goo blog サービス終了のお知らせ 

フランス人交友記録

フランス人との交流を通して感じたことを書いています。

リヨンから、再びスト真っ最中のパリへ帰る

2021-01-08 00:04:07 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

アルザスのクリスマスマーケット、そしてリヨンでフランス人家族と過ごすクリスマスを堪能し、いよいよパリへ戻る日がきた。

 

 パリへ戻る列車もストライキの影響で変更せざるを得なかったのだが、もう慣れたもの?で、フランソワたちと同じ列車が予約できた。

 

 朝、お世話になったこのアパルトマンの所有者にお礼のお酒をフランソワは用意していた。

 私には、「カードにサインだけでいいわよ」と言ったが、それでは申し訳ないので、小さな日本からのお土産を置いておくことにした。

 顔も見たことない人に貸してくれたことに感謝だ。日本人だったら、いくら友人の家族でもまずしないであろう。

 こういうところは、フランス人の温かさだ。たとえ両親であるフランソワたちがいなくても、日本人ということや、友人の友人ということで貸してくれたに違いない。

 

当初の予定では、夕刻パリ到着だったが、変更したので、リヨンを11時半に出てパリには2時間ほどで到着する。

 リヨン駅まではバスで行ったが、駅にはたくさんの人がいた。普通は15分から20分前に乗るホームの表示が出るのだが、それを待つ人の多いこと。やはりストライキの影響であろう。

 表示が出たのもギリギリで、ホームまで上がって車両までたどり着くのは大変そうであった。しかも職員が人数を制限しながらチェックしている。

 幸いチェックのところまでは行けたが、そこまでたどり着くことさえできない人たちが怒って大きな声をあげた。こんな光景を見るのは初めてのことだった。

 そりゃそうだ。やっと手に入れた切符、コントロールに時間がかかり、ホームまで行けないなんて、あってはならないことだ。

 

 でも私たちも他の人のことなど心配している余裕はなく、ホームまで上がって、車両へと急いだ。フランソワたちとはそんなに席は離れていない。

 少し落ち着いたら、双方が移動し、色々話した。次は3か月後、2020年3月下旬に日本で再会、一緒に九州旅行のはずであった。(コロナでそれは果たせなかったが、このときはまだそのことは、全く心配のないことであった。)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初めていただくほろほろ鳥と黄ワイン

2021-01-07 08:22:43 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

さて、今夜もクリスマスナイト。

今日のメインはほろほろ鳥だった。

ブリジットさんとこは牛肉だったのだが、七面鳥じゃないかと思ったマリーアンジュがかぶるのを避けてくれたようだ。七面鳥じゃなかったので、七面鳥は食べずである。なお、これ、Vin jaune(黄色のワイン)で煮込んでいるそうだ。

大人数ということもあり、いつも子供たちが先に食べてから、私たちがテーブルに着く。

子供たちは大人が食べている間、おとなしく自分の部屋で遊んでいたり、寝る用意をしている。

この双子ちゃんは、男の子が少し優秀で能力別クラスのうちの、いいクラスにいるらしい。双子でも同じクラスでなく、ちょっとシビアなのだ。喧嘩をするのは、女の子とその従妹の男の子だ。2人が大泣きをしたことがあったが、双子のお兄ちゃんはそういうことには巻き込まれない。少しほんとにお兄ちゃんなのだ。

マリーアンジュが泣いている2人を呼んでなだめていた。そうして、あっという間に仲直りしていた。従妹の子は年が1・2歳下なので、思うようにならないことがあると、無理にしてどうやら喧嘩になっていたようだ。

 

さて、最後のビュッデュドノエルは、何とアイスケーキだった!!!

う~ん、想像以上のおいしさ!!

