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なんと6年越しの復活。
ケドメ(旧名 ミッチ・ミキハラ/MIC(H))の活動報告拠点にでもしようと思います。

DEPTH

2006年02月03日 | ●音楽ゲーム回想録
○『DEPTH』オイラなりの解説

幻想的な空間をイルカの姿で漂いながら
アドリブで音を鳴らし、浸る。
そこにはペナルティもクリア目的もない。
各ゾーンに散らばる音のパターンを集めた後は、
エディターで好きなパターンを組み合わせ、
そのトラックをBGMにして
それぞれの空間で泳ぐ事ができる。

"ルールに則って障害を乗り越える"という
それまでのほとんどのゲームの
常識に反する内容のため
人を選ぶ作品ではあったが、
本格的なサウンドエディターの搭載と
デザイン性の高さから
音楽ファンを中心に熱烈に支持された。

本作と『グルーヴ地獄V』、『BEAT PLANET MUSIC』は
スウィープステーションという同じシリーズとして
括られている。




これも、『パラッパ』のときと同じく
友人が持ってきた体験版で遊んだのが最初です。
BGMのパターンをいじくることはできず、
デフォルトのBGMにアドリブを加えながら
泳げるだけでした。

実はこの体験版を遊んだのは『パラッパ』も含めて
もう製品版が世に出てからのことだったのですが、
この数週間前に載っていた
『DEPTH』のファミ通でのクロスレビューの内容を
妙に意識していましたね。
ファミ通のレビューは、
当時は明らかにゲームではないソフトも
評価の対象にされていましたが、
『DEPTH』のレビューは7点、6点など、
微妙な採点を挙げるレビュアーが多かった中で、
ただ1人のレビュアーだけが10点満点をつけたことで、
ファミ通読者の友達との間で
何かと話題にしていたのでした。
7点をつけたレビュアーの
「まったくの音楽素人が適当に操作しているだけでも
 ちゃんと音楽として成立する」
という評価内容もオイラには印象深かったです。

で、実際に遊んでみると、
本当に適当な操作でも耳当たりのいいアドリブが
勝手に決まってくれるのです。
デモだけでしたがエディター画面の映像もあり、
単純な音のパターンが組み合わさって
一つの楽曲として成り立っていく過程が見られました。
オイラはテクノやハウスどころか
打ち込みの音楽自体まったく知らない身でしたが、
「こんな単純な構造で音楽ってできちゃうんだなあ」
と感心しきりでした。

製品版を買ったのは、
やはり『パラッパ』と同じタイミングでした。
当初から集中的にやり込むということは
ありませんでしたが、
何かの気分転換の際に引っ張り出して
浸ってみることが多かったですね。
しかし引っ張り出してくるごとに、
まだ聴いた事のなかったフレーズを探り当てたり
より効果的なパターンの組み方に気付くなど
新たな発見があったため、
そのうちずぶずぶと、このソフトの魅力に
ハマっていくことになりました。
クラシックかゲームミュージックしか
知らなかったオイラには、
なおのこと新鮮さが際立ちます。
そのうち自分自身も
クラブミュージックに傾倒するようになりますが、
土台としてこのソフトがあったことに
疑いの余地はありません。

のちにPCを購入し、
DTM(つってもBMSですが)を始めてからは
このソフトの音源としての優秀さを再確認し、
自作楽曲に多用する事になります。
現在は、テレビとPCの位置が遠すぎるため
『DEPTH』を音源として活用することは
ほとんど無くなってしまいましたが、
トラックの組み方のコツを
じつに簡単な方法で、しかも体で憶えさせてくれた
このソフトへの感謝の気持ちは
絶える事がありません。



因みにこのソフト、
中古なら500円前後で手に入ると思います。
興味のある方は気軽に手にとってみては?
今でも新鮮さは失っていない作品だと思います。

理由 (新潮文庫版) - 宮部みゆき

2006年02月02日 | ◎ざっくりモノモノ感想
これも、なにげに宮部みゆきって
読んでこなかったな~と思ったので
手始めにということで買いました。
手始めに読むような内容じゃないということは
あとから知りましたが。
いいんです。宮部みゆきだって
メトロイドからゲームを始めたんですから。

