MIHOの旅

私は海外旅行先を選ぶ際に他の方の旅行ブログを参考にしています。私のブログもご参考になれば幸甚です。

ウズベキスタン旅行 その21 シャフリサーブス(4) ドルッティロヴァット建築群編

2011-09-30 05:57:49 | ウズベキスタン旅行
ドルッティロヴァットとは瞑想の家という意味だそうです。
ここにはコク・グンバス・モスクと、


中庭を挟んで、




宿坊と2つの廟があります。


上の写真の真ん中、青いドームが見えるのがシャムスッディン・クラル廟。


ティムールの父とその指導者シャムスッディン・クラルが葬られています。
1374年にティムールが建てました。
石棺はシャムスッディン・クラルのものらしいです。お父様のはどこだろう?


奥の廟はグンバズィ・サイーダン廟。




隣と比べると内装が…
ティムールの息子、ウルグベクが自分の子孫のために建てた廟です。
用意周到な性格だったんですね。


一番、右の墓石が窪んでいるのが分かりますか?
窪みに溜まった水を病気の患部につけると病気が治るとの言い伝えがあるそうです。


天井。現在は傷んでいますが、当時はとても綺麗だったんだろうなと思います。


さて、コク・グンバス・モスクです。




ウルグベクによって1434年に建てられました。


こちらの青の装飾はとても綺麗でした。


入口のドアの装飾も細かいです。


内部はフレスコ装飾が見られます。フレスコとは漆喰が乾かないうちに顔料等で絵を描く技法のこと。
天井。




全体で見てもとても美しいです。


奥には回廊がありその色合いもとても綺麗でした。


ウズベキスタンの柱は白が中心ですが、


床を見ると鳩の糞が…。お掃除が大変そうです。


中庭にはお土産屋さんが並んでいて賑わっていました。


秋でもお花が咲いていました。


以上で観光は終了です。


ウズベキスタン旅行 その20 シャフリサーブス(3) ドルッサオダット建築群編

2011-09-29 05:44:51 | ウズベキスタン旅行
ハズラティ・イマーム・モスクをまず見学しました。


白くて綺麗なモスクです。


中庭には大きなプラタナスの樹があります。プラタナスはスズカゲノキと言った方が
日本人にはピンとくるかも。


樹齢700年ほどの老木でした。つまり、ティムール時代からの樹!


ハズラティ・イマーム・モスクとくっついて建てられているのが、シャハンギール廟です。
シャハンギールってティムールの長男の名前です。


つまりティムールが24歳で戦死した長男の為に建てた廟です。


横から見たシャハンギール廟。


修復途中なのか、一部だけ直したのか良く分かりません。


更に回ってみるとかなりタイルがはがれていて悲惨でした。


中には入れないと思っていたら、中を見学することが出来ました。中は白くて綺麗でした。
屋根はちょっとボロボロでしたが…


大理石でできた石棺。


シャハンギール廟の前にはティムールが自分の為に建てた御墓があります。


物凄く大きな石棺でした。尚、ティムールはサマルカンドに眠っているので、中は空です。


ドルッサオダットとは「大いなる力の座」という意味だそうで、ティムールの偉大さを
表わす建築物となっています。でも、現在はボロボロで残念な状態。
修復が待たれるところです。

シャハンギール廟では露店が出ていて、日本語で「お土産ものを買わないか」攻撃があります。
女性がしつこく追いかけてきます。バッグとか巾着とか、スザニの販売が中心です。
しきりにハンドメイド、ハンドメイドと叫んで値段を言ってきます。
4つで12ドルだというので、買ってみました。
一つ3ドル。自分で作ろうとしたら大変。友達のお土産にすることにしました。








次は奥に見えるドルッティロヴァット建築群の観光です。



ウズベキスタン旅行 その19 シャフリサーブス(2) アク・サライ宮殿跡編

2011-09-28 05:19:51 | ウズベキスタン旅行
昼食後は観光タイム。
ティムールが残した最大の建造物アク・サライ宮殿跡に行きました。
現在は宮殿跡は公園になっており、中心にはティムールの像が建っています。
大きな公園です。奥に小さく観覧車があるのが分かりますか?
この公園にも遊園地が併設されています。ウズベク人は観覧車好きなのかな??


アク・サライ宮殿は1380年に着工され、ティムールの死後の1405年に完成したティムールが残した
最大の建築物です。


けれども16世紀にブハラのアブドゥール・ハンによってティームールの遺産のほとんどが破壊されてしまい、
現在は入口の城門だけが残っています。


ティムール像の前で結婚式を挙げているのが分かりますでしょうか。
ウズベキスタンでは、ティムールの像の前で友人、親戚を招いて結構式をするのが、
一般的だそうです。この日は4組のカップルがいました。
大体、ウズベキスタンでは二十歳前後で結婚するとか。若い新郎新婦でした。


後ろから見たティムール像。
ウズベキスタン人にとってはティムールは英雄で、今でも大人気です。


門の近くに行くと分かりますが、公園側はレンガがむき出しの状態。


門には観光客の悪戯書があったりと荒れ放題。悪戯した人へ。これは、世界遺産ですよ!
日本で世界遺産に落書きしようものなら、確実に捕まります。


一部当時のタイル床が残る場所は囲いがあり、保存されていました。
現在発掘中だそうです。一面、このタイルが敷かれていたら凄く綺麗だったろうなと思います。
見たかった!


