
春になると、たんぽぽが俄然元気になり、ギザギザの葉を広げます。
たんぽぽは、ふつう黄色の花をつけます。
私は少年の頃から、毎年春になるとたんぽぽの花を見てきました。
そして、この歳になっても、毎年春に1回はすること。
それは、たんぽぽの花の茎を3cmほどの長さにちぎります。中が空洞になった茎からは白い液が滲みますが、その片方を噛んで丸い空洞を少し楕円にします。
唇にくわえて、その茎を吹くと音がして、笛になります。
子どもの頃は何度もしてましたが、これを毎年1回はしているのです。
さて、そのたんぽぽの花はふつう黄色ですが、箕面二中の中庭には、白い花のたんぽぽと中心だけが黄色く周りが白色のたんぽぽが生息しています。
25年ほど前、二中に着任したとき、見つけました。
たんぽぽは寒い冬の間は、地下に根をおろし、寒さに耐え、周りが暖かくなると、たとえ人に踏まれてもたくましく葉を伸ばします。
そして、花は鮮やかな黄色で、笑顔をふるまくかのように咲きほこります。
中学生も、たんぽぽのようにたくましく、笑顔をまきちらすようになってほしいものです。
笑顔は無敵、笑顔は最高のメイクアップです。
じっさい、笑顔の中学生は、輝き、まぶしいと思うこともあります。