こんなジョークがあります。
ジャック「オレさ、ぜったいに三日坊主にならない方法を発見したんだ」
トム「へえ、すごい! で、どうやるんだ?」
ジャック「4日やるんだ」
ドラえもんの名言のとおり、「1年の計は元旦にあり」とばかりに、「今年こそは1年間、1日も休まずに日記をつけよう!」と決心したのに、正月三が日で終了・・・というような経験はだれにでもあるのではないでしょうか。
日産自動車の社長兼CEOのカルロス・ゴーンも「計画」についてこう言っています。
「素晴らしい計画は不要だ。計画が5パーセント。実行が95パーセントだ」
この言葉、「計画が不要」と言っていないところがミソです。
「計画」は必要。でも、「素晴らしい計画」は要らないと言っているのです。
綿密に練り上げられた計画を立ててしまうと、心の負担になるだけでなく、途中でうまくいかなくなったときに「もうやめた」ってなりやすい。
(以上は西沢泰生著「1分で心に効く50の名言とストーリー」より、原文のまま引用)
中学生の定期テスト前の試験勉強も、同じことが言えると思います。
テストまでの1週間の試験勉強の計画を立てたとき、分刻みで綿密に決めている子がいます。
計画を立てることはたしかに大切ですが、細かすぎる計画は、結果的に計画に縛られることになります。
それよりも、おおまかに計画を立て、計画通りいかないときは、柔軟に学習予定を変更できるように「あそび」をもたしていた方がうまくいきます。
もちろん、ゴーン氏の言うように「計画」は必要です。
三中生のみなさん、勉強の秋です。中間テストに向け柔軟な計画を立て、学習にいそしみましょう。