愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

入尾城 瀬戸市

2018年06月17日 16時23分57秒 | 瀬戸市
久しぶりの史跡めぐりです。「日本城郭体系9」に、入尾城がありました。

入尾城は、平安時代の末に平良兼の子孫滝口影貞によって築城されたそうです。
瀬戸市で最も古いお城だそうです。
この地は、水野郷と呼ばれ、滝口氏は後に水野氏を名乗ったそうです。水野氏と言っても、水野忠政の知多半島の水野氏とは別系統だそうです。(知多の水野氏は源氏が源流だそうです。)
水野氏は、室町時代の初め頃内紛が起き、勢力が衰え、時の城主水野致高(むねたか)が美濃守護の土岐持益に仕え、美濃の野尻村に移ったので、入尾城は廃城になりました。応永年間(1394~1428)のころだそうです。

入尾城の位置(Yahoo地図より作成)
入尾城は、北に高座山、玉野川(庄内川)、南に東谷山などに囲まれた天然の要害です。

入尾城は、現在は八幡神社になっています。

八幡神社鳥居

八幡神社本殿

この八幡神社の鳥居や常夜灯は「皇紀二千六百年」と記されていました。戦前にリニューアルしたようです。
また、名木として「アベマキの木」があり、それが「みずの名木物語」として紹介されていました。この辺りを「水野」と昔から呼び、現在に伝わっていました。昔の地名が残っていることは、とてもうれしいことです。

みずの名木物語


入尾城南の東谷山
入尾城のすぐ南側にありました。


入尾城北の玉野川(庄内川)
かなりの渓谷になっていました。

山と川に囲まれた要害であることがよくわかりました。
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