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フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

彼らは通り過ぎて、やっぱりまた戻ってきた。フフフ

2021-02-11 00:35:01 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

シャトードヴァンセンヌに遅れないようについた。

でもまだ誰も来ない。連絡もない。

お城の前のベンチで座って待つことにしたが、だんだん暗くなってくる。

暗くなると知らないところはやはり不安になる。

 

イタリアンレストランでの食事と聞いていたので、見当をつけて歩いてみたが、その名前はなかった。

 

すると、アニエスの親戚の奥さんのディアンヌから、「少し仕事で遅くなるので、店で待っていて」と店の住所が送られてきた。

いつまでもベンチで待っているよりはいいので、また歩き出した。さっき歩いたところとは反対の方だった。

それらしい店があり、予約を聞くと正解だった。入って待っていた。

すると、しばらくして、きょろきょろしながら、歩いているカップルが店の前を通った。

「あっ、アンリ!!」と思ったが、大きな声が出せず、手を振っても気づかず、通り過ぎていった。

そしてやっぱりまた戻ってきた。こういうところが彼等らしい。

 

アヴィニョンから来た二人だ!!

数日前にパリに来ていた彼らだが、聞くと何と、同じ日に「ナビ派」の展覧会も見に行ったというではないか。また今夜も凱旋門からメトロでやってきたという。

連絡をこまめにしていたら、彼らと会う時間がとれたかもしれず、残念に思った。

彼らは今日は、ルイ・ヴィトン財団で行われている「印象派」の展覧会に行っていたという。

そんな話をしていると、遅れて二人がやってきた。アンリの奥さんのアニエスの従弟の息子のJ・フィリップと妻のディアンヌだ。

 

彼らが奈良に来た時、案内をした。そのあと、2018年のヴァンサンの結婚式でブルゴーニュに行ったとき、アニエスのお母さんの家で泊めてもらったのだが、J・フィリップの両親、つまりアニエスの従弟夫婦に家にも招待してもらったりもした。

アンリ夫妻は私にとって親戚のような友人なので、彼らもまたそれに近いのだ。

 

ヴァンサンは、そのアンリ夫妻が洗礼式の両親ということで、来日の時、私を紹介したことから交流が始まっていて、彼もまた親戚に近い関係にまでなった。

 

たくさん友人がいるが、ここまでの関係の友人は10組もいないだろう。

特に今回の旅行で会う友人は、親戚レベルの友人が少ないので、貴重な再会であった。

 

アンリ夫妻も、ヴァンサンママも、ブルゴーニュ生まれのブルギニオンだ。

エスカレーターと言い、どうも私はブルゴーニュ縁で、親戚関係になりやすいのかもしれない。私だけかもしれないが、ブルゴーニュに、より「フランス人」を感じるのである。




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ディナーを考えて?昼はサンドイッチに。

2021-02-10 10:53:42 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

午後は、ジャックマールアンドレ美術館を再訪する予定だったので、帰りに美術館の前で車からおろしてもらった。

車の中から見えた建物、フランス銀行と書いてあった。日銀のようなものかもしれない。

 

これ、たぶん中国の建物だと思うが、マリーエメに「日本の建物?」と聞かれた。このようにまだまだ日本と中国の区別がつかない人は多い。

こちらがジャックマールアンドレ美術館

やはり貴族の館が美術館になっていて、併設のサロン・ド・テが有名でもある。

 

初めてパリに行くとき、日本人の友人から、「もしヴェルサイユへ行く時間がなければ、この美術館に行くといいよ」と勧められた通り、この美術館はさしずめ小さなヴェルサイユ宮殿?のようだ。

昨日のニシムドカモンドもちょっとそんな感じであるが、ここはもう少し規模を大きくしたといったところか。

 

