久しぶりに芝居を観てきました。
芝居を観て、こんなに楽しかったのは初めての経験でした!!!
3時間半ほどの長い芝居でしたが、一度も飽きることなく、笑ったり泣いたりの連続でした。
芝居好きになってしまった!
井上ひさし作 栗山民也演出 こまつ座106回公演
あらすじ:
『時は太平洋戦争前夜昭和15年から16年の東京、浅草のレコード屋オデオン堂の家族と、広告文案家の下宿人は皆、音楽大好きな一家である。しかもその音楽は『仮想敵国のジャズ』であったり、『軟弱な流行歌』であったり・・・。
更に陸軍に入隊していた長男が脱走、追ってきたのは憲兵伍長、いつの間にかオデオン堂は非国民の家と噂されてしまう。
しかし、可憐な一人娘が結婚相手に選んだのは傷病兵。非国民家族から一転、美談の家になったオデオン堂で繰り広げられる、好きなものが好きと言えなかった時代の、愛すべき家族と下宿人たちの運命は・・・』
セットはレコード店の居間。
そこに出入りする、それはそれは違いすぎる人達。
それぞれが懸命に生きている。
レコード店の店主(久保酎吉)はいろんなジャンルの音楽を好んでいますが、あまりこだわりがある訳ではなさそう。若い後妻さんをもらうことになったいきさつにその心の大らかさというか、いい加減さといっていいのか、素敵な人柄が出ています。
店主には奥さん(若い後妻)と先妻の子ども達(息子と娘)がいます。
奥さん(秋山菜津子)は元歌手。ひょんなきっかけで店主の後妻さんになります。
彼女はこの家族の窮地を乗り切ろうと考えたのは、気立てのいい義理の娘(深谷美歩)が傷病兵600名と文通していることを利用して、その手紙の中から無差別に1通を選び、その選んだ傷病兵と娘が結婚すること。
秋山菜津子が話したそのすぐ後の台詞は
「継母って残酷ね、許して下さい」と言って、深く頭を下げて謝るのです。(笑った!)
大きな心と神経の持ち主。
その後、傷病兵(山西惇)と結婚した娘が妊娠し、もしお腹の子供が生まれてきたら戦争に行くしかないと思い詰め、神経障害になっている夫(山西惇)の病状を心配するあまり、大きな石を持ち出してお腹の子供を殺そうと試みます。
家族やみんなで、説得します「男の子だと決まっていないじゃないか、女の子かもしれないよ!」
娘は「男が不幸なのに、女が幸せな訳ないじゃないですか!」
この台詞に、感動。
ここでレコード店に下宿している広告文案家(木場勝巳)が「人間そのものが奇跡」だと説得するのです。
そこで奥さん(秋山菜津子)が
「生まれてくることが奇跡なんだもの、その奇跡が奇跡をおこすかもしれなくてよ」
この台詞も、素敵。
息子(田代万里生)はお国のために勇んで兵隊になりますが、爆発の音に耐えられず軍隊を脱走。何度もこの家族の元に帰ってきます。みんなで彼をかくまうのですが、憲兵が張り付いていたり・・・・
傷病兵(山西惇)がガチガチの皇国史観の持ち主。くそ真面目なので、彼の言動全てが私を涙と笑いへと誘うのです。
あ~~ よく笑った!
あ~~ よく泣いた!
私の両隣に座ってらした方に、うるさくてほんと御免なさい。
芝居を観て、こんなに楽しかったのは初めての経験でした!!!
3時間半ほどの長い芝居でしたが、一度も飽きることなく、笑ったり泣いたりの連続でした。
芝居好きになってしまった!
井上ひさし作 栗山民也演出 こまつ座106回公演
あらすじ:
『時は太平洋戦争前夜昭和15年から16年の東京、浅草のレコード屋オデオン堂の家族と、広告文案家の下宿人は皆、音楽大好きな一家である。しかもその音楽は『仮想敵国のジャズ』であったり、『軟弱な流行歌』であったり・・・。
更に陸軍に入隊していた長男が脱走、追ってきたのは憲兵伍長、いつの間にかオデオン堂は非国民の家と噂されてしまう。
しかし、可憐な一人娘が結婚相手に選んだのは傷病兵。非国民家族から一転、美談の家になったオデオン堂で繰り広げられる、好きなものが好きと言えなかった時代の、愛すべき家族と下宿人たちの運命は・・・』
セットはレコード店の居間。
そこに出入りする、それはそれは違いすぎる人達。
それぞれが懸命に生きている。
レコード店の店主(久保酎吉)はいろんなジャンルの音楽を好んでいますが、あまりこだわりがある訳ではなさそう。若い後妻さんをもらうことになったいきさつにその心の大らかさというか、いい加減さといっていいのか、素敵な人柄が出ています。
店主には奥さん(若い後妻)と先妻の子ども達(息子と娘)がいます。
奥さん(秋山菜津子)は元歌手。ひょんなきっかけで店主の後妻さんになります。
彼女はこの家族の窮地を乗り切ろうと考えたのは、気立てのいい義理の娘(深谷美歩)が傷病兵600名と文通していることを利用して、その手紙の中から無差別に1通を選び、その選んだ傷病兵と娘が結婚すること。
秋山菜津子が話したそのすぐ後の台詞は
「継母って残酷ね、許して下さい」と言って、深く頭を下げて謝るのです。(笑った!)
大きな心と神経の持ち主。
その後、傷病兵(山西惇)と結婚した娘が妊娠し、もしお腹の子供が生まれてきたら戦争に行くしかないと思い詰め、神経障害になっている夫(山西惇)の病状を心配するあまり、大きな石を持ち出してお腹の子供を殺そうと試みます。
家族やみんなで、説得します「男の子だと決まっていないじゃないか、女の子かもしれないよ!」
娘は「男が不幸なのに、女が幸せな訳ないじゃないですか!」
この台詞に、感動。
ここでレコード店に下宿している広告文案家(木場勝巳)が「人間そのものが奇跡」だと説得するのです。
そこで奥さん(秋山菜津子)が
「生まれてくることが奇跡なんだもの、その奇跡が奇跡をおこすかもしれなくてよ」
この台詞も、素敵。
息子(田代万里生)はお国のために勇んで兵隊になりますが、爆発の音に耐えられず軍隊を脱走。何度もこの家族の元に帰ってきます。みんなで彼をかくまうのですが、憲兵が張り付いていたり・・・・
傷病兵(山西惇)がガチガチの皇国史観の持ち主。くそ真面目なので、彼の言動全てが私を涙と笑いへと誘うのです。
あ~~ よく笑った!
あ~~ よく泣いた!
私の両隣に座ってらした方に、うるさくてほんと御免なさい。