10月23日 第5回 伊豆八十八ヵ所巡礼に行ってきました。
今回は、第二十二番札所のみ巡礼。
距離は約29km
朝から土砂降りです。
先日の上高地が良い天気だったので、憂鬱な気分。
5時45分に先月のゴール地点の「龍澤寺」に到着。
このお寺は修行寺のため、修行期間中は一般の人は境内に入ることができません。
本日はこの期間だったのですが、知らずに境内に入って怒られました。
ごめんなさい。
気持ちを取り直して出発です。
雨も小雨になってきました。
本日は箱根越えですので、朝から坂を上り続けます。
途中に「三島七石」のひとつ「鬼石」がありました。
小さな川に、とてつもなく大きな石があり、不思議に思っていると看板がありました。
鬼が運んでいたが重たかったので捨てていったとか、鬼が毎日この石に座り込んで考え事をしていたなどといわれているそうです。(三島観光協会HPより)
旧国道1号線沿いに第二十二番札所の「宗福寺」がありました。
若い頃は、毎週土曜日の夜はここにいたのに、まったく知りませんでした。
22番札所 泉龍山 宗福寺(そうふくじ)
本尊:阿弥陀如来
ご本尊真言:おん あみりた ていぜい から うん
ご本尊の阿弥陀様は修復をされて、とてもきれいなお顔をしています。
さて、次の東光寺は箱根を越えた向こう側にあります。
ここから旧東海道を歩きます。
雨に濡れた石畳は気を抜くとすべるので、要注意。
坂は相変わらず急です。
中には、「こわめし坂」と言う名前の坂があります。
「こわめし坂は長い急な坂でしたので、この坂道を登りつめると旅人は汗びっしょりになりました。特に、夏の暑い日盛りはたまりません。その汗と熱で旅人の背負っていた米はこわめしになってしまうのです。そこで、この坂は「こわめし坂」と呼ばれたという説もあります。 」(三島市HPより)
確かにきつく、汗びっしょりになりました。
伊豆八十八ヶ所には入っていませんが、休憩を「日蓮宗 松雲寺」で取りました。
ここは、寺本陣だったようです。明治天皇もご休憩に使用されたようです。
このお寺の裏から富士山がよく見えるらしいのですが、本日は天候不順のため、まったく見えません。
旧国1と石畳を歩いて、先に行きます。
着いたところは、山中城址。
ここの駐車場が、若い頃の遊び場でした。なつかしい。
少し休憩して、先に進みます。
今度は東海道から離れて、函南原生林に入って行きます。
落ち葉の絨毯の上を歩きます。
大きな大木が倒れて道をふさいでいるところもあります。
木の階段が歩きにくい。
久しぶりに、体に負荷をかけています。
やっとの思いで、県道20号線に出ました。
ここからしばらく歩き、十国峠レストハウスに向かいます。
普段、箱根から熱海に抜けるのに使いますが、ここで歩いている人見たことありません。
歩道もありません。
横を車が、不思議そうな顔で通りぬけます。
11時45分に十国峠レストハウスに到着。
「あと、30分で今日の最終地点なので先に進みませんか」
先生の提案である。
「もう、動けません」
と言うわけで、ここで昼食になりました。
天気が悪いため、食事はバスの中でした。
13時に午後の出発です。
「最後の15分が急坂です」
と言われていたのですが、さっきの原生林に比べればなんて事ありません。
あっという間に、目的地に到着。
本日は、お寺に行かず、ここで終了。
本日の温泉は、「湯~トピアかんなみ」
お風呂のあと談話室で、大声でしゃべっていたので、注意を受けてしまいました。
怒られてスタートし、怒られて終了する。
そんな1日でした。
来月は、箱根から熱海に下ります。