SNS上には、「実は在日韓国人だった芸能人」というタイトルをつけた動画が溢れています。
その投稿をみると、投稿者の在日韓国人に対する蔑視的な意識を、わたしは感じとります。
川崎市では2015年ごろから、在日コリアンなどに対して差別的なデモ・ヘイトスピーチが相次ぎました。
そのため、2020年7月に川崎市は全国で初めて外国にルーツをもつ人びとへのヘイトスピーチを禁止する条例を施行しました。
この条例の特徴は、ヘイトスピーチをした場合にに罰則規定を設けたことです。
在日コリアンの人たちが日本にいるのは、かつて日本が朝鮮半島を植民地支配したことにさかのぼります。
そのことによって来日したり、戦後もさまざまな事情で日本に生活基盤をもつようになったりしたのです。
そうした歴史を知っていれば、その差別はがいかに不条理で、許されないことかを理解できます。
私たちができることは、少なくはないです。
「差別はダメだ」といろんな形で発信することは、それらのうちのは一つです。
SNS(ネット交流サービス)を使う、ヘイトデモに対して黙って反対の意を示すだけでもできます。
反差別の思いを共有し、広げていくのです。