言語空間+備忘録

メモ (備忘録) をつけながら、私なりの言論を形成すること (言語空間) を目指しています。

被災地での復興・救助活動にロボット投入

2011-03-26 | 日記
CNN.co.jp」の「被災地に軍用ロボット投入、危険地帯での作業に期待」( 2011.03.24 Thu posted at: 11:10 JST )

(CNN) 米ロボットメーカーのアイロボットが、東日本大震災の被災地で復興・救助活動を支援するため軍用ロボット4台を寄付した。日本のロボットチームと合流し、自衛隊の活動を支援する。

アイロボットは米軍に軍用ロボットを納入しているメーカー。地上走行ロボット「バックボット」2台と「ウォリアー」2台の計4台を寄付した。

パックボットは爆弾処理や偵察など戦場での作戦に使われるロボットで、重さは約20~27キロ、機動力とカスタマイズ性の高さが特徴。被災地ではセンサーを取り付けて福島第一原子力発電所など放射線濃度が高いとされる場所に投入し、放射性物質や化学物質などの異常を検知する。

2001年の米同時テロではニューヨークのビル倒壊現場で捜索にかかわった実績もあり、捜索活動にも活躍が期待される。

一方、大型ロボットのウォリアーはがれきや建物の残骸などを乗り越えて移動でき、約90キロの重量まで運搬が可能。消火活動に投入され、消防ホースを運んだりがれきを除去したりする作業に使われる。

いずれも800メートル離れた場所から遠隔操作でき、人間が近づけない危険な場所にも入り込むことが可能。ゲーム機「エックスボックス」「プレイステーション」のコントローラーで操作できるといい、アイロボットの社員6人が自衛隊員に使い方を指導する。


 米ロボットメーカーのアイロボットが、東日本大震災の被災地で復興・救助活動を支援するため軍用ロボット4台を寄付した。日本のロボットチームと合流し、自衛隊の活動を支援する、と報じられています。



 心強いですね。

 ただ、CNN のサイト (リンク先) には動画が添付されています。その動画を見ると…、すこし頼りない気もしますが、

   あくまでも「補助戦力」

として考えれば (活用すれば) よいと思います。活躍が期待されます。



■関連記事
 「輸送用機器操縦用ロボットの価値

原発復旧現場には安全ムードが高まっていた?

2011-03-26 | 日記
時事ドットコム」の「高放射線量、作業員に周知せず=東電「3人の被ばく防げた」-2号機に真水注入作業」( 2011/03/26-13:29 )

 東日本大震災で被災し、深刻な状況が続く福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の3号機タービン建屋地下で作業員3人が被ばくした事故で、東電は26日、1号機の同建屋地下で18日の時点で高い放射線を検出しながら、現場の作業員に周知していなかったことを明らかにした。1号機も3号機同様、地下に高濃度の放射性物質を含む水たまりがあり、東電は「しっかりと注意喚起していたら、今回の被ばくは防げた」と認め、謝罪した。
 一方、同社は26日、1、3号機に続いて2号機でも、消防ポンプによる原子炉への真水注入を始めた。真水には核分裂反応を抑えるホウ酸を混入、2号機は中央制御室の点灯も同日中に行う。また、1~3号機のタービン建屋地下で高濃度放射能が検出された水を慎重に排出。4号機の水についても、濃度分析を急いでいる。
 東電によると、18日に1号機タービン建屋地下の放射線を測定。1時間当たり200ミリシーベルトの高い放射線量を観測した。24日午前9時には、同建屋地下の水たまりの放射能濃度を測るため水を採取したが、測定担当者は高い放射線が出ていることを意識し、短時間で作業を終わらせたという。
 しかし、被ばくした作業員3人にはこうした情報は伝わっておらず、3人は同日午前10時から3号機のタービン建屋地下で作業を開始。約2時間後に作業を終えた後、線量計の記録から最大約180ミリシーベルト被ばくしていたことが分かった。同社は、18日に検出された高い放射線量の情報について「知っていたのは1号機の関係者だけだと思う」とした上で、「情報の共有に甘いところがあった。反省している」と述べた。




YOMIURI ONLINE」の「水たまりの危険性把握していた…東電伝えず」( 2011年3月26日13時42分 )

