Little Tragedies『NEW FAUST』(2006)
by Mr.Rapport
Little Tragedies――リトル・トラジェディーズはロシアのメタル・シンフォニー系のバンド。
ゲーテの『ファウスト』をモチーフにしたという本作品は2枚組の大作で、通しで聴いた第一印象は「ロシアもなかなかやるな。開発が進んでいるじゃないか。こりゃあ、アメリカもイギリスもうかうかしてられないぞ」といったところ。
とにかく「超」がつくほどド級のハード。ものすごい気合い。ハモンドはもとより、ムーグ・メロトロン・エレピ・ハープシコードとあらゆる鍵盤楽器を駆使し、「これでもか。これでもか」とキーボーディストが怒涛のごとく弾きまくれば、ギタリストも負けじといわんばかりに、むせび泣くギターで対抗。たとえが悪いが、ガメラ対ギャオス、いや、モスラ対キングギドラの大怪獣空中戦を彷彿させる(ヘッドさんなら意味わかるよね)。
この仰々しさ。ダイナミックさ。メタルチックさ。半端ではない。それでいて、クラシカルかつ優雅なメロディも盛り込んであるので、壮大なドラマとしても楽しむことができる。
ただ、ヴォーカルには疑問符が付く。なぜ、こんな下卑た奴に歌わせるのだろう。しかも、巻き舌ときた(まあ、ロシア人は巻き舌の人が多いんだけどね)。
以前、ゲイリー・ムーアのライブ・リモナシンガーを酷評。「特上のうな重にキューピーマヨネーズを振りかけた感じ」と評したが、今回は特上のビーフシチューに永谷園のお茶づけ海苔を振りかけた感じ。でも、ヴォーカル・パートが少ないのが救い。
参考までにYOUゝUBEを貼り付けておきましたので、興味のある方は試聴ください。レインボーの「バビロンの城門」「スター・ゲイザー」、ELPの「悪の教典」が好きな人にお勧めです。
https://www.youtube.com/watch?v=CdnyiyEq7C4
by Mr.Rapport
Little Tragedies――リトル・トラジェディーズはロシアのメタル・シンフォニー系のバンド。
ゲーテの『ファウスト』をモチーフにしたという本作品は2枚組の大作で、通しで聴いた第一印象は「ロシアもなかなかやるな。開発が進んでいるじゃないか。こりゃあ、アメリカもイギリスもうかうかしてられないぞ」といったところ。
とにかく「超」がつくほどド級のハード。ものすごい気合い。ハモンドはもとより、ムーグ・メロトロン・エレピ・ハープシコードとあらゆる鍵盤楽器を駆使し、「これでもか。これでもか」とキーボーディストが怒涛のごとく弾きまくれば、ギタリストも負けじといわんばかりに、むせび泣くギターで対抗。たとえが悪いが、ガメラ対ギャオス、いや、モスラ対キングギドラの大怪獣空中戦を彷彿させる(ヘッドさんなら意味わかるよね)。
この仰々しさ。ダイナミックさ。メタルチックさ。半端ではない。それでいて、クラシカルかつ優雅なメロディも盛り込んであるので、壮大なドラマとしても楽しむことができる。
ただ、ヴォーカルには疑問符が付く。なぜ、こんな下卑た奴に歌わせるのだろう。しかも、巻き舌ときた(まあ、ロシア人は巻き舌の人が多いんだけどね)。
以前、ゲイリー・ムーアのライブ・リモナシンガーを酷評。「特上のうな重にキューピーマヨネーズを振りかけた感じ」と評したが、今回は特上のビーフシチューに永谷園のお茶づけ海苔を振りかけた感じ。でも、ヴォーカル・パートが少ないのが救い。
参考までにYOUゝUBEを貼り付けておきましたので、興味のある方は試聴ください。レインボーの「バビロンの城門」「スター・ゲイザー」、ELPの「悪の教典」が好きな人にお勧めです。
https://www.youtube.com/watch?v=CdnyiyEq7C4
そういう全て揃ったバンドを探しているから放浪聴なんです(笑)。この放浪の旅は一生つづくのかなあ?
空中戦でモスラ対キングギドラ、地上戦で海彦・山彦のバンドを見つけたら、旅は終了ですが(笑)。
イントロ、間奏、空中戦バトルは、スンゲー良いのに、歌入ったら、トホホ(^。^;)
では、参りますよネ
それが、全て揃うバンドって、なかなか出会わないすネ。
まあ、それを探すのが楽しいのですけど…