MIHOの旅

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ウズベキスタン旅行 その7 ブハラ(4) ラビハウズ編

2011-09-16 05:31:54 | ウズベキスタン旅行
チョル・ミナルから徒歩でラビハウズ周辺の探索をしました。

ラビハウズは、旧市街の中心にある池(ハウズ)です。
ラビハウズには「力ずくのハウズ」と呼ばれていたという伝説があります。
伝説ではアブドゥールアジズ・ハーンの大臣ナディール・ディヴァンベギが街の中心にハウズ(池)を
作ろうとし、そこに住んでいたユダヤ女性に土地の売買を持ちかけましたが、断れたため、
大臣は彼女の家の下に運河を通し、家を流してしまったそうです。そして無理やり手に入れたとのこと。
手前には売店、レストランが見えますが、奥にはクカリダシュ・メドレセも見えます。


尚、ラビハウズは後ほど紹介をするクカリダシュ・メドレセ、ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ、
ナディール・ディヴァンベギ・ハナカ、の3つの大きな建築物に囲まれています。
水が汲んだり、洗濯がしやすいように、池には石段があります。
奥に見えるのが、ナディール・ディヴァンベギ・ハナカです。
カタカナばかりで自分でも訳が分からなくなってきました…


尚、ハウズの大きさは36m×46m。地元の方の憩いの場になっています。


チャイハナと呼ばれる中央アジアの喫茶店がハウズの周りを囲んでいます。
テーブル席もありますが、座式席が一般的です。
セルフ式でお店の入口でお茶葉を選んでお会計を済ませた後、急須と湯のみを持って
空いている席でくつろぎます。


尚、池の周りは公園にもなっていて、色々な像が建っています。
とくに有名なのがこの像。イスラム神学者のナスレッディン・ホジャ像です。
トンチ好きの神学者で、日本で言うと一休さんみたいな方かな??
ホジャはトルコだけでなく、ウズベキスタンでも愛される存在のようです。


こちらはラビハウズのシンボルとして、記念撮影に使われる像です。


のら猫がいましたが、太っています。栄養状態がいいようです。


こちらはクカリダシュ・メドレセ。ハウズ北側に建っています。


86m×69mの広さで、ブハラでもっとも大きなメドレセ(神学校)です。
アブドゥラ・ハーン二世の統治時代に、クカルダシュ大臣が建てました。


こちらはナディール・ディヴァンベギ・メドレセ。


1622年にナディール・ディヴァンベギ大臣が建てたメドレセ(神学校)です。


本はキャラバンサライ(隊商宿)として建てたのですが、
イマムクリ・ハーンが「メドレセ(神学校)」にすると決めて変更しました。


中に入ります。キャラバンサライをメドレセに変更したため、
このメドレセにはフジュラ(学生用の部屋)だけがあり、モスク、教室、および中庭に
アイヴァン(建物の正面や側面に設けられた屋根つきの空間のこと)がありません。
尚、現在フジュラは土産物屋になっています。この日はほとんどが閉まっていました。


フジュラは個室になっていて、独立しています。
ほとんど空いていないので、一周ぶらっと歩いてすぐに外に出ました。


尚、入口のアーチのティンパンには、二羽の鳳凰が爪で白い鹿を連れて太陽に向かって飛ぶ
様子が描かれ、又、太陽の真ん中には「顔」が描かれています。
偶像崇拝を否定するイスラムの教義に反して「顔」が描かれていることから有名になりました。


青の色鮮やかなタイルはウズベキスタンの特徴です。綺麗です。


最後に、ナディール・ディヴァンベギ・ハナカ。
ハナカとは巡礼者のための宿という意味だそうです。


壁がひび割れていたり、


レンガが剥きだしていたり、質素な造りのように見えます。


でも、ところどころの装飾が綺麗で素敵でした。