リンゼイ・アン・ホーカーさんの家族が帰国した。空港で父親が「裁判には満足している」と少し笑みを浮かべてコメントし、また判決の日に戻ってくると言い残し、しわくちゃな小さな写真を左手に掲げながら機上の人となった。
きっと、この日本の暑い夏を彼ら家族は忘れないことだろう。彼らが望んだ「日本の最高刑」は求刑されなかったけど、彼らは公判の過程でやっと娘の死を受容できたように見えた。長い道のりだったろうし、 . . . 本文を読む
リンゼイ・アン・ホーカーさんの裁判で、市橋の証言のなかに、リンゼイさんの言葉として「私の人生は私のもの」というのがあった。産経新聞の傍聴記事の中でみつけたとき、少し胸が熱くなった。
彼女を巧妙に自分のマンションにつれこみ、殴り、凌辱し、手足を拘束したままバスタブの中に繋いでいたようだ。リンゼイさんは凌辱されるときかなりの抵抗を試みたようだけど、その後、彼女は市橋が自分を殺害する決意をしていると感 . . . 本文を読む
昨夜、泥のように眠ったぼくは、天皇皇后両陛下が登場してくる夢をみた。不思議な夢だった。鉄柵門扉の横の狭い通用口を赤いフットで通り抜け、広いアスファルトの前庭に駐車していたら、天皇が迎えに出てきた。
建物の中は天皇と美智子さんだけしかいなかった。ぼくは体育館のような広い部屋に入り、床一面に散乱したモノの中から自分がこの家に預けていたモノをたくさん探し出し、「いつまでも預けておくのは申し訳ないから」 . . . 本文を読む
スクーリングが始まって5日目、平均睡眠時間が2時間15分くらいで、疲れ果てた。
端数の15分は、毎日午後の授業中に突発的に起こる「睡眠」だけど、これがなかったらどこかで倒れてたかもしれない。授業内容が難解だということはないんだけど、帰宅してレポートを準備したり、雑用が入ってどうしても寝付く時間が遅くなっていた。3日目は学校で知り合った人たちと帰りに飲んで、夜中の1時ごろからちょっと仕事してしまっ . . . 本文を読む
スクーリングの初日が終わった。ほぼ全員が何らかの形で福祉や教育の仕事に携わっている人たちで、先生も憚ることなくそれを前提に授業をしていたので、ずっと肩身の狭い思いをして、教室の室温が高かったこともあって、午後は窒息しそうになった。
でも、懇親会で隣にいたウーロン茶ばかり飲んでいたほぼ同年輩の人と話をしたら、彼はぼくが2カ月に1度くらい行く図書館に毎週末こもって勉強しているとのことで、急に話は盛り . . . 本文を読む