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ラモウんの「プログレ放浪聴(ほうろうき) 100選」 その12

2014年02月07日 05時48分00秒 | 僕の私のプログレ放浪聴(ほうろうき)
Strangers on a Train「The Key PartⅡ The Labyrinth」(1993)
by Mr.Rapport

 Strangers on a Trainはイギリス・シンフォの旗頭・Pendragonのキーボード奏者クライブ・ノーランを中心に結成されたプロジェクト。
 基本はノーランのキーボードを主体としたシンフォニック・サウンドなのだが、これが素晴らしい傑作。メタル・テイスト、疾走感、躍動感、緊張感、叙情性、荘厳さ……、そのどれもが実にいい塩梅で配合されている。
 プログレ界の歌姫こと、トレイシー・ローズ、あっ間違えた、トレイシー・ヒッチング嬢のヴォーカル率70%、男性ヴォーカル率30%の比率もGOOD!
 組曲形式になってはいるものの、一曲一曲の出来がとにかく抜群にいい。メリハリがあり、抑揚に富んでいるので、まったく飽きることなく、楽曲構築の妙には思わずうなってしまう。それでいて身構えることなくしっとり聴ける点も◎。
 プログレファンのみならず、様式美系HRが好きな人にとってもこたえられない作品といっていいだろう。プログレ放浪聴100選の中でも上位にランキングづけしたい一枚。2013年に購入したアルバムの中でもベスト1。
 YOU-TUBEを貼り付けておいたので、是非、聴いてみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=4NMT3wwtVa4

 なお、このStrangers on a Trainは他にもう一枚アルバムを残していて(前作)、そちらの出来もなかなか。ただし、質は本作に比べると若干落ちますが。

コメント (12)
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