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おかみさん日記

個人商店のおかみさんが、日々の出来事について綴ります。

緩和ケア病棟での様子

2013年10月24日 20時27分46秒 | 母の入院
母が病院の緩和病棟に移って、もうすぐ1か月になる10月21日、病院から電話があり
部屋代が無料のお部屋が空いたので部屋を代ることができるという。
今まで1日4200円だったので、ありがたいことだ。
さっそく移動させてもらった。
部屋の作りは全く同じで、窓は東を向いている。
窓から琵琶湖は見えないが、注ぎ込む川の流れが見える。

当の本人ーーー母は“我関知せず”と、うとうと眠っている。
呼びかけると、うっすら目をあける。
「しんどいか?」と尋ねると、「うん、えらい。」と答えた。
今までは尋ねても「大丈夫や。」と言っていたのに・・・。

  
  

22日.23日と夫が静岡県の秋葉神社へお札を受けに、代参に出かけていたので、
病院へ行くことができず、心配はしていたが、今日、行ってみると
担当の看護師さんから、
このところ微熱が続き、食欲が落ちてきた。
嚥下力が弱ってきたので、軽い誤嚥がある。
食事をとろみ状のものにした。
がんばって食べてもらうようにしているが、なかなか進まない。
と、あまり芳しくない状況を知らされた。

いたしかたないことなのだが、あーあ 近づいているなと思わざるを得ない。

病室の壁の見やすいところに、ひ孫たちの、笑顔の写真を貼り直して、
花もよく見えるところにおいて、帰ってきた。

母が緩和ケア病棟へ引っ越し

2013年09月24日 14時21分31秒 | 母の入院
9月に入って早々、
母が入院している病棟から、
しばらく緩和病棟は満室で受け入れる見込みが立たないし、
病状も安定しているので、他の病院へ転院してほしいと言われていた。
仕方ないなと、諦めていたら19日の木曜日に
緩和ケア病棟に空きができたので、週明けに移ってもらいます、と
連絡が来た。

 

 

 

今日、午前中に引越しが終わった。
8階なので見晴らしがよい。
びわ湖がよく見える。
ベッドのわきには1帖程の畳敷きの床がある。
看護師さんもよく行き届いた方ばかりのように感じた。
主治医のK先生が部屋へ挨拶に来て下さった。
このK先生は大変評判がよく、店に来るお客さんや、友達や、
スイミングのコーチまでもが「よい先生ですよ。」と言っている。
本も出しておかれるようなので、チャンスがあれば読んでみたいと思う。

これから色々お世話になるわけだけど、
「何かご希望は?」と看護師さんがたずねてくださったので、
「苦痛を和らげてもらうとともに、人間らしく人生をまっとうさせてください。」
とお願いしてきた。



転院の話

2013年09月07日 17時26分18秒 | 母の入院
9月3日に市立病院の相談員さんとの面談があった。

先に看護師さんからきいていたとおり、
安定期に入っているので他の病院へ移ってほしいというものだった。
私も事前に友達などから、ほかの病院の情報を得ていたので、
2か所の病院を示されたが、そのうちのY病院へお願いしたいと申し出た。

なら、その病院へ事前に申請書を出すように言われた。
現状や要望を記入して提出した。

市立病院よりは少し遠くなるが、仕方がない。
もっとここにおいてください、と無理なお願いをしても、
居心地もよくないし・・・いわれるようにするしかない。
なっていくようにしかならない。

毎日病院へ通っているが、日が短くなってきて
すぐ夕方暗くなってくる。
涼しくなってきたのはありがたいのだが・・・。

老母の疥癬

2013年09月03日 10時00分18秒 | 母の入院
入院中の母は、わたしがいつ行ってもウトウト眠っている。

起こして、果物やOS1等三度の食事にさし障らないものを与えてくる。

「今日は○○が迎えに来てくれはるので、用意をしなければ。」
と、家にいて介護施設がデイサービスのお迎えに来てくれると勘違いしている。
「ここは病院やょ。」と言うと不思議そうな顔をして、「なら、もう帰ります。」
という。
  
  
先日主任の看護師さんからお話があって、
だいぶ疥癬も治ってきたし、食事もすすんで安定しているので、
他の病院へ移ってほしいと言われた。
緩和病棟へ移るように聞いていたのにどうしてですか?
と言うと、緩和病棟にも優先順位があり今いっぱいで 
相当の“待ち”になると。
この病院は急性期の患者さんを受け入れる病院で、
母の場合は安定してきているので
慢性期の患者さんを受け入れてくれる病院へ移ってほしいとのこと。

きのうも皮膚科の先生の回診があって、前回足の爪に疥癬虫がいたので
もう一度検査をします、と爪をそいで顕微鏡のグラスに採っていかれた。

このように、まだ完治していないので、治るまでは他の病院も受け入れて
くれないだろう。

今日、お昼前に市立病院の相談員の方と面談することになっている。

緩和ケア病棟

2013年08月16日 18時07分51秒 | 母の入院
母は入院以来のノルーウェイ疥癬も治ってきたようで、
意外と機嫌よくしている。
私は仕事、用事が一段落した午後、洗濯物を取りに行き、
洗い終えたものを持っていく。

毎日、昼食後お風呂で身体をきれいにして、ローションのお薬を全身に塗ってもらっているので、
パジャマを熱湯(50℃以上)に30分浸してから洗わなければならない。
この仕事ももうしばらくのことだろう。

