MIHOの旅

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ウズベキスタン旅行 その19 シャフリサーブス(2) アク・サライ宮殿跡編

2011-09-28 05:19:51 | ウズベキスタン旅行
昼食後は観光タイム。
ティムールが残した最大の建造物アク・サライ宮殿跡に行きました。
現在は宮殿跡は公園になっており、中心にはティムールの像が建っています。
大きな公園です。奥に小さく観覧車があるのが分かりますか?
この公園にも遊園地が併設されています。ウズベク人は観覧車好きなのかな??


アク・サライ宮殿は1380年に着工され、ティムールの死後の1405年に完成したティムールが残した
最大の建築物です。


けれども16世紀にブハラのアブドゥール・ハンによってティームールの遺産のほとんどが破壊されてしまい、
現在は入口の城門だけが残っています。


ティムール像の前で結婚式を挙げているのが分かりますでしょうか。
ウズベキスタンでは、ティムールの像の前で友人、親戚を招いて結構式をするのが、
一般的だそうです。この日は4組のカップルがいました。
大体、ウズベキスタンでは二十歳前後で結婚するとか。若い新郎新婦でした。


後ろから見たティムール像。
ウズベキスタン人にとってはティムールは英雄で、今でも大人気です。


門の近くに行くと分かりますが、公園側はレンガがむき出しの状態。


門には観光客の悪戯書があったりと荒れ放題。悪戯した人へ。これは、世界遺産ですよ!
日本で世界遺産に落書きしようものなら、確実に捕まります。


一部当時のタイル床が残る場所は囲いがあり、保存されていました。
現在発掘中だそうです。一面、このタイルが敷かれていたら凄く綺麗だったろうなと思います。
見たかった!


さて、唯一残ったアーチです。人が映っているのでその大きさが分かりますでしょうか。
高さ38mの巨大なアーチです。


反対側の塔。


円柱の中央にアラビア文字が書いてあります。分かりますか。
これは東側の塔ですが、「スルタンはアラーの影である」という意味が書かれているそうです。


でも西の円柱には「スルタンは影である」としか書いていないそうで。
これを見たティムールは激怒して、建築家は塔の上から投げ落とされたそうです。


尚、今この塔は鳩が沢山集まる場所となり、糞が大変なことになっていました。


東の棟は2000スム(約100円)で登ることが出来ます。
ツアーには入っていませんが、ここで休憩となり、結局ツアーメンバー全員が塔に登りました。


高さ38m。それを螺旋階段で登ります。


途中、窓があったりするのですが、


かなり急な階段です。時々よじ登るみたいな高さの階段があります。


いつまで続くの~と思う位、ぐるぐる回って登ります。


途中にいくつか踊場があって少し休憩しながら登りました。


さて、頂上に着くとそこは凄く見晴らしのいい場所でした。
壊されてしまった宮殿はティムール像のある場所に建てられていたらしいのですが、このアーチから
宮殿まで大理石が敷き詰められていたそうです。又、宮殿の屋上にはプールもあり、当時を考えれば、
凄い造りだったとか。
アク・サライとは白い宮殿という意味だそうですが、宮殿自体は青と金のタイルで装飾されていたそうです。
大理石が白いので、塔に登ってみた時に白が綺麗だったのでそう呼ばれたのでしょうか?


隣の西の塔。かなり壊れているのが分かります。


宮殿の外の街の様子です。




登りはまだ良かったのですが、又狭い螺旋階段を下りるのかと思うと結構落胆。
塔の上で十分景色を楽しんでからでないと精神的に降りられません。
塔の上から階段を撮った写真。結構、閉塞感がありませんか?


帰りに公園の中にあるホテルのトイレを借りて(トイレチップを払えば借りられます)
バスでドルッティロヴァット建築群へ移動しました。
日本企業がウズベキスタンにも進出していると思うと凄いなと思って撮った写真。


又、ウズベキスタンは車社会で駐車場も結構稼働率が高いです。