そして、チーズがずらり。

このチーズは、この地方の名物、サン・マルスランだ。以前来た時もいただいた。とてもクリーミー。

マリーアンジュの妹とこの息子は、明日の朝早くパリに戻るらしく、「早く休むね」と別れの挨拶をした。離婚しているが、男の子が小さいので、元の夫と同じアパートに住んでいて、行ったり来たり出来るようだ。

そして、パリに戻り、お父さんの方の祖父母とのクリスマスが待っているとのことだった。

こういう状況でも、こちらの祖父母のフランソワーズも「あちらのおばあちゃんとこでも、楽しく過ごすのよ」と言っていた。

離婚してもかわいい孫の幸せを願う気持ちは一緒だ。双方よく理解できているのだろう。

 

そして、私たちもアパートへ戻ることにした。朝早く仕事に行くマニュエルとはもしかしたら、今夜が最後かもということでやはりキスの挨拶をした。

 

それにしても女の子は眠る前の挨拶として、毎晩お爺さんのフランソワに猛然と飛びかかるのがすごい。まるで大きな蝉のようにお爺さんに食らいついてキスをする。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランス人の典型的なNoel(クリスマス)

2021-01-06 11:27:08 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

さて、いよいよ今日はクリスマス。

私もいくつかのプレゼントを用意したのでそれをマリーアンジュに預けていた。

つまりクリスマスの朝、子供たちがツリーの下のたくさんのプレゼントの箱を見て喜ぶ!!からだ。

 

私たちが、マリーアンジュ宅についたら、映画やドラマで見たような光景がすでに広がっていた。

 

おばあちゃんからのフラメンコの衣装をもらった女の子は早速着ている。

男の子は日本辞典をもらい、お父さんとみていた。

上の写真は私へのプレゼント。こんなにある!!

たくさんのプレゼントなので、そのたびにキス「ビズ」をする。私も慣れたものだ。

一度、フランスに来る時の飛行機に隣り合わせたオーストラリアの青年が、「祖父母がフランス人なので、フランスに来るとキスのあらしで、戸惑う」と言っていたのを思い出す。

 

軽くお昼を済ませて、散歩に出た。

今日はリヨンの新しく開発された地区へ。マリーアンジュの夫のマニュエルは今日は休みなので家にいて、みんな一緒だった。23日はパリへ仕事で行って留守だったのだ。

カラフルで斬新な建物が目を引く。最近フランスにはパリもそうだが、こういう建物が増えてきているようで、ちょっと複雑だ。

バスに乗って帰宅する途中、大きな広場の前を通った。このテロー広場は前も来たことがあり、「ここで降りてもいいよ」と、フランソワが付き合ってくれて、少しだけ散歩してから帰った。

新しいところより、やはりヨーロッパらしくてこういうところが落ち着いていて好きだ。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

日本語ファーストの日仏家庭

2021-01-05 08:13:39 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

ブリジットさんの家に到着。リヨンの郊外になる。

庭にはクリスマスのイルミネーション。息子さんが高い木の上に飾ってくれたそうだ。

家の中も、クリスマスグッズであふれている。

娘さんが「どんだけ、好きなの?」というくらい、ブリジットさんが好きで集めたそうだ。日本からのものも、もちろんある。

やはり、ほっとするのは、畳にこたつ

畳は輸送を考えると湿気の点でイグサが難しく、和紙を使った畳なのだそうだ。この畳はダニアレルギーなどの心配もなく丈夫らしいが、欠点と言えば、香りがないことくらいと、彼女は言っていた。

温水洗浄トイレも備えられている。

 

この夫婦は珍しく日本人の夫、フランス人の妻のカップルだ。逆はとても多い。

ブリジットさんは、日本人以上に日本が好き?だ。何度か会っていて、ここに来るのも二回目だが、今回分かったことは、この家では、日本語ファーストなのだそうだ。

バイリンガルな家庭生活ではなく、家の中では日本語ということだ。ただし、子供たちは長くフランスにいるので、もちろんフランス語は問題なく、結果的にはバイリンガルだが。

 

これに従うブリジットさんが素晴らしい。

私もほとんどここでは日本語なので、彼女の日本語が違っていると、娘さんからダメだしされる。聞いていると気の毒になるくらいだ。

娘さんはズバズバ言うので、日本人からすると少し言葉がきつく聞こえるのだが、フランスでは普通のことだ。

 

今夜は、フォンデュを用意してくれた。みんなで好きなソースを、お肉につけて食べる料理だ。

その前のアペリティフもアンディーブやパプリカにクリームチーズの合えたものなど、種類が多かった。

 

おなか一杯になった後、ビュッシュドノエルだ。お手製で、たくさんの飾りが載せられていた。

 

そうそう、食事が始まった時、全員がサンタの帽子もかぶって、クリスマスムードいっぱいだった。

これは普通のフランス人の家ではしないと思うが、クリスマス好きのブリジットさん流であった。

 

