関西テレビ、テレビ大阪、NHKラジオ、ラジオ大阪などの報道記者各位、雑誌の編集記者の方々がたっぷりの水やりを欠かさずしてくださったおかげですくすく育ち、有難くも現在に至っている。

 一方で毎年亡くなる病友が増え、会創設5年目の12年には、その数100人を超え、10年目の今年は累計300人に及ぶという、大病の患者が集うこの会には、絶えざる会員数の拡大再生産が欠かせない。つまり、現状維持では年々寂しくなるばかりの大病の患者会活動には、恒常的な会員数の増加が不可欠なのだ。そしてこの命題は、報道ジャーナリスト各位の、「いま、必要な患者会情報だから!」との、今日的な問題意識なくしては決して叶わなかった!
 マスコミ各社が、活字で、映像で、常に励まし続けてくださったおかげで、私たちは余命3か月、半年などの告知を、3年、7年、15年と延ばしつづけ、明るく元気に生きている。

 会の役員、お世話役はいずれもボランティアで、合言葉は「誰かのために何かの出来る幸せ!」である。

 がん(ほか難病・大病)を病んだおかげで、新たな生き方が見えてきた。難有り、有難し!!!



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