コーヒーを飲んだ後、ローランスの兄夫妻は帰って行き、私はティエリと一緒にナントの町へと出かけた。
ローランスは妊娠初期ということで、「ボルドーやアルカションへは行けず、大事を取っていた」と説明し、ナントの街歩きもティエリ1人が案内してくれた。
まずは、ナント大聖堂。
残念ながら、去年(2020年)火災があったそうだ。
しかも放火ということだ。こんな美しい教会だったのに、と悔しい思いがする。
次は、ブルターニュ大公城。
城塞を歩くこともできる。さすが、ブルターニュ王国の首都ナントだっただけあり、立派なものだ。
ビスケットで有名なLUというメーカーはナント発ということで、その工場の「塔」が見える。今は移転したそうだが、塔は残り、上ることもできるそうだ。
LU↓
この地図の下に写っているビスケットがLUのものである。↓
街を歩くと、「Sushi Shop」というチェーン店もあり、フランスでは本当に日本食も人気がある。
帰宅後、Titouanのご機嫌を取ろうとするが、少し風邪気味で体調のせいもあったのだろうが、ひどく人見知りをし、大泣きし、ティエリさえ手に負えず「嵐、雷だ」と言ったほどで、滞在中ほとんど泣いていたのだった。
夕食も魚介、蛸のアペリティフと、メインはラングスティーヌと呼ばれる「手長エビ」のようなエビに、ご飯まで添えられていた。
ローランスは、日本より先に仕事で中国で何年か住んでいたため、食器や部屋の中にその時買ってきたと思われるものがいくつか見られる。