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おかみさん日記

個人商店のおかみさんが、日々の出来事について綴ります。

老母の様子

2013年05月21日 09時28分03秒 | 認知症介護
5月に入って、老母の幻覚や妄想が以前より多く表れる。
昼間は、妄想をする程度なので、訂正することはやめて「そうか、そうか。」
と受け流しているとそのうち治まって、1分もすればもうその件は忘れてしまう。

幻覚は夜に起こることが多く「たくさんの人が家にいる。」とか覗いている、
とか言う。

13日の夜中は、江州音頭をうたって、手拍子を打っている。
「良い声の方、たのんまっせー!」と言ってご機嫌だ。
ベッドに寝た状態なので、そっとしておいた。
続いて軍歌、童謡と 10分くらいは手拍子が続いた。
そして・・・眠った。
こちらは目が冴えて眠れない。

2日はさみ位で、夜中に起きだして騒ぐ。

昨夜はひどかった。
私が眠っていて気が付かない間にズボンをはいていた。
上着を抱えて「この服をもらって家へ帰ります。」という。
ここは家で、夜中で、みんな寝ている時間帯、と納得させて寝かせた。

2時間ほどしたところで「夕飯をいただきたい。」という。
もう夕飯は済んで、次は朝ごはんだよ、と言っても聞く耳を持たない。
家じゅうゴロゴロとワゴンを支えにして歩き回る。
「おかしい。おかしい。」と言いながら。
こういう時は何を言っても、私の話が入らない。
私もついて歩くより仕方ない。
そのうち窓が白んできた。
疲れたのか、それとも偶然自分のベッドが目にはいったのか
「もう寝る。」と眠った。

ヤレヤレ。
庭に出て、ばらの花を見る。
少し気が安らぐ。





つるバラ “ブルームーン・クライミング”

老母の看護

2013年05月10日 17時25分33秒 | 認知症介護
このところ疲れている。
精神的にも肉体的にも。


市立病院の救急外来でもらってきた母の薬が
7日で切れるので、
病院へ行こうか?かかりつけ医へ行こうか?迷ったが
病状も安定しているし、近くの先生の方が待ち時間も少ないだろうと思って
いつものかかりつけ医の先生に診てもらうことにした。
病院でいただいた血液、尿検査の結果票や処方箋を持って行った。

先生は母の手を見て「水分不足だ。点滴をしましょう。」とおっしゃった。
水分と抗生剤の入ったものを1時間近くかけて入れてくださった。
心なしか、少し元気になったようだ。
「また明日もやりましょう。」
  
 ・
 ・

ということで翌日も受診して、点滴を入れてもらった。
「また明日も。」
ということで。
しかし37.6℃、37.5℃と微熱が下がらず
3日目の木曜日は、違う抗生剤の入った点滴を受けた。
  
 ・
 ・

「また明日も。」
ということで。
今日10日(金)も昨日と同じ点滴をしてもらった。

ずーっと一週間、やってきたが
楽しいことの一週間は、心ウキウキでそう疲れも出ないのだろうが、
心配事を抱えての一週間は、疲れる。
うちの中の掃除も怠りがちで、廊下の隅には綿ぼこりがたまっている。
食べる事は何としてもやらなければならない。
今日は十日の集金日だった。
体がもう一つほしい。
ちなみに、今日は水泳教室の日なのだが、それもお休みした。
ああ!ストレスがたまる。
結構能天気な私だけど、ストレスがたまる。

介護サービス担当者会議

2013年04月02日 17時11分30秒 | 認知症介護
年に一度、老母の介護に携わっていてくださる方々の
“サービス担当者会議”というのが、今日我が家で行われた。
ケアマネージャーさんが中心になり、お世話になっている介護施設
5か所からそれぞれ1名ずつが来てくださって、きめ細かく相談してくださった。

やはり1年前とは体力、筋力ともに衰え、認知度も進み、
どの施設でも、以前の“見守り”から“付き添い介護”をしてくださっているようだ。

認知症の症状で、間違った思い込みが多くなり、混乱することもあり、
自分中心で我が強くなり・・・
それはどうしようもないことらしい。
「対応に気を付けてあげてください。」とケアマネさんから各施設の方に
お願いしていてくださった。

そして、近頃微熱が出るが、どう対応したらよいか、
デイサービスに行っていても施設から「微熱が出たのですが。」
と連絡が入るし気になっていた。
そしたら、きのうケアマネさんが、かかりつけ医の先生の所へ行って、
尋ねてきてくださっていた。
37.5℃までなら変わった様子がなければ、普段どおりでよいとのこと。
ぐったりしたり、したら受診するようにとのこと。

