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フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

エスカレーターの乱

2020-12-24 22:03:23 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

さて、まだ続く、エスカレーターの乱。

お昼を食べた後、再び歩き始めた。

コルマールは、アルザスでストラスブールに次ぐ観光地なので、小さな町と言っても歩くと結構な距離にもなるし、商業施設も多い。

エスカレーターは「こういうふうに引きずられるように歩くのは好きじゃない」と言い出した。

誰だってそうだと思うが、つまり用のないところ、そして人が多いところを歩きたくないということだ。

時折現れるアルザスらしいお店や美術館の前では足を止める。

私は昨日見かけた、小さなアルザスの女の子が描かれた大きめのスーパーのエコバッグが欲しかった。それを見つけた!!HANSIという画家が描いている女の子で、HANSIの美術館があったのだ。

美術館には入らなかったが、併設されたおみやげ物屋には入れたので、いくつかこのアルザシエンヌ(アルザスの女性、女の子)のモチーフのごく小さくて軽いものを買うことにした。

もちろんエコバッグもあった。

 

それからまた歩いていると、惣菜店があり、奥さんはここでシュークルートを買った。

料理上手な奥さんの目にかなったものがあったようだ。

 

疲れてきたこともあり、お茶でも飲まないかと、言ってみた。

カフェはどこも人がいっぱいだ。奥まで行って尋ねたが、どうもすぐには席が用意ができないらしい。

こういう時、待つのがきらいなエスカレータだ。案の定不服である。しかしどこも同じように混んでいることもあり、少し待つことにした。

トイレも並んでいる。それほど時間がたつことなく、席の案内があった。

 

注文を取りに来た時、また信じられないことを言った。

私も奥さんもそれぞれ飲みたいものを頼んだ。

「では、ムッシュは?」「Rien(何もいらない)」

 

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アルザスはフランスじゃない????えー????

2020-12-23 11:38:58 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

そして、また歩いているとおなかがすいてきた。

よさそうな小さな店は12時オープンと言われたので、別の店を見つけた。

お店の人もいかにもアルザス人である。

シュークルートに合うワインをエスカレーターは尋ねている。

答えたものを「じゃあ、それで」と言わないのは経験済みである。ああでもない、こうでもないと言って、結局1番のおすすめではないものを頼んでいた。

シュークルートを食べるのは3度目だが、今回のが一番おいしく感じた。慣れてきてるせいもあるのかもしれない。

 

エスカレーターが席を外した時に、精算しておいた。

しかし戻ってきたエスカレータ―は、「デザートを食べよう」と、再注文をすることになった。

この時、隣では一人の男性が食事をしていた。

エスカレーターはその人に「どこから来たの」と聞いた。顔を見ればアルザスという感じだったが、彼は聞いていた。

 

「アルザスに住んでいるんだよ」

エ:「アルザス人か?」

「そうだよ。あなたは?」

エ:「私たちはブルゴーニュから来た。ところで、アルザスというのはフランスではないという人もいるね。コルシカ島と同じで」

と、初対面の人に言ったのだ。

わたしはびっくりした。その人が気を悪くするのではないかと。

でも明らかに「年寄りの言うことだから」という表情で、その人もあまり気にするふうでもなくニヤニヤ笑っている。

私はジョークを広げる意味で「あっ、あと、ブルトン人とバスク人もでしょ」と笑って言った。

 

さて、ここまではよかった。おいしく食事をしてまた歩く元気が出てきた。

しかし、それから大変なことが続くのだった。

彼は私が3度めのコルマールであることも承知である。2007年に、アルザス3人組(ヴォージュという山に住んでいるが、ムッシュは、コルマール生まれ)、そして2012年はストラスブール近くに住む夫妻がエギスハイムとコルマールを案内してくれた。2組とも生粋のアルザシアンであった。

エスカレーターのおじさんは、生粋のブルギニオンであるから、その辺りは

私も多くは期待してはいけないところではあった。彼らもまた、旅行者として、クリスマスマーケットを楽しみたいのだった。

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三度目のコルマール・・

2020-12-22 22:33:16 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

 さて、アルザス3日目、クリスマスマーケットも堪能して来た感じだ。

朝ごはんを食べながら、「今日はどこへ行くの?」とわかっていたけど聞いてみた。

「コルマールだよ。」「1日コルマール?」「そうだよ。昼ご飯を食べに戻り、また午後から行くんだよ」

それは、時間の無駄だと思った私は、1つ提案をした。

「今日のお昼はシュークルートを食べない?」「いいや、昼は持ってきたものを食べればいいから。」

「お世話になったお礼に、ごちそうしたいのだけど。」「えー、どうする?ご馳走してくれるらしいけど。」と奥さんに確認している。

「じゃあ、シュークルート食べよう。」

 

私は、かすかな望みをかけた。午前中コルマールに行って、午後は別に小さな村(未訪の)に行けるのでは?と。

しかし、私の期待は大きく外されてしまう。

おじさんが、今日コルマールにこだわった理由、それはコルマールでこの日の夕方、子どもたちが小舟に乗ってクリスマスソングを歌うという特別なイベントがあったためだ。

 

私は複雑な思いのまま、コルマールへ向かった。

車で15分くらいだ。ほんとに便利なところに宿をとってくれた。

今日は買い物の予定もなく、午前中にコルマールに到着できた。

しかし、駐車場を探してやっとこさ見つかったのはいいが、今度は自転車のマダムに街までの行き方を聞き、またそこでそのマダムとひとしきりいつもの長いお話。

そして駐車料金は先払いだったが、その方法がわからないので、またエスカレーターおじさんは、歩いてきた若い女の子に尋ねた。彼女は親切に教えてくれたので、やっと料金の支払いができた。

