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フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

シノン城の20人くらいの小さな騎士やお姫様達は元気いっぱいだった。

2021-03-05 00:08:21 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

鶏のささ身がメインのランチをいただき、チーズまで出たので、お腹を空かせるためにも散歩にでた。

シノン城へ。彼らの家はすぐ近くに建っていて、とても便利だ。ただ大きな城塞なので、全部見ようと思うと、時間がかかる。

また高いところにあるので、のんびり散歩しながら歩くと、景色も素晴らしく、疲れを忘れそうになる。葡萄畑もすぐ近くにある。

実は、前日に続きこの日も、風邪薬を飲みながらの観光だった。サンジェルマンアンレーの市場で買ったのどに効くという蜂蜜ベースの飴が役に立っているが、それだけではなかなかよくならない。

 

ドゥニは双眼鏡を持って来ていて、遠く川向こうのお城なんかを見せてくれた。

 

小学校低学年と思われる小さな子供たちのグループが、先生と一緒に来ていた。何をして遊んでいるかというと、中世の騎士とお姫様ごっこのような感じだった。ちょっとした衣装も着て、もしかすると学校の授業の一環なのかもしれない。舞台の上でなく、こんな本物のお城でその練習ができるとは、さすが芸術の国と感心させられる。

そんな彼等を見ていると飽きないが、先へ進んでいくと、投石器や、大砲のようなものが見えた。ここは城と言っても、実戦的な砦という感じの武骨な大きな城塞なので、当然と言ったところか。

子供たちも夕方までここで勉強したり遊んだりしていたが、夕刻になるとそれぞれの親が迎えに来て帰って行った。

 

私たちもソロソロ家路へ。

 

しかし、まだ終わらなかった。

帰ってから、車で今度は出かけるという。奥さんが魚を買いに行くと言っているのだった。

また川沿いを走り、今度着いたのは、川沿いの村で、モンソローという村だ。

私は帰国するまで知らなかったが、この村は三銃士を書いたデュマが「モンソローの奥方」という作品を書いた舞台の村らしい。

 

冷たい風が出てきて、夕方になると私の体調が悪くなり、いつ熱が出てもおかしくないくらいの状態で、寒くて震えそうだったが、せっかくなので頑張って、川沿いを散歩して、何とか村中も散歩した。

 

ほんとにこの体調が恨めしい。

 

奥さんの目的としていた買いたいものがなかったらしいが、きれいな夕日を見ながら、帰路についた。

 

今夜のメインは、かぼちゃの詰め物(ファルシー)と呼ばれるものだったが、少し変わった形をしている。日本のカボチャとは違い少し水っぽいので、お肉を詰めたり、チーズをのせて食べるのがいいのだろう。

明日は午前中はマルシェ(市場)に行って、午後はいよいよ今回のメイン?のアゼルリドー城へ連れて行ってくれるそうだ。

 

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シノンで見つけた日本びいきのマダムの店

2021-03-03 15:13:16 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

朝食のあと、庭を見せてもらった。

 

フランス人は、花や果物を育てたりするために、田舎の家を持つことも多い。

季節の果物を植えて、その収穫が小さな楽しみになるのだろう。

いとおしそうに話してくれた。

私が訪れたときは、梅やジャスミンの花が満開だったが、椿も少し見られた。

 

隣の家の庭に目をやると、無人だが、ルンバのような?草刈り機が、芝を刈っていた。

日本にあるかどうかはわからないけれど、初めて見るものだった。

花の咲く庭の片隅に手作りの石窯があり、家族で集まるとバーベキューをするそうだ。

 

庭を見た後は、地下のワインセラーを見せてもらう。深い深い地下室に降りていった。この地下室はらせん状の階段をかなり下まで降りて行く通常の地下室より深いもので、ちょっと驚いた。

気温は低いが、少し湿気があるようにも感じた。ドゥ二がカーブの中のワインを説明してくれた。

年代や銘柄で分けていると言っていた。

やはり、ここロワールのワインが多かったように思う。

 

そしてまず、午前中は、シノンの街歩き。

川沿いを散歩した後、中心街へと向かう。

小さいながらもお店やレストラン、カフェも集まっていて、便利そうな町だった。

将来別の機会に、シノンでアパートを借りるのもいいなとちょっと思った。鉄道駅もあるし、意外と便利かもしれない。でも一ヶ月以上になると、少し物足りなく感じる人もいるかもしれない。

 

日本に影響を受けたものが多く置いてあるあるブティックをのぞくと、感じのいいマダムがいた。日本のことをあれこれ尋ねてくるので、最後に又折り紙をプレゼントした。(この店には、実は折り紙も置いてあった)こんな小さな町にも日本びいきのマダムがいることを見ても、親日家が増えてきていることがわかる。

フランス人はお店に入っても話し好きなので、店の人と楽しそうに会話し、なかなか時間がかかる。このあたり日本人の感覚とは違う。

 

お昼は家に戻り、ランチをいただき、午後はシノン城へ行く。

 

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シノンの別荘は一目で直感的「ここだ!」と気に入ったそうだ。

2021-03-02 00:09:25 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

葡萄畑を見ながら、夕刻シノンに到着。体調がずっと悪かったので、一刻も早く暖かい部屋で横になりたいというのが本音だったが、対岸の川のそばで少し降りて休憩した。

 

そして、ようやく家に到着。

奥さんがこの家を見たとき「ここだ!!」と直感があったというその家は、大きな家でずいぶん手を入れたらしく、各部屋も綺麗だし、リビングがとても広かった。元々あった壁を取っ払ったとのこと。古い趣がある感じだった。

与えてくれた部屋で休んでいる内に、奥さんのジュヌビエーヴが、簡単な料理を作ってくれた。キッチンもとても使いやすそうだ。

ここは地下にワインカーブもあるらしい。

 

まずは、サロンでアペリティフだが、さすがにこの体調では、お酒は控えるしかない。

オレンジジュースをいただくことにした。ご主人のドゥニは、ポルトを飲んでいた。

スープに魚の燻製がメインで、街歩きの時買っていたトゥールの名物だというラムレーズンのクッキーを添えたデザートだった。

 

明日は、シノン城とシノンの街歩きをする予定だ。

 


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トゥールの街歩きの途中、ばったり出会った人は!?

