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愛知の史跡めぐり

愛知県の史跡を巡り、その記録を掲載します。

鳶ヶ巣(とびがす)砦跡 新城市

2016年10月03日 08時28分49秒 | 新城市
酒井忠次の奇襲にあった武田軍
医王寺山に登った後、ついでですので、鳶ヶ巣砦にも行ってみました。
鳶ヶ巣砦は、長篠の戦において武田軍が長篠城を包囲した砦群の一つです。しかし、設楽が原に陣を取る織田・徳川陣営から酒井忠次らの奇襲を受け、鳶ヶ巣砦をはじめとする砦群は、連合軍の手に落ちてしまいます。このことによって武田軍は退路を断たれ、設楽が原での決戦に至る契機となったのではないかといわれています。

狭い
鳶ヶ巣砦へは車で行きましたが、かなり狭い道でした。

目印にした「本久集会場」から鳶ヶ巣砦付近の駐車場までの道のり

駐車場は結構広くて数台の車が停まれるスペースがありました。看板もありました。「ここで駐車してください」と丁寧に案内していただけました。


将士の墓
案内に従って、尾根伝いに進んでいきますと、看板と石碑が立っていました。

戦没将士の墓

詳しくは見ませんでしたが、酒井忠次らに討たれた武田軍の将士の墓だと思います。

天正の杉
すぐ横に「天正の杉」というのがありました。
明治7年の台風で倒れた杉だそうですが、樹齢は300年以上たっており、長篠の戦いのときに生存していたということで、「天正の杉」というそうです。


土塁?
また、土塁らしきものも見受けられました。


この土塁らしきものから東の方は平坦な地形になっていて、兵が溜まるスペースかと思いました。

なお、ここから長篠城は木に阻まれて見渡すことができませんでした。