今日、明日は特に予定がなかった。(帰国前に無理をしないようにと元々予定を入れていなかった)
朝ごはんに、アンジェルにお土産としていただいたトリュフ入りのリゾット↓
しかし、まず、午前中に図書館宅へ行き、荷物を引き取らなければならなかった。延長して置かせてもらえればいいのだが、だめだった場合は?
今借りている留守宅はエレベーターなしの6階なので、さてどうしたものか。
昨日ランチに行った絵描きのママのイザベルに聞いてみることにした。
すると彼女は、荷物を預かることを快諾してくれた。
図書館夫妻のところへ行き、一応スーツケースだけでもあと2日間置かせてもらえないか聞いてみたが、もう明日にはシノンへ出発すると言うので、無理だった。
奥さんはご主人に「車で送ってあげたらどうか」と言ってくれていたが、ここパリでも駐車が最近難しくなっているとかで、難色を示したご主人を見て、タクシーの手配をお願いした。
大きなスーツケース(大・中)を引き取り、タクシーが到着するまでご主人は待っていてくれ、イザベルの家へ向かった。
そして、マスク着用のうえでイザベルの家に置かせてもらい、少しだけお茶をいただいて、お暇した。
そして、メトロで戻った。
すると 明日ランチをしようと言っていたフランソワーズ夫妻から、連絡が入った。
この朝くらいから連れ合いの具合もよくないこともあり、「あまり体調がよくないから、明日はゆっくりしたい」というと、すぐさま「どうしたんだ?」と聞いてきた。
事情を説明すると、「すぐにコロナの検査をしたほうがいい」といわれた。
が、この数日後の帰国に備えてPCR検査をする予定だったので、何度も検査をするのは避けたかった。
それにまだこの時点では、ただの風邪のような気がしていた。味覚も嗅覚もあったし、熱や咳はまったくなく、のどの痛みも治まっていたし、少しだるさを感じてはいたが、正直に言うと、2019年の春の寒気+のどの痛みや熱っぽいだるさなどの体調不良のほうがずっとつらかった。
薬をあまり飲まない、特に鎮痛剤は飲まない私が、何度か飲んだし、蕁麻疹の薬も2回飲んで、葛根湯も1日一回ここ数日飲んでいたので、薬のせいかと思い、もうこの日からやめることにしたくらいだ。
だが、フランソワーズは容赦がなかった。「じゃあ、とにかく、薬局で売っているオートテストをするべきだ」といった。
そして「もし陽性だったら、あなたたちはもう娘の留守宅を借りることはできないよ。少なくともこの2日後に娘家族は帰ってくるのだし」と。
本来ならこの日から、マリーエメ宅で3泊する予定だった。
しかし、マリーエメに昨日この状況を話すと、「私は手術を控えていて、マイコプラズマ肺炎(あくまでも図書館夫妻はコロナではないと言っていたため、マイコプラズマの話をしていた)はローラン(意志である彼女の夫)は伝染性だというし、とてもうちには来てもらえない」とマリーエメにも言われた。
マリーアンジュのご主人は、ここを借りることになった時、「ずっといてもいいよ。図書館夫妻の所に泊まるより安心だと思う」と言ってくれていたのだが、こうなった以上、確かにこのままではいられない。取り急ぎオートテストはしなければいけない。
そう思い、近くの薬局までキットを買いに行った。
すると検査結果は、陽性だった。 信じられなかった。まさか。と。
何かの間違いではないかと思った。それくらい、軽症と言えば軽症、というか、コロナの典型的な症状とは思えなかったのだ。
フランソワーズにそれを伝えた。
しかし、ここからフランソワーズは、やいやい言ってくることになる。
まずマリーアンジュに連絡をしたようで、今まではご主人のマニュエルと連絡していたのが、マリーアンジュからの連絡になった。
「明後日の夜に帰るので、昼過ぎまではいてくれていい。でも陽性なら、一緒に入られない。もし希望なら、近所のホテルの予約もするから」と。
もちろん言われなくてもそうするつもりだった。