 福島第一原発3号機で作業員3人が被曝(ひばく)した事故で、東電はタービン建屋地下に高濃度の放射性物質を含む水たまりがある危険性を把握しながら、情報共有を怠ったため、作業員が水たまりに注意を払わず、事故につながった可能性があることが26日、わかった。

 東電は18日に1号機タービン建屋地下1階で毎時200ミリ・シーベルトの放射線量を検出、水たまりに高濃度の放射性物質が含まれる危険性を認識していた。

 しかし、3号機タービン建屋で被曝した3人が24日午前に作業を開始するまでに、1号機に関するこの測定結果は作業員に伝わっていなかった。1号機とよく似た3号機の作業場所に、高濃度の放射性物質が含まれた水たまりがある可能性が伝わっていれば、作業員の被曝は避けられた可能性がある。作業員たちは汚染された水につかって作業を行い、線量計の警報が鳴っても、誤作動と思い作業を続行した。

 東電福島事務所の小山広太副所長は「情報共有を徹底していれば、3号機の被曝事故は防げたはずで、反省している」と話している。




 情報共有に問題があった、というのはわかるのですが、そもそも、
なぜ、現場の作業員たちは汚染された水につかって作業を行い、線量計の警報が鳴っても、誤作動と思い作業を続行したのでしょうか?
常識的に考えて、「誤作動と思い作業を続行した」という部分が「おかしい」と思います。

   作業は「安全だ」、
   原発はすでに制御下に入っており、「安全だ」

といった「情報」というか「雰囲気」が、現場にあるのではないでしょうか? もちろんそういう気持ちにならなければ「やってられない」というところもあるかとは思いますが、「おかしい」と思いませんか?



 記事では、
東電は「しっかりと注意喚起していたら、今回の被ばくは防げた」と認め、謝罪した。
とも報じられています。情報を共有し、「しっかりと注意喚起して」いなければならないのは当然だとは思いますが、これも読みかたによっては、

   現場には「安全ムードが高まっていた」

ことを示しているとも考えられます。



 どうしてこんなことになっているのでしょうか?

 本当に安全になっている (なりつつある) のであれば、よいのですが、もしかすると東京電力が現場の作業員 (下請け会社の作業員) に対して「肝心の情報を隠している」のかもしれません。もしそうなら、「人命軽視」と断ぜざるを得ないでしょう。

 「海水注入の遅れは資産保護優先が原因」だったことを考えると、本当に「人命軽視」で「肝心の情報を隠している」のかもしれず、気になります。



■追記

 私が引用した報道につき、内容が「訂正」されています。引用します。



時事ドットコム」の「1号機で高い放射線量は間違い=タービン建屋の水たまり-東電が訂正発表」( 2011/03/26-18:07 )

 東京電力は26日夕の記者会見で、福島第1原発1号機タービン建屋地下1階で18日に水たまりを見つけ、高い放射線量を検出していたとの同日午前の発表は間違いだったと訂正した。
 東電はさらに、1号機タービン建屋地下1階の水たまり表面で毎時約200ミリシーベルトの放射線量を検出したとの25日の発表は間違いで、約60ミリシーベルトだったと訂正した。


福島原発の現状と、今後予想される危険

2011-03-26 | 日記
 すこし古い(一週間前)ですが、わかりやすく説明されています。



http://www.youtube.com/watch?v=etcASxPNzeU
3/17 福島原発の現状と、今後予想される危険~後藤政志さん



★以下は、Youtube に書き込まれているビデオの解説です。



3/17 緊急院内集会「福島原発の現状をどう見るか」

3月17日(木)午前10時時点で、福島原発で何が起きているのかという現状と、今後予想される危険について、後藤政志さん(東芝・元原子炉格納容器設計者、工学博士)が­解説しました。(30分)

【日時】2010年3月17日(木)10時~
【場所】参議院議員会館地下 B107号室
【発言者】後藤政志さん(東芝・元原子炉格納容器設計者、工学博士)
【内容】
(1)福島原発で何が起きているのかという現状
(2)今後予想される危険について

【主催】
原子力資料情報室
http://www.cnic.jp
柏崎刈羽原発の閉鎖を訴える技術者・科学者の会
http://kkheisa.blog117.fc2.com

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制作:OurPlanet-TV
http://www.ourplanet-tv.org