こういう時、フランス人はとても親切だと何時も思う。

 

そして、てくてく歩いていく。エギスハイムやカイゼルスブルグと比べると、大きな町だ。

まず、子供向けの乗り物やお店が多いところについた。

 

そこでもマーケットを見ながら、おじさんはどうも市場のほうに行きたがっているようだったので、そちらへと足を進めた。

市場は、リトルベニスと言われる運河の近くだった。

 

 

この運河のすぐそばのレストランで最初来たたときシュークルートを食べたが、残念なことに、その店はなくなっていた。

下の写真は、2012年・2回目に来た時、前を通って懐かしくて思わず写真を撮ったのだった。(春だった)

奥さんは市場でシュークルートを買いたいと見ているが、気に入ったものはなかったようだ。

私も蜂蜜やジャムなどひかれるものはあったが、ここで重いものを買うわけにはいかないので見ているだけにとどめた。

 

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カイゼルスブルグで「日本」に出会った。

2020-12-22 08:30:46 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

おじさんはとにかくゆっくり見て歩く。

途中ではぐれてしまい、待っていたのだが、結局戻ることにして合流できた。

帰りがけにあんまり疲れたので、公共的な感じの休憩所のようなところがあったので、ここで休憩できるかと聞いたら、いいということだった。

何か飲み物をと思って、温かい飲み物を頼んだ。しかしおじさんたちは何も頼まない。

はぐれたせいか、歩き疲れたからか、ご機嫌もよくなかった。

 

しかし、ここの休憩所で突然「日本」に出会った。テーブルにぽつんと置いてあるプラスチックのコップが目に止まった。そのコップに「柔道」と縦に日本語が書いてあったのだ。

そこにいた男の人に聞いてみると、この休憩所の2階が柔道の道場になっていて、その男性はそこで柔道の先生をしているとのことであった。この休憩所で飲み物を売っているのはそこの柔道のクラブの先生達であった。奈良の天理大学を知っているかと聞くと、もちろんだと言った。私はその隣の奈良市からやってきたというと、「日本にいつか行きたい。」というような話が随分弾んだ。子ども達もいたので折り紙などをすると、とても喜んでもらい、いつしかエスカレーターも笑顔になっていた。

そして帰りにまた覗いたマーケットでは、サントン人形によく似た人形を売っている夫婦がいた。アルプスのあるサボアからきているそうだ。日本にも興味があるようで、日本の話をし、折り紙をプレゼントした。すると、彼もまた「はばたく鳥」を折って見せてくれた。

そしてまたチョコレート屋さんで、やっぱりどうしてもショコラ―ショー(ココア)を飲んでおこうと思い、立ち止まって飲んでいたら、エスカレーターおじさんは呆れたような顔をして見ていた。それでもこれで最初で最後の訪問かもと思うと、やっぱり飲んでおきたかった。

80代の夫婦と一緒に歩くことが、なかなか難しいと感じることが続く。

昨日は奥さんは革のパンプスをはいて石畳を歩き、今日はブーツだったが、

「ここは石畳で歩きにくい。」と言っていた。80代でパンプスをはいて歩くほうが、私には信じられないことなのだけど。

 

帰ってからまた夕食を食べて、眠りについた。

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初訪問のカイゼルスブルグ

2020-12-21 11:29:41 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

 今日は、カイゼルスブルグへ行く予定である。

初めての訪問になるので、楽しみである。まだ行きたい小さい村は二つあったのだが、エスカレーターは時間があれば、という返事だった。多分ないということだろう。

というのも、今日もまた朝からスーパーへ買い物に行くという。

スーパーを見るのは嫌いではないので、一緒についていった。リーデルというスーパーで、彼らによるとカルフールなどより少し安いという。

洗濯がしたかったので、洗剤も買った。

クルミと木の実類が入って、くるみ割りもついている籠があったので、買ってみることにした。

 

スーパーから帰ってきたのが11時半。帰ってきて洗濯機を回し、お昼の支度をし出した、つまり今日もお昼を食べてから出発するようだ。

日本人の考え方ではありえないスタイルだった。

 

雨が降っている。駐車場に車を停めてから、結構歩かなければならなかった。もう3時半を過ぎていた。エギスハイム同様に、小さな村のクリスマスマーケットは週末のみ開かれるらしいので、人出が多いのであろう。

それでも初めての村ということで、わくわくする。まずおいしそうなチョコレート屋さんで、クグロフ型の小さなチョコレートを買った。私へのお土産である。

 

アルザスの街はもともとカラフルで、木組みの家も多く、クリスマス近くになると家の窓等に可愛い飾りがつけられているのが特徴だ。その飾りを見るだけでも楽しい。メルヘンチックなのである。

そしてドイツ領になったりしたこともあるからドイツ語表示もある。「・・何とか・・ブルグ」なんていう地名もドイツ語である。

そのせいか、それ以外の地域には失礼な言い方だが、フランスの中ではとても清潔で街もきれいに思える。

 

お店にもかわいいものがたくさんある。

そんなものを見ながら、歩いていると、栗を売っていた。焼き栗だ。食べたことがなかったので買ってみると、これがほくほくしていて、とてもおいしく大変気に入った。

フランスの秋から冬の風物詩をアルザスで食べることができて、満足だった。

フランス人はこういうとき、たとえアルザスでも殻を道に捨てて歩くのだが、わたしにはできなかった。ゴミ箱が見つかるまで袋に殻を入れて持って歩く。

 

 

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