古墳の公園
この資料館から古墳の公園に直接つながっていました。資料館をでると、図にある古墳をすぐに見学できるようになっていました。こういう仕掛けは2013年にはありませんでした。というか、資料館がありませんでした。
公園はきれいに整備されていました。余分な木は切られ、でこぼこはならされ、芝生が植えられ、散策路ができていました。
古墳の公園の様子
おもしろかったのは、方墳と大久手5号墳です。
方墳 方墳は志段味古墳群でこれ1基しかないそうです。案内の方が特にみてほしいと案内してくれました。
大久手5号墳
大久手5号墳は、大久手池の土手を造る際に半分破壊してしまったそうです。それで半分だけの前方後円墳になっています。
そして大塚古墳です。大塚古墳は復元を試み、造られたころの様子を再現したそうです。石を敷き詰め、埴輪を並べ、このような様子だっただろうということです。
大塚古墳前方部からの撮影
2013年の大塚古墳前方部からの撮影
案内の岡田さんは、草だらけの古墳がいいと。なぜなら、昔のままで手を加えていないからとおっしゃっていました。
確かに、復元してしまうと、そのように固定観念ができてしまう恐れもあります。また、違っているかもしれません。
しかし、見学者にはたいへん分かりやすいものになります。難しい問題です。
大塚古墳後円部からの撮影
この後昼食をとり、希望者で白鳥塚古墳を見学に行きました。白鳥塚古墳も門扉ができていたり、後円部に階段が造られたりとかなり変わっていました。
白鳥塚古墳にできた門扉
ということで、この見学会では、復元の功罪について考えさせられる見学会となりました。
志段味古墳群2019 おしまい