さて、唯一残ったアーチです。人が映っているのでその大きさが分かりますでしょうか。
高さ38mの巨大なアーチです。


反対側の塔。


円柱の中央にアラビア文字が書いてあります。分かりますか。
これは東側の塔ですが、「スルタンはアラーの影である」という意味が書かれているそうです。


でも西の円柱には「スルタンは影である」としか書いていないそうで。
これを見たティムールは激怒して、建築家は塔の上から投げ落とされたそうです。


尚、今この塔は鳩が沢山集まる場所となり、糞が大変なことになっていました。


東の棟は2000スム(約100円)で登ることが出来ます。
ツアーには入っていませんが、ここで休憩となり、結局ツアーメンバー全員が塔に登りました。


高さ38m。それを螺旋階段で登ります。


途中、窓があったりするのですが、


かなり急な階段です。時々よじ登るみたいな高さの階段があります。


いつまで続くの~と思う位、ぐるぐる回って登ります。


途中にいくつか踊場があって少し休憩しながら登りました。


さて、頂上に着くとそこは凄く見晴らしのいい場所でした。
壊されてしまった宮殿はティムール像のある場所に建てられていたらしいのですが、このアーチから
宮殿まで大理石が敷き詰められていたそうです。又、宮殿の屋上にはプールもあり、当時を考えれば、
凄い造りだったとか。
アク・サライとは白い宮殿という意味だそうですが、宮殿自体は青と金のタイルで装飾されていたそうです。
大理石が白いので、塔に登ってみた時に白が綺麗だったのでそう呼ばれたのでしょうか?


隣の西の塔。かなり壊れているのが分かります。


宮殿の外の街の様子です。




登りはまだ良かったのですが、又狭い螺旋階段を下りるのかと思うと結構落胆。
塔の上で十分景色を楽しんでからでないと精神的に降りられません。
塔の上から階段を撮った写真。結構、閉塞感がありませんか?


帰りに公園の中にあるホテルのトイレを借りて(トイレチップを払えば借りられます)
バスでドルッティロヴァット建築群へ移動しました。
日本企業がウズベキスタンにも進出していると思うと凄いなと思って撮った写真。


又、ウズベキスタンは車社会で駐車場も結構稼働率が高いです。



ウズベキスタン旅行 その18 シャフリサーブス(1) ランチ編

2011-09-27 05:25:33 | ウズベキスタン旅行
シャフリサーブスに着くとすぐにお昼になりました。
民家を改造したレストランです。


素敵なお庭を見ながらのランチです。


メニューはこちら。太い春雨サラダみたいなもの。


トマトきゅうりは自分でカットして食べます。


ニンジンとキムチの浅漬けのようなサラダ。


サムサと揚げ餃子。


肉団子スープ。


サワークリームとナン。


メインのディムラマ。肉と野菜の煮込み料理です。


デザートはお菓子と果物。




この地方はザクロが有名だそうで、添乗員さんが剥いてくれました。


凄く甘くておいしかったです。


ウズベキスタンは果物が美味しいので、油っぽい肉が苦手な人は果物を楽しんでもいいかと思います。

さて。観光の前に。シャフリサーブスは2000年に世界遺産に登録された歴史地区です。
古くは「ケシュ」と呼ばれたシルクロードの要所の一つでした。
別名、「緑の町」とも呼ばれるオアシスの都市です。
7世紀に玄奘もインドへ向かう際に立ち寄っています。
又、ティムール帝国を創ったティムールの生まれた地として有名です。


「ティムールは作り、チンギス・カンは破壊した」という言葉が残るほど、
ティムールは色々な物を建築しました。生まれ故郷のシャフリサーブスにも
大きな宮殿を建設しています。

ウズベキスタン旅行 その17 ブハラ(14) ブハラからシャフリサーブスへ

2011-09-26 05:59:18 | ウズベキスタン旅行
朝食後はブハラを出発し、ティムールの生まれ故郷であるシャフリサーブスへバスで移動。


最後にブハラの街並みを見ながらのドライブです。


新市街は旧市街と全く異なる趣です。


集合住宅。


色使いがとても面白いと思います。


スーパーもありました。


駅を通り過ぎました。


郊外に行くと牛の市場がありました。ドナドナ~


こちらは羊かな??


工場らしきものがありました。


何にもない…


白が見えるところは塩害だそうです。海がない国なのに…


川を越えたり、


途中街があったり、




果実園があったり、


発電所があったり、


線路を越えたりと、


シャフリサーブスまではこんな景色を見ながら行きました。


この写真、お気に入りの一枚。






途中のガソリンスタンドでは給油のために車が渋滞。


ガソリンスタンドの標識。


でも、標識の先には開いているのか閉まっているのか分からないガソリンスタンド。
先ほどはあんなに混んでいたのに…


やってないのかな…



学校もありました。