中野サンプラザ(4月19日の渋谷公会堂公演も前妻とユニさんの三人で参戦) by Mr.Rapport
座席 一階席のやや前方、左右ほぼ中央
David Coverdale(Vo.)
Micky Moody(G.)
Bernie Marsden(G.)
Neil Murray(B.)
Jon Lord(Key)
Ian Paice (Ds.)
《セットリスト》
1.Come on
2.You’n Me
3.Walking in the Shadow of the Blues
4.Ain’t No Love in the Heart of the City
5.Micky Moody solo~Love Hunter
6.Mistreated~Soldier of Fortune
7.Jon Lord solo~Belgian Tom’s Hat Trick~Ian Paice solo
8.Might Just Take Your Life
9.Lie Down
10.Take Me with You
~Encore
11.Rock Me Baby
12.Break Down~White Snake Boogie
後編はこの目で目の当たりにしたセットリストの解説を簡単にいたします。
◎ Come on ◎
アルバム『スネイク・バイト』に収められていたロックンロール。個人的にはどうも好きになれない。オープニング・ナンバーだけにかなり盛り上がったけど、他にもっといい曲はなかったのかな。ミーン・ビジネスとかね。でも、バーニー・マースデンのGソロはなかなかでしたよ。
◎ You’n Me ◎
アルバム『ラブ・ハンター』からのナンバー。スタジオ盤と違って、ジョンのキーボード・ソロもフィーチャー。これもなかなかでした。
◎ Walking in the Shadow of the Blues ◎
これもアルバム『ラブ・ハンター』からのナンバー。スタジオ盤はいまいちやぼったいんだけど、ライブでは格好いいロックンロールに変身。デイブが歌っている最中、バーニーとミッキーがステージを右往左往しているのが、ちょっとうざったかったかな。
◎ Ain’t No Love in the Heart of the City ◎
アルバム『スネイク・バイト』に収められていたバラード。後半、観客も合唱するんだけど、「みんな、よく歌詞をキチンと暗記したな」と感心してしまう。
◎ Micky Moody solo~Love Hunter ◎
ここで、ミッキーのソロタイム。今振り返ってみると、中味は「ライブ……イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シティ」と同じだけど、このときは初体験ということもあって衝撃的。「ミッキーのソロタイムがあるということは、ジョンとイアンのソロタイムも間違いなくなるな」と期待が膨らむ。そして、Love Hunterに突入。これも中味は「ライブ……イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シティ」と同じだけど、「観に来て本当に良かった」とうなずいてしまったナンバー。
◎ Mistreated~Soldier of Fortune ◎
中盤のハイライトはDPからのナンバー。DPや虹のそれはキーボードが入りこむ余地なんかなかったけど、なんとここではジョンの悲哀に満ちたピアノのイントロから始まる。そしてピアノのリフを受け継いで全員がドラマティックに演奏を始める。正直、涙なしでは聴けなかった。アレンジとしては、虹よりも遥かに勝っていたというのが個人的な感想。
そしてエンディングからSoldier of Fortuneに移行。デイブの切なそうな歌声のバックはジョンのハモンドのみ。うーん……。ここでも涙がこぼれてきたぞ。おい、なぜ、こんなに泣かせるんだ。DPや虹では一滴の涙もこぼさなかったというのに。
◎ Jon Lord solo~Belgian Tom’s Hat Trick~Ian Paice solo ◎
待ちに待ったジョンのソロタイム。カリフォルニア・ジャムのそれに比べると迫力はいまいちだったが、途中、チャイルド・イン・タイムやウーマン・フロム・トーキョーのフレーズを弾いてくれたりもしてサービス精神旺盛。ハモンドを揺さぶり、グォーン・ギシャーンという轟音は未だ健在。
そして、Belgian Tom’s Hat Trickの始まり。この曲はスタジオ盤と違ってライブでは大化け。バーニーとミッキーのインプロヴィ合戦が始まる。印象的だったのは、バーニーがミッキーのギターネックを、ミッキーがバーニーのギターネックを握りプレイしたこと。「おお、これがギターの交尾――セックスなのか」とマジに思ってしまう。
やがて、イアンのソロタイムに移行。これがどれだけ凄まじいものであるかは、今更、述べるまでもないでしょう。
◎ Might Just Take Your Life ◎
