箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

時間は後戻りしない

2019年12月14日 08時08分00秒 | 教育・子育てあれこれ






時間は前にしか進まない。


失敗をする。
ミスをする。
過ちをする

こんなとき、なぜそうなったかを考えることは、たしかに大切です。

その点を改善したら、次回はうまくいくことも期待できます。

ところが、失敗やミス、過ちをしたこと、そのこと自体だけをいつまでも悔やみ、クヨクヨと思い悩んでいても意味はないのです。

時間は前にしか進まないのだから、過去に戻して失敗がなかったことにはできないのです。



また、過去を慈しむこともあまり意味がないのです。

「あのときは、がんばったよね。よかった」と思っても、時間は前にしか進みません。

ただし、「よかった」という過去から、なぜ「よかった」と思えるのかを人が学んでいれば、前に進むしかない時間にその学びを生かすことができます。

つまり、過去は見つめるものです。私は、よく中学生に言ってきましたが、「過去こそがすべて。未来はまだ何もないゼロの状態」です。


過去の集積が現在につながっており、現在は未来・将来を拓くのです。

中学生には、過去を見つめることができる人になってほしいと考えています。



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