介護保険制度ができて、親切なケアマネさんや介護師さんに出会えて、
本当に助かっている。

虚弱な体質の母が92歳までこうして、この世にいられるのは、
みなさんのおかげさんだとつくづく思う。

こうして、いつも静かな我が家がにぎやかな会議室になって、
母も喜んでいた。
ありがとうございました。

老母の様子

2013年03月27日 11時11分09秒 | 認知症介護
わたしの知り合いに、三年日記を続けているという人がいる。
それなら、わたしはブログに記録しておこう、とは思ってみたが、
なかなか続かない。



最近認知症の老母の様子が変わってきた。
今までは大体が感謝の気持ちを表していたように思う。
「施設のお姉さんは、○○さん大丈夫?。楽にしていてね。
ゆっくりでいいよ。とやさしくしてくださる。」、と喜んでいた。
つい数日前からは、「お食事も食べさせてもらってないのよ。」
とか「だーれも助けてくれはらへんのよ。」と
愚痴を頻繁に言う。
施設からの連絡帳には、きめ細かく一日の様子が記されているが、
そういう者の扱いをよく心得ていてくださるので、
上手く対応していただいているようだ。

家でも同様に、おちゃわんとお箸を持っていながら、
今食べ終えた食事のことを忘れて
「まだ食べてない。早よ食べさせて。」と言う。
はいはい、と又食べさせるわけにもいかず、
少しよそって、「これはお変わりやょ。」と言って与えるが、
それを食べている間に、さっき「食べてない」と言ったことを
もう忘れている。

近頃、介護に少してこずっている。

又、老母のアクシデント

2013年01月09日 16時47分31秒 | 認知症介護
今日は、母がデイサービスに出かけたら、
銀行へ行って、支払いを済ませて、
年末忙しくて請求書を作る暇がなかったので、
帳面を整理して・・
請求書の作成をして・・。
と段取りをしていたのだが、
 ・ 
 ・
デイに出かけると間もなく、施設から
発熱が見受けられるので送り返すから
お医者さんに診てもらえ、とのこと。

5日前に発熱して受診した時は、尿路感染によるものだった。
抗生物質と解熱剤を5日分もらって、すぐに快方に向かい
「ああよかった。」と思ったのもつかの間。

今日は採血をして、検査に出す、とおっしゃった。

又、前回と同じお薬を5日分もらって帰ったきた。

夕方になっても37.8°から下がらない。

実はこの17日(木)に大阪の娘が胆石の手術をすることになっている。
前日から母をショートステイに預けて、大阪の病院へ行ってやろうと
思っている。
母の熱が下がらないと、ショートに預かってもらえない。
大事に至らないことを祈っている。

認知症の介護とウソ

2012年10月16日 14時57分35秒 | 認知症介護
昨夜も、夜中の二時に
もうすぐ92歳になる老母が起きだして
暗がりの中で、「ごぼうに入れる砂糖は何処?」と
みんなを起こす。
みんなといっても夫とわたしだけだけど。

お惣菜を作っている夢でも見たのか、
現実とごっちゃになって混乱している。

時計を見せたり、
すっかり片付けてあるキッチンを見せたり、
真っ暗な窓の外を見せたりして、
ようやくベットに寝かせつけた。

近頃は、妄想と言おうか、
自分の思う事が本当のことと思えるようで、
来るはずもないお客さんが来るといって、「お寿司を作ろう」とか
びわ湖の水泳場へ、案内してくる、とか。

ひとりで外出も出来ないのに「さっき、信号の所で同級生の○○さんに会って、長いこと喋ってきた。」とか

「空襲警報が発令されたので、どこへ逃げよう!防空壕は何処や?」
と真顔で訴える。

ありもしない話に付き合わなくてはならない。

どうでもよい話には「そうやなぁ」と合槌を打っておく。
ウソのようなことを言って納得させることもある。
最近わたしは作り話のようなことを言って、
その場しのぎをしている。

一生懸命本当のことを言って説明すると、
余計にややこしくなってしまうので、
そういうやり方で良いと、担当のケアマネさんはおっしゃるのだけど。

ナンダカ、自分自身がミジメで、
“嘘つき人間”になってしまったようで、悲しい。

老母の発熱

2012年07月30日 12時24分04秒 | 認知症介護
あれから何事もなく過ぎてきたようだったが、
先週末からまた腰痛がぶり返し、大変痛がる。
そして右耳たぶが赤く腫れて、触ると痛いという。
おたふくかぜのようにリンパ腺(?)が腫れている。