お馴染み三期DPからのナンバー。DPのそれよりもテンモェ早くスピーディ。ただ、ヘヴィさはDPのほうがあったかも。グレンが歌ったヴォーカル・パートはバーニーが担当。バーニーの歌もなかなか。
◎ Lie Down ◎
アルバム『トラブル』からのロックン・ロール・ナンバー。デイブと共に観客も大合唱。いよいよクロージングに突入。
◎ Take Me with You ◎
これもアルバム『トラブル』からのナンバー。スタジオ盤は少しやぼったかったけど、ライブとなるとド迫力のスピード感あふれるHRに大変身。
スタジオ盤では中盤にドラムソロが入るが、ここでは「ユー・ショック・ミー」や「ジプシー・アイズ」といったスキャット・アドリブ・ヴォーカルを交えながらのデイブによるメンバー紹介。イアン、ニール、ミッキー、バーニー、ジョンの順で紹介されていくが、やはり拍手が一番多かったのはジョンのとき。
かなりのロング・ヴァージョンだったが、クロージングにふさわしい曲だった。
◎ Rock Me Baby(Encore) ◎
アンコールにこの曲とはちょっと意外だったが、初期WSの魅力があますことなく伝わってきた。中間部では、ミッキー、ジョン、バーニーの順でソロを披露してくれ、これもなかなか。そして、いよいよエンディングを迎えることになる。
◎ Break Down~White Snake Boogie(Encore) ◎
いずれもデイブのソロアルバムに収められているナンバーで、当時、自分がもっとも気にいっていた曲。前年のレディング・フェスティバルでも演奏されていることがブートで判明していただけに期待もひとしお。
でも、生で聴くと、意外と演奏が雑で、少々、失望。とくに、White Snake Boogieは不要だったんじゃないかな。
こうしてコンサートは終了。
白蛇のラインナップ・一連のアルバムは好みがあるかもしれないけれど、今、こうして思い起こすと、この時期が自分にとっていちばんいいように思えてならない。
「あの曲も演奏してもらいたかった」「この曲は演奏しなくてもよかった」みたいな思いもあるが、やはり行って大正解。
個人的には、4期パープル、レインボー初来日に次いで印象に残るコンサートだったといってもいいだろう。
~管理人の付け足し
残念ながら、4月11日の音源持ってませんでした。(出ているのかも不明)
↓は翌日12日愛知勤労会館でのサウンドボード音源
セットリスト解説にある“レディング(79年)”のサウンドボード音源は↓コチラ
~管理人のさらに付け足し
こちらが正真正銘、4月15日サンプラザの音源
座席 一階席のやや前方、左右ほぼ中央
David Coverdale(Vo.)
Micky Moody(G.)
Bernie Marsden(G.)
Neil Murray(B.)
Jon Lord(Key)
Ian Paice (Ds.)
《セットリスト》
1.Come on
2.You’n Me
3.Walking in the Shadow of the Blues
4.Ain’t No Love in the Heart of the City
5.Micky Moody solo~Love Hunter
6.Mistreated~Soldier of Fortune
7.Jon Lord solo~Belgian Tom’s Hat Trick~Ian Paice solo
8.Might Just Take Your Life
9.Lie Down
10.Take Me with You
~Encore
11.Rock Me Baby
12.Break Down~White Snake Boogie
後編はこの目で目の当たりにしたセットリストの解説を簡単にいたします。
◎ Come on ◎
アルバム『スネイク・バイト』に収められていたロックンロール。個人的にはどうも好きになれない。オープニング・ナンバーだけにかなり盛り上がったけど、他にもっといい曲はなかったのかな。ミーン・ビジネスとかね。でも、バーニー・マースデンのGソロはなかなかでしたよ。
◎ You’n Me ◎
アルバム『ラブ・ハンター』からのナンバー。スタジオ盤と違って、ジョンのキーボード・ソロもフィーチャー。これもなかなかでした。
◎ Walking in the Shadow of the Blues ◎
これもアルバム『ラブ・ハンター』からのナンバー。スタジオ盤はいまいちやぼったいんだけど、ライブでは格好いいロックンロールに変身。デイブが歌っている最中、バーニーとミッキーがステージを右往左往しているのが、ちょっとうざったかったかな。
◎ Ain’t No Love in the Heart of the City ◎
アルバム『スネイク・バイト』に収められていたバラード。後半、観客も合唱するんだけど、「みんな、よく歌詞をキチンと暗記したな」と感心してしまう。
◎ Micky Moody solo~Love Hunter ◎