とにかく、フランス、ヨーロッパを感じられる美術館である。



初めて来たときは、ここで記念にお茶を飲んだが、今はそれすら、財布が許さない!?もちろん食事もできるのだが、メニューを見ただけで、出ることにした。

そして、身の程に合った?パン屋さんで、サンドイッチを食べることにした。シューケット(シュー生地の小さいもの)をデザートに。

 

この日は、夜の外食の約束があるので、昼は軽めにしておく必要があるし、何より、下手なレストランやカフェのランチより、サンドイッチ(フランスではバゲット)が外れなく美味しいからだ。

ちがうところへも散歩に行きたかったが、明日からシャンパーニュへ行く用意もあるので、モンソー公園を抜けて、帰ることにした。




そしてマリーエメの家に戻り、翌日からのシャンパーニュ行の荷物を用意して、今日の夕食の約束の場所、シャトードヴァンセンヌに行く。凱旋門からメトロで一本なので、マリーエメが凱旋門まで車で送ってくれた。

 

この夜は郊外に住む若い夫婦と、その親戚夫婦(←大親友である)がアヴィニョンから会いに来てくれた。一緒に夕食する予定なのでとても楽しみだ。

 

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あのカフェの、あのショコラショー 

2021-02-09 08:28:11 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

今日はカフェオレボウルでスタート。

 

今日はマリーエメと午前中は、パレドトーキョーのあたりを散策に。

何度もパリに来ていても、もちろん知らないところもある。その一つだった。

こんなにエッフェル塔もよく見える場所なのに、知らなかったなんて。

そして、散歩の途中で、イブサンローラン美術館の前も通った。

こんな美術館があるのも知らなかった。以前ミッシェル夫妻と、モード・衣装美術館というところへは行ったことがある。地図であとで確認すると、そう遠くはない。さすが、ファッションの国。

 

向こう岸に見えるネギ坊主の頭のような教会は、ロシアの教会で、最近できたらしい。違和感があるといえばある。パリのど真ん中なのだから。

そんなものを見ながら歩いていると、見たことのある景色が広がってきた。

そう、ここはアルママルソー。ダイアナ妃が不慮の事故を遂げたところである。

この場所と言えば、初めてマリーエメが案内してくれたカフェ、がある。

もちろん、この日もそこでお茶になった。彼女のお気に入りだ。

初めて来たときは、別添えの生クリームのホイップを自分で入れるショコラショー(ココア)に感激したことを思い出す。

有名人?が来たことがあるのかもしれない。

そのスタイルは少し違っていたが、たっぷりのクリームがのったショコラが運ばれてきた。

私もお陰でこのお店が好きになり、この年のクリスマスのパリ滞在で、シャンゼリゼ劇場でバレエを見る前、すぐ近くにあったのでランチをした。

 

 

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え! ここは元「厩舎」だったの?

2021-02-08 00:06:05 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

シャンゼリゼ近くに診療所(ローランは総合医)があるので、マリーエメの運転で迎えに行き、そこで合流し、車はパリの郊外へ。

ヴェルサイユに行くという。ヴェルサイユには星がついているレストランも近くにあるとガイドブックで見たような記憶があるので、少し緊張したが、着いたところは、それよりはずっと肩のこらないイタリアンレストランだった。

特別なところ、と聞いていたが、それは、昔この場所はヴェルサイユ宮殿の中の「馬をつないでおくところ(厩舎)」だった。なるほど馬の餌を食べる溝状の長い台がある。その名残があちこちにみられるので、息子たちが子供のころから喜んでよく来ていたところだという。

黄色の矢印のところが、馬がえさを食べるところ↓

なかなか珍しい場所で、雰囲気も良かったし食事もよかったが、軽いランチの部類に入るとしても、とてもボリュームがあった。

しっかりデザートまでつけてしまい、ちょっと食べ過ぎた。

 

