
1991年、大地震が東北の街を襲いました。
その後、まもなくして津波が海辺の街を襲いました。津波が街をのみ込み、多くの人の命を奪いました。
先が見えない不安にさいなまれている被災者に、仙台市立の中学校合唱部の歌声が届きました。
震災により全国大会が中止になりました。この中学校の合唱部は、歌う予定になっていた「あすという日が」の曲を避難所となった自校の被災者に向けて歌いました。
その歌声が、傷ついた被災者の心をやさしく、あたたかく包み込みました。
この20年間に、震災で被災した人に、多くの歌がつくられ歌われ、また歌い手が被災地を訪れています。
音楽は、人の固まった心をときほぐし、元気にしたり、勇気づける力があります。
なかでも、私がいい曲だと思っている歌は『いつかこの海をこえて』です。
大阪から、この震災復興曲を歌いました。
視聴できます。
視聴やコーラスは、震災直後は、歌声を届けてくれてありがとう。いっしょに頑張ろうという気持ちにさせてくれます。
いまは、子どもたちが震災を知らないので、歌が震災を知るきっかけになることが多いようです。
これからも、合唱曲と震災が歌い継がれ、語り継がれていくことでしょう。
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