一年半ぶりくらいの訪問だが、娘さんや特に息子さんは、段々マドモアゼルとムッシュになってきていて好印象だ。

この息子さんは、サッカーではなく、野球をしていて、キャッチャーだそうだ。「フランス人て、野球のようなチームプレーってできるの?」と、思わず言ってしまった。

 

日本からのお土産をいくつか頼まれていて、多かったこともあり、お金を払うと言っていて、いくつかはそのつもりだったのだが、やっぱりもらわないことにした。

結局列車の予約ができたので、来てもらうことはなかったものの、あの時ディジョンまで迎えに行くと言ってくれた申し出は、忘れることができない救いの女神のようであったし、彼女たちからもたくさんのクリスマスのプレゼントをいただいたからだった。

「どうして?どうして?」と困っている彼女に、私が「いいの。その代わり、またここに来るから!!」と言ったら、ご主人が笑った。

彼らが日本に2年ほど滞在していた時に知り合ったのだが、彼女はその間たくさんの日本人の友人ができたのに、家に招待してくれることはなく、唯一招待したのが私だったそうで、特別な思いを持ってくれていることがわかる。

名残惜しく、イブはふけて、アパートまで車で送ってくれた。

 

0時を過ぎて、部屋に帰って、私はうっかり、部屋の鍵を三つとも全部かけてしまったのだ。

フランソワーズたちは帰ってなかったが、鍵があるからと思って寝ようとしたら、チャイムが鳴った。

「全部かけたらあかないのよ、もう」と。外からは2つしかあかないようだった。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボジョレー

2021-01-04 00:22:31 | 2019年クリスマスの旅行(アルザス・リヨン)

アスファルトのところがあるとはいえ、石造りの家々があって、歩いていると嬉しくなる。

 

観光地化されていると言えばそうかもしれない。アトリエなども多く、クリスマスで宿やレストランは閉まっていたが、シーズンにはにぎわうのだろう。

日本人も来るらしく、簡単な日本語を話すお店もあった。

あるアトリエで、記念に小さなお皿をいただくことにした。もう車なしでは来られないこんな村を訪れることは最初で最後かもしれないからだ。

それに、ブリジットさんが、何度も「ほんとにうれしい。一緒にこうやって歩けて。」と言ってくれたその気持ちも、気分を高めてくれた。

夕日が落ちると、本当に金色に輝き、まばゆいくらいだ。

さて、ここに来たら、やはりワインのお店も見たい。

ブリジット夫妻と試飲をして、何本か買うことにした。

 

しかし、今年のヌーヴォーが、ほとんどない。「もしかして全部日本へ?」と言ったら「ウイ!!!」。

何となく残念な気持ちになった。

私は日本人だからまだいいけれど、フランス人の観光客が来たら、がっかりするだろう。

日本へのイメージも???

いや、そうだ、フランス人はヌーヴォーは余り好みではないのだった。

他の国の観光客は残念がるだろうが。

 

ブリジットさんのご主人が「ブルゴーニュのワインは頭が痛くならないんだ。」と言った。確かに赤ワインで頭が痛くなる人がいると聞く。日本では「酸化防止剤無添加の赤ワインは、痛くならない」という人もいる。

では、なぜブルゴーニュなら痛くならないのか。

ワインと頭痛の関係について、私のフランスの友人達の間でも諸説がある。

 

エスカレーターが前に言っていたことを思い出した。

ブルゴーニュワインは葡萄を単一種類から作る。しかし他の地方、例えばボルドーなどはメランジェ、つまり何種類かの葡萄を混ぜて作るという。そのメランジェに慣れないから、やはりブルゴーニュの人はブルゴーニュワインが好きで、それしか飲まない人もいるという。もしかしたら、頭が痛くならないというのは、そんなことが影響しているのではと思ったりした。

 

しかし、ボルドーの人もボルドーワインが好きでボルドーワインしか飲まない人もいるという。こうなるとそれぞれの地方のプライドによって好みが決まっているフシもある。

 

この店の人も日本に興味があって、いつか行きたいと言っていた。折り鶴をプレゼントするとすごく喜んだ。

 

さて、帰り道、ブリジットさんのナビは、ちょっと不正確で、回り道になり、ご主人も

だからフランス人はねえ。」と笑っていたが、何とか無事に彼らの家に到着。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フランス人交流


フランスランキング

ブログランキング


フランスランキング