フランスの昼休みは長いので、ゆっくり食事を楽しみ、ローランを凱旋門まで送り届けたあと、私は前から行きたかったニシムドカモンド美術館で、下ろしてもらった。

こういう貴族の館風の美術館が多いので、美術に疎い私もこの空間にいるだけで、フランスに浸れるのがいい。

展示物に近づくと ブザーが鳴るようになっていて、うっかり上半身がロープを超えてしまったのか、「ブー」となったが、係の女性は「よくあるのよ」と言わんばかりに目が合うと、にっこりしていた。こういう寛大さは日本も見習いたいところだ。と、また「ブー」という音。別の人が越えてしまったようだ。

 

外に出て、近くの公園を散歩した。モンソー公園だ。

立地的にも落ち着いた公園である。

 

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フランスの裁判のコスチュームは古色蒼然!!!

2021-02-07 00:28:30 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

マリーエメの家での久しぶりの一泊は、ルイ君の部屋だったところ。

ここには、日本でシャルル君が買った古そうな絵の掛け軸が架かっていた。

「どういうものか」と聞かれた。

いろいろ考えて、答えてみたが、正しいかどうかはわからない。

こんな素敵なサロン。↓まるで美術館のよう。

朝ごはんは、ブルターニュの器で、フランス人の名前が書かれたもの。↓

ここでは以前もそうだったので、懐かしい。

マリーエメは紅茶派、ご主人のローランはすでに食事を終えて出勤したらしいが、彼はコーヒーだそうだ。

 

パンもとても美味しかった。

今日は夕方に約束があるので、午前中はマリーエメとルヴァロワという新しい街に行くことになった。ルイ君の家の近くも通るらしい。

 

この辺りは、最高裁判所の新しいビルがそびえる新興の街で、パリ市街の少し外ということで高さの制限外の地域らしく、有名な建築家のデザインであろうと想像できるような斬新な高層の建物が多かった。

そびえているのが、最高裁。↓

マリーエメは「(こういう建物は)好きじゃないの」と言い、私もフランスらしい建物が好きなので、あまり興味はないが、こんなところもあるということを知るにはいい。町ごとエコが考えられたつくりになっているらしい。

 

最高裁判所があるからか、この辺りには弁護士事務所が多く、何と、フランスでは今でも昔のコスチュームで裁判が行われるということで、そういうコスチュームを売っているお店まであった。

私がそれにびっくりしていると、マリーエメが「イギリスでは、鬘(かつら)もかぶるのよ」と言うではないか。あのモーツァルト?の様な鬘を今もだ!!!中世と同じ衣装らしい。ヨーロッパの歴史を感じる。

京都で装束を付けて蹴鞠や、時代行列をするのとはもちろん話のレベルが違う。そのような古式豊か?な衣装が「法廷」という特別な場ではあるが、一般人の仕事着として「現役」なのだから。

 

そのあと、バティニョール・スクワール(バティニョールという地区のスクエアという意味)という小さな公園の方へ向かった。

少し離れるだけで、こんなパリらしい公園がある。

 

小さなカフェで休憩をした。これがコーヒー。(フランスで「コーヒー」と頼むとエスプレッソ)

ここはローランが若いころ住んでいたところで、今もローランのお父さんが住んでいるという。歩いているとマリーエメの知り合いのご婦人たちに出会った。マリーエメは得意そうに?「日本から来た友達なのよ」と紹介してくれ、そのご婦人がたもとても好意的に話しかけてくれた。日本に来たことがあると言う人もいた。

 

さて、この日のランチは、渡仏前から「サプライズよ」と言われていて、ローランの昼休みに連れて行ってくれるという。

この家族は、いわゆるハイソな家族なので、ドレスコードを尋ねると、「そのままでいいのよ」というので、少し気が楽になった。

 

なぜなら、以前「トゥールジャルダン」に彼女の家族全員で行った写真を見たとき、マリーエメは昼間の正装?をしていて「短い赤い手袋」までしていたからだ。

 

どんなところか、とにかく楽しみだ。

 

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