愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

名古屋城を木造で再建? 名古屋市中区

2015年07月01日 15時55分28秒 | 名古屋市中区

名古屋城

新聞を読んでいましたら、お城のニュースがありました。
名古屋城を木造で再建しようという話です。

中日新聞6月30日

河村市長の公約
もともとは、河村市長の公約の一つでした。あと40年で何らかの改修が必要とされる名古屋城天守閣について、そのままコンクリートで改修するのか、木造で再建するのかいろいろな意見がありました。
2009年に「名古屋城天守閣を現在のコンクリート造りから木造で再建することを本格的に検討する。」と河村市長が発表。プロジェクトチームを発足。以来調査を進めてきました。

調査報告の結果
2015年6月17日に、調査結果を市議会に報告。報告では、「文化庁が、再建は木造再建といっているので、いずれ木造で再建することになる。そこで、①早期に木造で再建する②耐震改修等を行い、40年後に木造再建する、の2案について調査・検討した結果、①の早期木造再建が望ましい」としました。
この報告を受けて、市議会で議論がなされ、市が木造再建の根本理由としている文化庁の見解について「木造以外はだめなのか」との質問が出されました。
そこで、市が文化庁に問い合わせた結果を報じたのがこの切り抜きです。

木造以外も排除しない
文化庁は、「木造以外も排除しない。市の方針がないと判断できない」としました。市も文化庁も「自分だけの責任」にしたくないようです。

さて、私としましては、そりゃあ木造再建がいいと思いますが、いろんな問題が出ているようで、たとえば二之丸庭園の整備、これはどうなるのか、本丸ばかり先行してしまうのではないか、また工事費用400億円の財源はどうするのか、税金が上がるのはどうか、などなど、こうした問題をクリアした上で木造再建をしていただきたいと思います。
かく言う私自身も名古屋城の史的価値についてよく勉強していきたいと思いました。