2021-03-01 00:00:34 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

トゥールの町は、名前はもちろん知っている。

ロワールのお城巡りの拠点となる町として有名だ。

 

ロワールのお城は今までに来たことがある。学生時代にオプショナルツアーでいくつか回った。また2014年にはアンジェ在住のジェラール夫妻とともに再訪のシュノンソー城と、初訪問のアンボワーズ城とクロリュセに行った。クロリュセはダヴィンチゆかりの館として印象に残っている。

今回は未訪のお城に連れて行ってくれるそうだ。

 

3泊するので、今日はまずトゥールの町を散策する。駅も外に出てみると、素晴らしかった。

 

大きなはく製のある公園を抜けて、まずサンガシアン大聖堂を見た。たくさんの素晴らしい教会があるので、今となってはあまり覚えていないほどだ。

この貝の印、サンジャックの巡礼の道の印だ。↓

教会を出ると、こんな私の好きな道。

歩いていると、木組みの家が現れる。

アルザスにも多いが、ブルターニュやノルマンディーに近いここロワールでも多いようだ。




そして、向かいから歩いてくる日本人女性がいた。

まさか!!!そうだ、空港で声を掛けられたあの女性だった。少し近況を伺った。

毎日語学学校を楽しみ、午後は町を散策して、シニア留学生活を満喫しているとのこと。

治安もよく、徒歩でもあちこち行けるようだ。

 

私はもう2021年の3ヵ月滞在を考えていたので、それを聞いて「トゥールもいいな」と候補に入れたのだった。車に乗れない私がアパートを借りて生活することを考えると、田舎は好きだが買い物にも行けない。かといって物価や治安などを考えると、パリなどの大都市より田舎が良い。そこで少し規模の小さい都市がいいと思っていたからだ。

 

そしてその日本人マダムと連絡先を交換したが、その後残念ながら連絡はなかった。

 

この町は大学が多く、学生の町として有名で、多くの若者でにぎわっていた。

 

街歩きを続け、プリュムロー広場を通り、旧市街の小さなサロンドテで、休憩することにした。↓

もちろんパリより物価も安い。私はココアを飲んだが、とてもおいしくて、店員さんも温かく、好印象のお店だった。

 

町を歩いていると、日本ブームなので、こんなポットまで。↓


このクレープ屋さんの絵は、フランスの昔話の「赤ずきんちゃん」。ちょっとモダンガール風?↓

トラムも走っている。そして市役所、やはり美しい建物だった。



そして、ここから車で約1時間弱で、彼らの家のあるシノンへ向かう。

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疲れが出てきたのか、のどと頭が痛くなってきた。

2021-02-28 00:08:23 | 2019年春の旅行(シャンパーニュ・ロワール)

朝は、マルチーヌの妹さんが作ったクグロフだった。

マルチーヌの家に来るときは、ここ数年、必ずいただくことができる。

そういえば、マルチーヌの苗字は、ドイツ系で、確かお父さんがアルザスだと言っていたと思う。

 

マルチーヌはがんを患ったことも影響してか、食べ物はBIOにこだわっている。

緑茶にレモンを絞って蜂蜜やも入れて毎朝飲んでいると言った。

ナッツ類も沢山とっているようだ。

 

実は、この朝くらいくらいから、私の体調は良くなかった。

のどが痛く、頭も重かった。疲れが出てきているのかもしれない。またシャンパーニュの寒さか、パリの埃っぽさのせいだろうか。

でもとにかく出発しなければいけない。

中型のキャリーを以て行くので、ここから、パリ・モンパルナス駅まで、メトロの乗換えが楽な方法をマルチーヌが教えてくれた。

 

 

モンパルナスタワーだ。

12時35分発だったが、余裕をもって出てきた。この駅では、出発の3分前にゲートが閉まって、プラットホームに停まっている列車を見ながら、乗れなかった苦い思い出があるからだ。

(しかもその時、一緒に行くために待ってくれていたアンリモルガンさんにも、やむを得ず列車変更させてしまったのだった。)

図書館夫妻は、パリ在住だが、一足先に行って、冬の間放っていた畑などを耕したり、部屋の準備などもしてくれているということだった。

 

2014年だったか、パリの家にお伺いしたとき、「ベルサイユ宮殿の噴水ショーを見たことがないなら一緒に行こう」とお誘いがあったのだが、日程が帰国直前日だったので、時間に余裕がなく断念せざるを得なかった事がある。

良い提案だったので今でも惜しかったと思っている。

その時から、待っていてくれている夫妻だった。

 

いつも列車の中で昼食を済ませることにしている。その方が時間の節約にもなるし、夕食へのお腹の調節もかねて、サンドイッチにしたり、時には食べないで飲み物だけということもある。

 

そして、トゥールへ到着。定刻通り、13時48分に着いた。

体調不良も忘れるくらいの二人の笑顔が待っていた。

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