愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

城の腰城 豊川市

2019年04月15日 05時13分57秒 | 豊川市
4月13日、豊川市の城の腰城に行きました。
城の腰城は、萩町というところにありますが、県道沿いに山陰川という小さいですが、きれいな川が流れています。その両脇に桜が満開で、とても気持ちのいい城めぐりになりました。

山陰川沿いの桜並木

城の腰城は、奥平一族のお城だったようです。奥平氏は、長篠の戦いで長篠城に立てこもり、武田勝頼の軍に屈しなかった奥平信昌の一族です。日本城郭体系では、「作手奥平氏の一族で萩奥平氏の居館」とあります。奥平氏の中でも萩の地に住み着いた一族がいたようです。長篠の戦いでは、作手奥平氏と同様に徳川についたようです。

さて、城の腰城は、県道にそって残っています。県道からすぐ入れます。

城の腰城の位置 現在は豊川市ですが、旧音羽町です。


城の腰城 航空写真(Yahoo地図から作成しました)

愛知県城館跡調査報告Ⅲ(東三河)では上記写真の黄色の線で囲んだ部分が城跡となっています。城跡の中を県道が通り、お城を分断しています。そして北の方は、写真では青い線で記しましたが、重機によってきれいに割られた「堀切」があり、ここまでとなっていました。しかし、堀切があったということはその先にも城の遺構があるのかもしれないと思い、今回写真で赤い線の部分も見てみました。すると石積みや土塁などが見つかりました。


城の腰城の標識


赤い線で囲われた部分にあった石積み(手前の白っぽいものは撮影者のメモ用紙です)


赤い線で囲われた部分にあった土塁

石積みは後世に造られたものと思いますが、土塁は当時のものかなと思いました。


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