ここで、ミッキーのソロタイム。今振り返ってみると、中味は「ライブ……イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シティ」と同じだけど、このときは初体験ということもあって衝撃的。「ミッキーのソロタイムがあるということは、ジョンとイアンのソロタイムも間違いなくなるな」と期待が膨らむ。そして、Love Hunterに突入。これも中味は「ライブ……イン・ザ・ハート・オブ・ザ・シティ」と同じだけど、「観に来て本当に良かった」とうなずいてしまったナンバー。
◎ Mistreated~Soldier of Fortune ◎
中盤のハイライトはDPからのナンバー。DPや虹のそれはキーボードが入りこむ余地なんかなかったけど、なんとここではジョンの悲哀に満ちたピアノのイントロから始まる。そしてピアノのリフを受け継いで全員がドラマティックに演奏を始める。正直、涙なしでは聴けなかった。アレンジとしては、虹よりも遥かに勝っていたというのが個人的な感想。
そしてエンディングからSoldier of Fortuneに移行。デイブの切なそうな歌声のバックはジョンのハモンドのみ。うーん……。ここでも涙がこぼれてきたぞ。おい、なぜ、こんなに泣かせるんだ。DPや虹では一滴の涙もこぼさなかったというのに。
◎ Jon Lord solo~Belgian Tom’s Hat Trick~Ian Paice solo ◎
待ちに待ったジョンのソロタイム。カリフォルニア・ジャムのそれに比べると迫力はいまいちだったが、途中、チャイルド・イン・タイムやウーマン・フロム・トーキョーのフレーズを弾いてくれたりもしてサービス精神旺盛。ハモンドを揺さぶり、グォーン・ギシャーンという轟音は未だ健在。
そして、Belgian Tom’s Hat Trickの始まり。この曲はスタジオ盤と違ってライブでは大化け。バーニーとミッキーのインプロヴィ合戦が始まる。印象的だったのは、バーニーがミッキーのギターネックを、ミッキーがバーニーのギターネックを握りプレイしたこと。「おお、これがギターの交尾――セックスなのか」とマジに思ってしまう。
やがて、イアンのソロタイムに移行。これがどれだけ凄まじいものであるかは、今更、述べるまでもないでしょう。
◎ Might Just Take Your Life ◎
お馴染み三期DPからのナンバー。DPのそれよりもテンモェ早くスピーディ。ただ、ヘヴィさはDPのほうがあったかも。グレンが歌ったヴォーカル・パートはバーニーが担当。バーニーの歌もなかなか。
◎ Lie Down ◎
アルバム『トラブル』からのロックン・ロール・ナンバー。デイブと共に観客も大合唱。いよいよクロージングに突入。
◎ Take Me with You ◎
これもアルバム『トラブル』からのナンバー。スタジオ盤は少しやぼったかったけど、ライブとなるとド迫力のスピード感あふれるHRに大変身。
スタジオ盤では中盤にドラムソロが入るが、ここでは「ユー・ショック・ミー」や「ジプシー・アイズ」といったスキャット・アドリブ・ヴォーカルを交えながらのデイブによるメンバー紹介。イアン、ニール、ミッキー、バーニー、ジョンの順で紹介されていくが、やはり拍手が一番多かったのはジョンのとき。
かなりのロング・ヴァージョンだったが、クロージングにふさわしい曲だった。
◎ Rock Me Baby(Encore) ◎
アンコールにこの曲とはちょっと意外だったが、初期WSの魅力があますことなく伝わってきた。中間部では、ミッキー、ジョン、バーニーの順でソロを披露してくれ、これもなかなか。そして、いよいよエンディングを迎えることになる。
◎ Break Down~White Snake Boogie(Encore) ◎
いずれもデイブのソロアルバムに収められているナンバーで、当時、自分がもっとも気にいっていた曲。前年のレディング・フェスティバルでも演奏されていることがブートで判明していただけに期待もひとしお。
でも、生で聴くと、意外と演奏が雑で、少々、失望。とくに、White Snake Boogieは不要だったんじゃないかな。
こうしてコンサートは終了。
白蛇のラインナップ・一連のアルバムは好みがあるかもしれないけれど、今、こうして思い起こすと、この時期が自分にとっていちばんいいように思えてならない。
「あの曲も演奏してもらいたかった」「この曲は演奏しなくてもよかった」みたいな思いもあるが、やはり行って大正解。
個人的には、4期パープル、レインボー初来日に次いで印象に残るコンサートだったといってもいいだろう。
~管理人の付け足し
残念ながら、4月11日の音源持ってませんでした。(出ているのかも不明)
↓は翌日12日愛知勤労会館でのサウンドボード音源
セットリスト解説にある“レディング(79年)”のサウンドボード音源は↓コチラ
~管理人のさらに付け足し
こちらが正真正銘、4月15日サンプラザの音源