そして昨夜38.4℃の発熱があった。
かかりつけの内科医先生に電話して、
前回残りのカロナール200を飲ませてよいか尋ねた。
「それを飲ませて下がらなかったら、明日月曜日に連絡ください。」
とのことだったが、
今朝になっても38℃から下がらない。
そして腰が相当痛むようで、医院まで連れて行けない。
その旨伝えて、往診してもらった。

点滴をしてくださった。
「これで様子を見てください。」とのこと。

入れ替わってケアマネさんが電話で様子を知り
駆けつけてくださる。

「これで、熱が下がれば腰痛は残っていても
デイサービスは受けてもらえますよ。」とのこと。
主治医の許可があってのことだが。


今から思うと、6月に起こした腰痛がいまだに治らないということは、
圧迫骨折したのではなく、体内の腫瘍のせいかも。
そうそう、歯が痛んだのも、耳が痛くなったのも、
今日は右目の周りが赤く腫れているのも、
イヤナ細胞が悪さをしているのかも・・・。
主治医の先生は、科学的な根拠が無い為か
「そんなことではないと思うけどナア。」とおっしゃるが。

老母の検査結果

2012年07月24日 14時12分15秒 | 認知症介護
2回提出する検便が1回しか出来てないが、
採血と検便の結果を、かかりつけの内科医先生に、たずねに行った。

便には血液が混じっていて、貧血があり「何処かに腫瘍ができています。」
とのことだ。

どこにどの程度の物が出来ているかを調べるには、
入院が必要で、検査には苦痛が伴う。
調べないと今後どのようになっていくかが分からない。

年齢のことを考えると、現在自覚症状も無いし、機嫌良く暮らしているので
「すぐに入院して検査を受けて、治療を受けなさい。」と、先生も言えないとおっしゃる。

どうするか?

「御主人と相談して決めて下さい。」と引導を預けられた。

帰って、夫に報告して、相談した。
結局、入院などせずに、行けるとこまで行ってみようということになった。

当の本人さんは何も知らないので、ゆっくりテレビを見て「美味しい、美味しい」
と食事をして、ウトウトして・・・何事も無く過ごしている。

母 その後  色々あって

2012年07月21日 09時59分11秒 | 認知症介護
先月22日、 ひと月前、腰を痛めたが、
整形外科で処方してもらった痛み止めのお薬のおかげで、
ほぼ元通りの動きができるようになった。

月に1回、歯医者さんで“歯のお掃除”をしてもらってるのだが、
腰痛のせいで、ひと月とんでしまった。
そしたら・・・歯が痛みだして・・・食事がとれないという。

そしてその同じ日(7月13日)デイサービスに行っていた施設から
「排便の際、出血が見られましたので一度お医者さんに診てもらってください。」
と連絡があった。
家では今までそんなことはなっかたが、心配

翌日、かかりつけの歯医者さんと、内科で診ていただく。
歯はやはり歯間の汚れが原因で、また3日後にもう一度来なさい、とのことで・・・。
内科のほうは、採血をして貧血がないか調べて、検便をしてみましょうとのこと。
検便は2回とるのだが、2回目が未だ出ない。
。。。結果待ち。

母の腰痛について

2012年06月27日 10時29分14秒 | 認知症介護
きのう、ケアマネさんから連絡があり
一度整形に診てもらって、
痛みの原因を知った上で
対応しましょう、ということだった。

相変わらず痛むようで
今朝がた3時過ぎ、トイレを促したところ、
身体を動かそうとすると、
あ痛 あ痛 と叫ぶ。
1時間ほど、いろいろ身体を起こす試みをしてみたが
どうしても頭が上がらない。
諦めて、おむつですることでした。

いつもの起床時間、朝8時前様子を見に行った。
よく眠っていたけど、
「今日は、デイサービスの日だけど行けるかな?」
と声をかけると、時間はかかったものの
顔をしかめて起きた。
コロのついたワゴンに身体を預けるようにして
そろそろと洗面所にも行けた。
「大丈夫行ける、行ける」とデイサービスに出かけるのを喜んでいる。

私は朝方のトイレ騒動から、もう眠ることができず
掛かり付けのお医者さんに往診をお願いしなければ・・・
と、先生に説明するセリフまで考えて
電話番号を探して、診察開始時間を待っていたのだが、
どういう具合であれだけ痛かったのが
それほどでもなく動けるようになるのだろうか。

デイサービスの方が迎えに来て下さって
「様子を見ながら安静にしてもらって・・、では行ってきます。」
と連れて行ってくださった。

母にはわるいけど、正直ヤレヤレ、ほっとした。
今、店に来て月末の請求書を作っているけど、眠くて眠くて