今日、病院から呼び出しの電話があった。
緩和ケア病棟の先生の説明があった。

今は皮膚科病棟にいるが、週明けに緩和ケア病棟に移るというもの。

病棟の見学もさせてもらってきた。
きれいな穏やかな病棟だった。
しかし、人生の幕引きをする場所として承知して過ごすということは、
どう気持ちを整理していくのだろう。
私の母の場合は、認知症が進んでいるので
自分がどういう状況かわかっていない。
それが救いだ。
看護する私たちも救われている。

でも、これからどのような展開になっていくのか、不安だ。

ノルーウェイ疥癬

2013年07月29日 11時33分41秒 | 母の入院
7月22日、入院中の母がノルーウェー疥癬に感染していることが分かった。
感染力の強い皮膚病で、ただちに5階の皮膚科の個室に移った。
隔離だ
飲み薬と塗り薬で治療すれば、3週間で完治するとのこと。
人の皮膚に住み着くダニによるアレルギーで相当痒くなる。
高齢者や癌患者のように抵抗力が弱っていると繁殖が大きくなる。
皮膚と皮膚との接触によって感染する。
ダニの住み着いた角質がはがれ落ちて、それが素肌に着いて感染する。

患者の介護にあたっていた者や、同居の家族にはもう感染している可能性があるとのこと。
・・・なので
24日、夫と二人皮膚科で検査を受けた。
赤いポッツンの所をそっと削いで顕微鏡で見るというもの。
居た居た
私たちも顕微鏡を覗かせてもらった。
ひげ?足?を持ったゾウリムシのようなもの。
楕円形のは成虫。丸みを帯びたのは幼虫。卵もいる。

二人とも、まだ数が少なくノルーウェイ疥癬までは行っていなくて、
単なる疥癬。
普通の生活ができる。
飲み薬を1週間に1回、2度飲めば完治するでしょう、とのこと。
この薬は飲むとすぐ身体にいるダニは即死するという。
念のため、もう一週間おいて服用するという訳。

このダニは、身体を離れるとエサがないので生きていけない。
卵から成虫になって死ぬまで3週間なので
最長3週間は、気を付けて生活しなければならない。

洗濯物は50℃以上のお湯に浸けて30分、それから洗濯機を回す。
素肌の触れたところはアルコールで拭く。

エライことになってしまった。
けど、貴重な勉強をさせてもらった。


再入院

2013年07月22日 11時07分49秒 | 母の入院
いろいろなことがあって、
用事に追いかけられて暮らしている。

老母が7月6日の土曜日、入院して
抗生剤などの点滴を受けて、
1週間目の13日、退院してきた。
17日の水曜日からデイサービスにも行けるようになって、一安心と思っていた矢先
19日金曜日から熱が上がりだし、よく20日(土)40℃近くなり意識がモウロウとしている。
 
また救急車をお願いして、市立病院へ行った。
体全体の検査をしてくださって、前回の尿路感染は治っているし、肺も大丈夫とのこと、
どうも肝臓がもやもやして怪しいという。

造影剤を入れてそのあたりをCTで検査。
結果、肝臓に4.5Cmほどの腫瘍が見つかった。
もう一つ小さなものと2個もある。

消化器系に癌があるとは予測されていたが、
そこから転移していた。

「そう永くはないでしょう。」と引導を渡された。
覚悟しなければ・・・

老母の緊急入院

2013年07月06日 16時32分20秒 | 母の入院
きのう7月5日のこと、
午後1時から、お稲荷さんの月参りがあって
ホッとしているところへ、
母がデイサービスに行っている施設の看護婦さんから電話がかかり
母が高熱を出しているという。

看護婦さんと、介護師さんの二人がかりで送り届けてくださった。

お昼までは37.5℃位だったのが、昼食後は38℃~38.9℃まで上がり、
震えがきて、チアノーゼも出てきているので
かかりつけ医の先生に往診をしてもらうようにとのこと。

その旨、かかりつけ医の先生に連絡したところ、
だいぶ重症のようだし高齢でもあるので
救急車で大きな病院へ行くようにとのこと。

℡119へ 救急のお願いをした。

夫は店を閉め、私は保険証・診察券、タオルやティッシュを用意(何を持つとよいのか?)
していると、ピーポー。ピーポーと聞こえてきた。

救急隊員の方4人がテキパキと様子を聞き取り、ストレッチャーに乗せ車に収容し、
受け入れてくれる病院を、こちらの希望も聞き、確保してくれた。
「服用中の薬の内容のわかる物を持ちましたか?」
アッ 忘れていた。急いで袋に入れて、ピーポーピーポーと出発。
救急車中での検温で40.5℃あった。

“救急入口”の所で病院の方が迎えてくださり、本人はすぐ診察に。
私は本人確認や、これまでの様子の質問を受けた。

待合のソファーで待つこと1時間。
夫はあとから駆け付けてくれていた。

看護婦さんから色々検査をしていますからと処置室へ通された。
母は酸素を送られて眠っていた。

程なく先生が来られて「尿路感染による炎症で1周間入院」と告げられた。

それから又1時間半程待って、8階の看護婦さんがベッドを持って迎えに来てくれた。

4人部屋の左入口に落ち着くことが出来た。

スタッフ詰め所で入院手続きの説明を受け、
もうお任せして、家に帰ってきた。
8時前になっていた。