いや面白かったです。
オイラは本はある程度読みつつも
読書は得意なほうではないと思っていて、
途中で疲れちゃう作品も多いのですが、
この作品は最後まで、まったくよどみなく
読み進める事が出来ました。
一般的評価としては逆のケースが多いらしいですけどね。
オイラがすんなり受け入れられたのは
自分がゲーマーであるからなのかなあ、と。
作者もとある本で触れておりましたが、
この小説の構造はすごくゲームっぽいのですよ。

最終目的を明示しつつも
その謎を解決するための"アイテム"は
広大で複雑に入り組んだフィールドの
あちこちに散らばっており、
その"アイテム"となる要素をかき集めては
それまで足を踏み入れられなかったエリアに
乗り出していく・・・
具体的なタイトルで言うと『ゼルダ』や、
やはり『メトロイド』を遊んでいる時の
感覚に近いです。
著者も両シリーズの熱狂的なファンらしいですし、
多分狙ってやってるんじゃないですかねえ。
登場人物の膨大な数と設定の細かさは
『幻想水滸伝』に触発されたなんて話も
確かあったはず。

上記のゲームにピンと来る人以外にも、
マンガ『風雲児たち』や
ゲームソフト『街』の
話をたどる構造が好きなら
これはもう絶対にオススメできます。
・・・どっちも世間的にはマイナーくさいですけど。

家庭の問題、住宅の問題、情報の問題、
色々書かれておりましたし、
考えさせられる部分も多かったのですが、
こういう深刻な問題すら
手法次第では娯楽小説として
立派に成り立ってしまうのだなあという部分に
オイラは一番感心した次第です。

ひさびさの3人訪問

2006年02月01日 | ★どうぶつの森のミッチ
いや自分の村で4人揃うのは
初めてかもしれません。いえー。

昨夜、我がつつうら村にやってきてくれたのは
ともあきさん、ばぶぅさん、ひでぽんさんの3名。
最初 ともあきさんとだけ
プレイしていたときには
一度回線が切断されるという
アクシデントがありましたが・・・
あ、ちなみに ともあきさんは
奥さんと息子さんがいる大黒柱さんです。
息子さんは幼稚園だそうですが
他の村に行った時のマナーは心得ている
しっかり者だとか。

そのうち ばぶぅさんと ひでぽんさんが
立て続けに訪問。
ばぶぅさんの宇宙服も印象的でしたが
ひでぽんさんが潜水服でまるで顔が見えないのは
もっとビックリしました。
門からあの姿で入ってこられると
ずいぶんと威圧感があります。

なしくずし的にデザインとファッションの披露大会に。
音ゲーネタやテクノネタといった
マイナー極まりないオイラのデザインを尻目に
(でもやっぱり初期beatmaniaは
 一応話が通じますね)
ひでぽんさんが うさぎずきんとホッケーマスクで
えもいわれぬ雰囲気を作り上げたり、
ばぶぅさんがカービィの絵柄を帽子にアサインして
見事なカービィボウルを表現したり。
ともあきさんがシャツで来ていた
柴犬のデザインも描き込みが尋常じゃない!
どうやら知り合いのセンスのいい
プレイヤーの村に遊びに行って
もらって来たデザインだそうです。
オイラも誰かにデザイン持ってってもらえるように
頑張りたいですねえ。

そのあとは物々交換。
ともあきさんの持って来た人体模型は、
「置いていると子供が泣くので処分してくれ」
とのこと。
そういうケースもあるというリアリズム(サブカル語)。
実際に部屋に置いてみたら、
怖いです、確かに。ディテール凝りすぎですよ。
ひでぽんさんからは
念願のキャスケットを頂いたのですが、
・・・想像してたビジュアルとだいぶ違いました。
なんでしょう、今ドラマでやってる西遊記で
伊藤君が被っている帽子とちょっと似てるんですよ。
こういうのもキャスケットって言うんだ・・・
うーーーーん、もうしばらく
ベレー帽で頑張るしかない。


ひととおり会話したあと
0時半になるあたりでこの日はお開き。
写真にまるで収めてないのが惜しいですね、今回の記事。